村木厚子被告公判 石井一議員「「常識的に見て疑問だらけの捜査。事実に基づかないことを報道された」

2010-03-04 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

【郵便不正】「検察、もっと公正に」石井一議員が会見
産経ニュース2010.3.4 23:57
 虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)に対する大阪地裁(横田信之裁判長)の公判で証言した石井一参院議員(75)=民主党=は4日、閉廷後に大阪市内で会見し「常識的に見て疑問だらけの捜査。検察は公正に判断してほしい」と述べた。
 石井議員は「私自身、事実無根のことで犯人扱いされた」と指摘。弁護側証人として出廷した理由を「村木被告が気の毒。名誉を回復できると思い決断した」と明かした。
 一方、実体のない障害者団体「凛の会」元会長で元秘書、倉沢邦夫被告(74)=公判中=が名刺に石井議員の名前を使って犯行に及んだとされる点は「社会に迷惑をかけ誤解を生んだことに責任を感じる。ただ40年近くで何百人という秘書を雇っており、いま持っている名刺までいちいち点検できない」と述べた。
 また「検察を批判するわけではないが、政治的な思惑があるのではないのか」と捜査に苦言を呈し、報道機関にも「ほとんどが事実に基づかないことをベースに報道された。責任をどうとるのか」と批判した。
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石井一議員、証明書発行の「口添え」否定 郵便不正公判
 asahi.com2010年3月4日12時42分
 厚生労働省から自称障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会、東京)を郵便割引制度の適用団体と認める偽の証明書が発行された事件で、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われ、無罪を主張する同省元局長村木厚子被告(54)の第11回公判が4日、大阪地裁であった。当時衆院議員の石井一参院議員(民主)が弁護側の証人に立ち、凛の会側の依頼で同省側に証明書発行の「口添え」をしたとする検察側主張を全面否定した。
 検察側の構図では、石井議員は2004年2月、元秘書で凛の会元会長の倉沢邦夫被告(74)=元局長らの共犯などで起訴=から証明書発行への「口添え」を頼まれ、旧知の厚労省元部長(58)に電話で協力を求めた▽村木元局長は課長当時、この元部長から発行を指示され、担当係長だった上村勉被告(40)=同=に「議員案件」として不正発行を指示したとされている。
 石井議員は弁護側の質問に対し、倉沢元会長とは06年11月に会い、凛の会の定期刊行物に政治主張を掲載しないかと持ちかけられて断ったとし、同会に関する話をしたのはこの時だけと説明。元会長が口添え依頼のため04年2月25日に議員会館で面会したと説明している点は「絶対あり得ない」と述べ、その日は千葉県成田市で政治家らとゴルフをしていたと主張した。また、元部長とは面識がなく、電話もしていないとした。
 これまでの村木元局長の公判で、倉沢元会長は正規の証明書のつもりで石井議員に発行への口添えを依頼したと説明し、面会した際には議員から「障害者のためになるのはいいこと。厚労省に知り合いがいるから連絡しておく」と言われたと証言。元部長は議員とは親しくしていたとしたうえで、電話は「記憶にない」と述べていた。
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口添え全くないと民主・石井氏 厚労省の文書偽造事件
2010年3月4日 12時41分
 厚生労働省の文書偽造事件で虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた元同省局長村木厚子被告(54)=休職中=の公判が4日、大阪地裁(横田信之裁判長)であり、証人出廷した民主党参院議員の石井一氏が、検察側が主張する厚労省側への口添えの電話について「全くありません」と証言した。
 検察側の構図では、石井氏は元秘書の倉沢邦夫被告(74)=公判中=から依頼を受け、倉沢被告が設立した実体のない「凜の会」を障害者団体と認める証明書を発行するよう厚労省側に電話。口添えを受けた当時の同省部長(58)が、部下だった村木被告に「議員案件だ」と対応を指示した、としている。
 石井氏は証人尋問で、凜の会を知ったのは2006年と説明し、依頼があったとされる04年2月25日の倉沢被告との面会について「絶対にあり得ない」と否定。弁護側から示された自身の手帳を見ながら「千葉県にゴルフに行っていた」と証言した。
 元部長との面識は「覚えがない」とし、村木被告についても「見たことも(名前を)聞いたこともなかった」と断言。偽造の実行役とされる元同省係長上村勉被告(40)=同罪で起訴=とも接点がないことを強調した。(共同)
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「特捜なめるな」と調書署名迫る 厚労省事件で部下証言
2010年3月3日(水)18:47
 厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた元同省局長村木厚子被告(54)の公判が3日、大阪地裁であり、元同省課長補佐(61)が村木被告の関与を否定し「記憶になかったが、検事から『特捜なめるなよ』と何度も言われ、やむなく供述調書に署名した」と証言した。公判では出廷した証人が次々と調書の内容を否定。村木被告は逮捕以来、一貫して無罪を主張している。(共同)
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元局長の部下、調書「やむを得ず署名」…郵便不正
読売新聞2010年3月3日(水)22:34
 郵便不正事件に絡み、偽の障害者団体証明書を発行したとして虚偽有印公文書作成罪などに問われた厚生労働省元局長・村木厚子被告(54)の公判が3日、大阪地裁であり、当時部下だった北村定義・元企画課長補佐(61)(退職)が証人出廷した。
 北村元課長補佐は、村木被告の指示を認めた供述調書について、「記憶にないことが書かれていたが、検事に『特捜をなめるな』『1泊か2泊していくか』という趣旨のことを言われ、やむを得ず署名した」と証言した。
 検察側の主張では、北村元課長補佐は2004年2月頃、企画課長だった村木被告の指示で、自称障害者団体「 凛 ( りん ) の会」元会長・倉沢邦夫被告(74)に、証明書発行の担当者を紹介したなどとされる。
 北村元課長補佐は公判で、「記憶にはなかったが、検事から『倉沢被告があなたの名刺を持っていた』などと言われ、そういうこともあり得るかなと思った」と調書に署名した経緯を説明。最近になって、別の検事から倉沢被告が名刺を持っていなかったと知らされたことも明らかにした。
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郵便不正:別の元部下も否定 大阪地裁
 郵便不正事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)の第12回公判が10日、大阪地裁であった。部下だった当時の課長補佐(43)の証人尋問が行われ、村木被告から証明書を受け取ったとする障害者団体「凜の会」側が主張する厚労省の部屋の席などの配置を否定する証言があった。村木被告関与を巡る証言の信用性につながるだけに注目される。
 これまでの公判で、凜の会代表の倉沢邦夫被告(74)は、厚労省障害保健福祉部企画課や元係長、上村勉被告(40)がいた隣室の同課社会参加推進室の席などの配置に触れ「(04年2月25日、証明書発行を依頼する際)社会参加推進室から窓側通路を通って隣室に行き、(課長だった)村木被告にあいさつした」と証言。同年6月上旬ごろには、「課長席の正面で村木被告から証明書を受け取った」と話した。
 ところが、この日証人出廷した当時の課長補佐は「隣室との間はキャビネットで窓側まで仕切られ、行き来できるのは廊下側の通路だった」と指摘。さらに、「課長席の前にはつい立てがあった(ため正面には立てない)」とも述べ、倉沢被告が主張する部屋の配置を否定した。今月3日出廷した別の元課長補佐(61)も「課長席前につい立てがあった」と証言していた。弁護側によると、現在はつい立てはなく、部屋の窓側に通路ができているという。【日野行介】毎日新聞2010年3月10日 20時44分
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被疑者ノート「冤罪 こうして作られる」郵便不正事件 厚労省元局長村木厚子被告の公判で元係長上村勉被告
「罪なき罪」をつくる検察の大罪  元大阪高検公安部長.三井環 / 元広島高検検事長.緒方重威


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