オウム死刑囚13人分散収容検討していた
日刊スポーツ2012年10月6日22時10分
地下鉄サリン事件など一連のオウム真理教事件で死刑が確定し、東京拘置所に収容されている松本智津夫死刑囚(57=教祖名麻原彰晃)ら13人について、法務省が昨年末、同拘置所を含めた全国7拘置所に分散して収容することを検討していたことが6日、同省関係者への取材で分かった。
昨年12月にオウム事件で起訴された全員の判決が確定。法務省は死刑執行に向けた議論を始めていた。
分散収容について同省関係者は「共犯者同士のトラブルを防ぐため、事件で起訴された全員の裁判が終結した後、別々の施設で収容することはよくあることだ」と話している。
法務省関係者によると、地下鉄サリン事件で殺人罪などに問われた遠藤誠一死刑囚(52)の死刑判決が昨年12月12日に最高裁で確定。刑場を備えた7拘置所に13人を分散して収容する検討を始めたが、公証役場事務長拉致事件などで特別手配されていた平田信被告(47)が同年12月31日、警視庁に出頭したため中止された。
法務省は共犯者が公判中の場合、裁判で証言を求められることが想定されるため、慣例として死刑の執行を見送っている。(共同)
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◆ 現時点での松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の刑執行は有り得ない・・・〈来栖の独白2015.6.6〉