「佐世保高1殺害事件」 県教委報告が加害者父を自死に追い詰めた 加害者義母の今後 2014/10/5

2014-10-10 | 少年 社会

佐世保同級生殺害 県教委報告が加害者父を自死に追い詰めた
 NEWSポストセブン 2014.10.14 07:00
<今は私自身生きる自信さえ喪失しかけておりますが、私の命をもってお詫びしても償うことはできない>
  佐世保同級生殺害事件の加害者A子(16)の父親は、謝罪文で綴った言葉に反して、10月5日に自死を選んだ(享年53)。7月27日の事件発覚直後より、最近のほうが落ち込みが激しかったという。父親の代理人弁護士が話す。
 「事件直後は気が張っていたのかしっかりしていたのですが、最近はうつのような状態で、沈んだりよくなったりを繰り返していた」
  父親には遺族への謝罪と弁済、そして何よりA子を更生に導くという責任の重い道のりが待ち構えていた。そこに「父親が悪い」といわんばかりの批判が襲いかかった。そんな不安定な夫を、5月に結婚した新妻は献身的に支えていたという。
  しかし、さらに父親を追い詰める出来事があったと知人男性が語る。
 「9月26日に長崎県教育委員会が事件前の学校の対応を検証した中間報告を県議会に提出したのですが、その内容について、父親は『事実と違う』という思いを抱いていたんです」
  報告書には、A子が小6の時に給食へ異物を混入した事件について、保護者の意向でカウンセリングが2回しか行なわれなかったことを指摘し、保護者への説得を重ねる必要性があったのではないかと記述。
  また、今年3月に起きたA子によるバット殴打事件を父親が学校関係者に口止めし、結果的に学校関係者から学校幹部への報告が遅れたことも問題視した。
 「父親はこれらの内容について反論したかったが、『自分が何をいっても言い訳になってしまうから』とこらえていました」(同前)
  本誌・週刊ポストは事件当時、父親との関係や家庭環境を凶行の動機と決めつけることは「短絡的、非論理的だ」(8月15・22日号)と指摘したが、多くのメディアでは父親へのバッシングが続いた。
  父親の死は、鑑定留置中のA子にもすぐに伝えられ、遺体と悲しみの対面もした。
※週刊ポスト2014年10月24日号
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 2014年10月10日 11時0分 NEWSポストセブン  
 佐世保同級生殺害 加害者の継母「私があの娘を支えなきゃ」
 10月5日午後4時過ぎ、長崎県佐世保市の豪邸で、同級生殺害事件の加害者の父親が首吊り自殺をしているのを、知人が発見した。そこは、7月27日、同級生を殺害し、首と左手首を切断したとして逮捕されたA子(16才)の生家。自殺したのはA子の父親(享年53)だった。
 地元でも最大規模の法律事務所を構え、有名企業の顧問弁護士として活躍し、かつては全国高額納税者名簿にも名を連ねていたという父親。A子は県内でも有数の進学校で東大を目指す優等生。兄は東京の有名私立大に学び、父と同じ弁護士を目指していた。
 しかし昨年10月、最愛の妻を病気で亡くしてから、彼の人生は大きく動き出した。「必ずすぐ再婚して」という遺言もあり、3月に婚活パーティーで知り合った30代女性のB美さんと5月にスピード再婚。その一方で、2月にA子を自分の戸籍から抜き、A子の祖母と養子縁組させた。また4月からは、A子に実家近くのマンションでひとり暮らしをスタートさせた。
 A子は凶行に至るまでに、父親の寝込みを金属バットで襲い、猫を解剖し、「人を殺して解体してみたい」と医師やB美さんらに明かしていたことがわかっている。B美さんを幼い時から知っており、娘のように思っているという人物が言う。
「死者に鞭を打つようだけど…最後まで無責任な男だったよ。B美は初婚だったし、いきなり2人の子供の母親になるなんて、彼女の両親は彼との結婚に猛反対していたんだけど、B美が選んだ人ならって、最後は押し切られた形だった。それがあの事件が起きて…。B美は“彼をずっと支える”って、言ってたけど、彼はあの事件を受け止めることができなかったんですよね。
 仕事の見込みが立たず、あちこちから非難の声がどんどん聞こえてきて、これからの生活をどうしていったらいいかわからなくなっていた。でも自殺なんかするかなぁ…。被害者遺族から民事で提訴されたって聞いたけど、これから裁判が始まろうとしているときにね…」
 そんなB美さんだが、加害者A子のことを思う日々を過ごしているという。
「B美は今相当追い込まれた状況だと思います。自分が家を空けた時に彼は自殺したから、“私さえいれば…”って。でもね、彼女は今も、実家に帰ってこようとしないんだよ。“私があの娘を支えなきゃ”って…」(前出・B美さんの知人)
 わずか結婚5か月で、B美さんが手にしたもののひとつが「巨額遺産」。冒頭の豪邸は、地元不動産によれば、土地・建物合わせて推定3億円にのぼるという。
「ある意味、事件の舞台となった家なので、売り出したとしても最低半額からのスタート。あとは買い手しだいです。ただ父親は地元でも有名な資産家で、弁護士としてもかなり稼いだだけでなく、株でも大もうけしたという話。遺書がなかったということなので、通常遺された妻には遺産の半分が相続されます。でもA子の事件に関しては、民事裁判で親の責任が問われ、賠償責任が認められるでしょう。その金額は1億円以上になるケースもありますね」(父親を知る弁護士)
 B美さんとしては、そういったことも含めて、遺されたA子をサポートしたいと思っているという。
「A子は今、県外の医療施設に身柄を送られ、犯行時の精神状態や刑事責任能力を調べられています。その結果で、地検が家庭裁判所に送致し、少年審判か、検察へ逆送致するか判断することになります」(地元紙記者)
 鑑定留置期限は11月10日。もうあと1か月もすれば、父親は娘と再び向き合うことができたはずだった…。
 ※女性セブン2014年10月23・30日号
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