連続不審死事件の木嶋佳苗被告「いつかまたどこかで、お目にかかりましょう」上告棄却 2017/4/14 判決訂正申し立て棄却決定 2017/5/9付

2017-04-14 | 死刑/重刑/生命犯

木嶋被告の死刑確定へ 連続不審死、最高裁が上告棄却 
日本経済新聞 2017/4/14 15:08
 首都圏で2009年に起きた連続不審死事件で男性3人に対する殺人罪などに問われた土井(旧姓木嶋)佳苗被告(42)の上告審判決で、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は14日、弁護側の上告を棄却した。一、二審の死刑が確定する。
 直接的な証拠はなく、一審・さいたま地裁判決は男性らが死亡直前に被告と会っていたことなど、複数の間接的な証拠をもとに殺人罪の成立を認定。二審・東京高裁も支持した。弁護側は「自殺の可能性がある」などと無罪を主張していた。
 一、二審判決によると、被告は09年1~8月、結婚サイトで知り合った東京と千葉、埼玉の当時41~80歳の男性3人に睡眠薬を飲ませた上で練炭を燃やし、自殺に見せかけて殺害するなどした。

 ◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です
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拘置所生活、ブログで発信=支援者と結婚、小説出版-木嶋被告
 死刑が確定する木嶋(現姓・土井)佳苗被告(42)は、裁判中に支援者の男性と結婚し、インターネット上にブログを開設した。自伝的小説も執筆するなど、拘置所内から積極的に情報を発信して話題を呼んだ。
 「木嶋佳苗の拘置所日記」と題するブログは、一審判決後の2014年に開設。東京拘置所から出した手紙の内容を支援者の協力を得て掲載しているという。「クッキーとメロンパンを食べ続けていたら2キロ増」と日常を紹介するだけでなく、「付き合いのあった3人の男性が亡くなったことは確かですが、なぜかは分かっていません」とつづった。
 ブログ開設の理由について、「報道によって作られた木嶋佳苗像が1人歩きしている」「止めるには、自分が語るしかない」と説明。一審の裁判員裁判を「悪人だという先入観を持たれたまま終わりました」と振り返り、二審判決後は「控訴が棄却されても、私は変わりません」と記した。
 最高裁判決に合わせ、13日付で更新したブログには、「いつかまたどこかで、お目にかかりましょう」などと記載した。
 支援者の男性と結婚し、400ページを超える自伝的小説「礼賛」も出版した。巻末では死刑に触れ、女性は執行例が少なく実質的に終身刑に等しいと主張。「罪と罰や更生の問題について考える人が一人でも増えたらという願いも込めて書いている」と結んだ。(2017/04/14-17:07)

 ◎上記事は[JIJI.COM]からの転載・引用です
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「魔性の女」木嶋被告の死刑確定へ
 FNN 2017/04/14 18:55
 インターネットの結婚紹介サイトで知り合った男性3人を殺害した罪などに問われていた木嶋佳苗被告(42)。最高裁は14日、上告を退け、木嶋被告の死刑が確定することになった。
 「私の近況。花の便りもにぎやかな卯月の十四日、午後三時に最高裁判所で上告審の判決宣告が行われます。確定まで残りわずかとなり、慌ただしい毎日です」。
 2017年4月13日午後9時4分、14日の最高裁判決を前に、自らの心境をブログにつづっていた木嶋佳苗被告、42歳。
 うその結婚話を持ちかけ、複数の男性から多額の現金をだまし取ったうえ、3人の男性を練炭自殺と見せかけて殺害した罪などに問われていた。
 一連の事件は、2009年8月、埼玉・富士見市で、交際相手の大出嘉之さんが、車の中で死亡しているのが見つかったことから発覚。
 ほかにも、交際相手だった東京・青梅市の寺田隆夫さんと、介護ヘルパーとして出入りしていた千葉・野田市の安藤建三さんを殺害したなどとして、1・2審ともに死刑判決が下された。
 そして、14日、最高裁判所は上告を棄却。
 死刑が確定することになった。
 2014年8月12日に更新されたブログに、「私と付き合いのあった3人の男性が亡くなったことは確かですが、なぜかは分かっていません。私は、何に対して謝罪すべきなのでしょうか」などと、「木嶋佳苗の拘置所日記」というタイトルのブログの中で、一連の事件について、「何に対して謝罪すべきなのか」とつづっていた木嶋被告。
 愛人契約や1億円の援助を受けるなど、「魔性の女」とも言われていたが、拘置所の中でも。
 2016年9月21日に更新された、木嶋被告のブログには、「『木嶋さんは、常に男性がいないとダメなんですか?』と弁護士に聞かれ、真剣に、『はい』と即答したSeptember」とつづり、「常に男がいないとだめだ」と語っていた。
 そして2015年3月には、60代の男性支援者と結婚する。
 2015年3月24日のブログで、「3月2日に婚姻届が受理されまして、私は正式に○○君の妻になりました」とつづった。
 さらに、2016年の8月ごろからは、夫以外の男性支援者を「王子」と呼び、「王子との面会デートは、目から入る快感そのものです」、「今週の王子もカッコ良かった。非の打ちどころがない、パーフェクトプリンス」などと、男性への恋心をつづっている。
 2016年12月26日を最後に更新されていなかった木嶋被告のブログ。
 これまで、判決に向けての思いは語られていなかったが、13日夜、突如ブログを更新。
 心境について、「自己責任を取らない人ほど自己責任を要求するが、そんなことは、やっぱり不可能なのだ、と」、「生きるのは自分でしかない。責任とは、生きるということ以外の何であるか、私はこれから考えてゆきたいと思っています」、「いつかまたどこかで、お目にかかりましょう。平成二十九年四月十三日 木嶋佳苗」などとつづった。

 ◎上記事は[FNN]からの転載・引用です
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木嶋佳苗の絶望「早期死刑執行の請願」心の奥底に母親との激しい葛藤
J-CASTニュース 2017/4/14 18:29
   木嶋佳苗(42)という女性を覚えておいでだろうか。婚活サイトで知り合った男性3人を練炭自殺と見せかけて殺害したと殺人罪に問われ、きょう14日(2017年4月)に最高裁で上告が棄却され死刑が確定した。その彼女が週刊新潮に「東京拘置所から愛をこめて」という手記を寄せている。
   彼女は獄中でも結婚、離婚、再婚をし、房内をパステルカラーのバスタオルで覆い、ベターッと開脚や筋膜リリース、タバタ式などのストレッチを欠かさず、好きなブラジャーや下着を着けながら、優雅に暮らしていると書いている。食欲は旺盛で、いろいろなサンドイッチを作って楽しんでいる。性欲は「考えないわけではないけど性欲で息苦しくなることはない」(木嶋)そうだ。
   自分が犯した罪については触れていないが、自分は無実だと主張しているようだ。だが、彼女は死刑確定後に法相に対して早期執行の請願をするというのである。その背景には母親との激しい葛藤があるようだ。母親は執筆することをやめなければ一切の支援を打ち切る、弟妹や甥姪との交流も禁じると宣告し、彼女がそれを拒否すると敢然と実行したという。
   拘置所内の生活は外部の支援なしでは立ちいかない。木嶋は母親のやったことを「悪意の遺棄」と書いている。それに、父親が母親によって「心を蝕まれた結果、還暦で死を選んだ」ことなど、複雑な家庭や母子の間の愛憎があるようだ。
   木嶋の学歴は知らないが、文章はうまい。拘置所内で多くの本を読んでいるそうだが、もともと書くことが好きで文才もあったのだろう。以前、ジャーナリストの青木理を好きだといっていたが、そのことはここには書いていない。不謹慎かもしれないが、編集者としては、彼女の文才を駆使して、犯罪を犯す人間の心理や行動について書いてもらいたいと思う。
   週刊新潮が以前から告発していた死刑囚・矢野治が告白した2件の殺しについて、ようやく警視庁が動き、遺体を掘り起こして異例の確定死刑囚の逮捕に踏み切った。この事件については以前にも書いているのでここでは触れないが、矢野死刑囚が殺人を告白たのは、殺人容疑で逮捕されれば死刑執行がそれだけ遅れるからだ。命を長らえたいがために自白したが、逮捕されると、その件とは何の話だ、知らねえと話すことを億劫がるようになってきたという。死を前にした人間はあの手この手で死からできるだけ遠ざかりたいために、いろいろなことを考えるのだろう。
   木嶋は手記のなかで、こういっている。「現在、130人程度の死刑確定者のうち約7割が再審請求をしている。その多くは、再審請求中は執行を回避できると信じて形だけの請求を続けている人だと断じてもよいでしょう」
   彼女のこの冷静さはどこから来ているのだろうか。

 ◎上記事は[J-CASTニュース]からの転載・引用です  “「死ぬまでセックス」で長生き?心臓病や前立腺がんリスク低下”など後半部分、大幅に略(=来栖)
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産経ニュース 2017.4.14 19:21更新
【首都圏連続不審死事件】木嶋佳苗被告「小菅ヒルズ」からブログ 拘置所暮らしに「女心分からんのか」
 木嶋佳苗被告は、インターネット上のブログで「セレブ生活」を紹介し、法廷でも独自の恋愛観を述べるなど、その言動でも注目を集めた。近年は、支援者を通じて、ブログに日々の拘置所生活の様子をつづっていた。
 1審の被告人質問では「愛人契約」での収入を弁護人に問われ、「収入は月平均150万円です」と返答。裁判員からの質問には「ハイクラスの男性に癒やしや活力を与えるのが自分の仕事」とも述べた。
 25年12月にブログ「木嶋佳苗の拘置所日記」をスタート。東京・小菅にある東京拘置所を「小菅ヒルズ」と呼び、拘置所内の食べ物事情や支援者との交流の様子などを投稿している。
 26年1月には、1審の裁判員裁判や報道に触れ、「私のように、逮捕直後から大々的に報道されてきた事件を、一般市民の裁判員が公正な裁きを下すことは不可能です」とつづった。
 散髪ができず「5カ月も切ってない髪型(原文まま)で好きな人と会うことが恥ずかしい、という女心を分からんのか」(28年9月)と不満を漏らすことも。
 「オスカーワイルドが言うように『女性というものは愛されるためにあるのであって、理解されるためにあるのではない』と思った未決最後のクリスマス」(同年12月)といった心境にも触れている。
 上告審判決前日の投稿は「いつかまたどこかで、お目にかかりましょう」と締めくくられていた。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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木嶋被告の死刑確定 連続不審死 
 日本経済新聞 2017/5/10 20:19
 首都圏で2009年に起きた連続不審死事件で殺人罪などに問われた土井(旧姓木嶋)佳苗被告(42)について、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は10日までに、上告審判決に対する被告側の訂正申し立てを棄却する決定をした。決定は9日付。被告の死刑が確定した。
 4月14日の上告審判決は弁護側の無罪主張を退け、「何の落ち度もない男性3人の命を次々と奪い、反省の態度も全く示していない」と指摘。一、二審に続き、死刑は避けられないと判断した。

 ◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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連続不審死事件の木嶋佳苗被告“早期の死刑執行を求めます”『週刊新潮』2017/4/20号に遺言手記 4月14日に上告審判決 
余命を諦めた「木嶋佳苗」の東京拘置所から愛をこめて(3)(4) 獄中結婚・離婚・再婚は、一番尽くしてくれる人を“精選” 『週刊新潮』2017/4/20号
余命を諦めた「木嶋佳苗」の東京拘置所から愛をこめて(1)(2) “小菅ヒルズ”での生活 『週刊新潮』2017/4/20号
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