元名大生 殺人事件の後悔「分からない」 「やるなら少年法で守られている間にやりたいよね」 2017/2/17

2017-02-17 | 少年 社会

殺人事件の後悔“分からない”
NHK NEWS WEB 2017/02月17日 18時54分 
 名古屋市で知り合いの女性を殺害した罪や仙台市で同級生2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとした罪などに問われている元女子大学生の裁判で、元女子大学生は殺人の罪について「後悔しているか」と聞かれると、「全く後悔していないわけではないが、分からない」と答えました。
 21歳の元女子大学生は、平成26年、19歳で大学1年生の時、名古屋市の自宅アパートで知り合いの77歳の女性を殺害したほか、その2年前に仙台市で高校と中学時代の同級生2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとしたなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われています。
 17日の裁判では、被告人質問が行われ、元女子大学生は「高校に入ってから人を殺すことへの興味が強くなった」と打ち明け、検察から殺人の罪について「後悔しているか」と聞かれると、「全く後悔していないわけではないが分からない。殺さずに大学生活を送れたかというと違う」と答えました。
 また、弁護側から「きのう法廷で証言した母親が殺害されたらどう思うか」と尋ねられると、「へーそうなのかで終わってしまう」と述べました。
 そして、この裁判の前、拘置所で書いていた日記に「拘置所の職員や弁護人を殺したい」と記載していたことについて、「殺したいという思いが頭を占めて、どうしようもなかった」と証言しました。
 さらに、裁判の前の少年審判で、裁判長から「最後に言いたいことはないか」と尋ねられた際、「裁判長の首を絞めたかったので、ネクタイをしてきてほしいと言った」と明らかにしました。
 裁判で弁護側は「被告は精神発達上の障害と、そううつ病の影響で責任能力はなかった」として無罪を主張しています。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です  
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元名大生の母「神戸の児童殺傷事件美化に愕然」「私たちが違う接し方していれば」公判で後悔と謝罪2017/2/16
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河北新報
<タリウム事件>やるなら少年法で守られる間に
 元名古屋大女子学生の裁判員裁判で、仙台市内の私立高時代に同級生だった男性が17日、検察側の証人として証言した。要旨は次の通り。
【凶悪事件に興味】
 元名大生とは高校3年間、全て同じクラスで友人だった。人当たりが良く、友達も多かった。周囲とのトラブルや言動に意味不明な点はなかった。テンションが異常に高いということもなかった。
 元名大生は高1の入学時、自己紹介で「趣味は仙石線に乗ること」と話し、「変わってるな」と印象に残った。普段は周囲の話を聞き、自分だけ話をするタイプではなかった。
 化学の知識が豊富で、高校3年時、既に大学の内容が書かれた本を読んでいた。化学の実験が一度あったが、他の授業と大して変わらない様子だった。
 高1の早い時期から少年事件など犯罪に関する話を日常的にしていた。神戸市の連続児童殺傷事件やオウム真理教などの話は数回聞いた。話題にする理由を尋ねると、「だってすごいじゃん」と言われた。
 当番制の学級日誌にその日の出来事などを記す欄があり、元名大生は同じ日に起きた過去の事件や犯罪者の誕生日を書いていた。担任は赤ペンで「こういうのもいいけど、最近の話も書こう」と書いていた。日常会話でも、日付が出ると「あの事件の犯人の誕生日と同じだね」と言っていた。
【教室にタリウム持参】
 元名大生が薬を大量に飲んで登校し、先生に注意されたことがある。自分から周りに言っていた。
 高1の時、冗談で「いつか本当に事件を起こすんじゃないの」と聞くと、「やるなら少年法で守られている間にやりたいよね」と返された。特に興奮している様子はなかった。
 元名大生が薬品を教室に持って来ているのを2度見掛けた。高2の春から夏ごろに硫酸タリウム、秋ごろに硫酸銅。休み時間に教室で瓶に入った状態で見せていた。元名大生は「硫酸タリウムだよ」と説明し、ラベルにも明記してあった。「ただのコレクション」「年齢を偽らないと買えない」などと言っていた。その時、同級生20人以上が教室にいたと思う。
 硫酸銅の中身を言わずに「なめてみて」と言われた。瓶には青い結晶状の薬品が入っていた。私は断ったが、半分、興味本位でなめた男子がいた。この時も教室に10人前後はいた。周りの目を気にする様子はなく、普通の声で話していた。
【「先生も知っていた」】
 元名大生は薬品を購入していたことを知られ、先生に指導されたことがある。元名大生が薬品を学校に持ち込んでいたことは高2当時、先生たちも確実に知っていた。薬品の持ち込みは、ほとんどみんなが知っている事実だ。
 (2012年の)劇物混入事件の被害男性(20)が「タリウム中毒」と診断されたことは知っていた。男性が車いすで登校した際、あまりにも様子が変だったため、担任に教えてもらった。高2の12月だ。この時は元名大生がタリウムを持ち込んでいたことと結び付かず、今は後悔している。
 薬品の知識が断トツにある元名大生に「盛ったのはお前じゃないのか」と冗談半分で尋ねると、「そんなわけないだろう」と強い口調で返された。こうした語り口は後にも先にもこの時だけで強く印象に残っている。
 大学1年の夏、高校時代の友達と「被害男性にタリウムを盛ったのは元名大生なのでは」と話し、タリウムについて調べたことがある。
 2017年02月18日土曜日

 ◎上記事は[河北新報]からの転載・引用です
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元名大生 公判 2017/2/7 妹に「未成年のうちに絶対殺(や)ってやる」とのメール 
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