〈来栖の独白 2017.8.20 Sun〉
「題名のない音楽会」。五嶋龍さんに惹かれて毎週、視聴するようになった。残念ながら、今春からだったか、五嶋龍さんは司会を降りた。残念、残念。けれど、本日も視聴した。
今日は、ランランと辻井伸行君のピアノ。ランランは、相変わらずの達者(超絶技巧)。ノブ(辻井伸行君)の演奏は、いつも大好き。聴き入る。今日はベートーヴェンのソナタ『悲愴』。胸が、いっぱい。
近年(2年か3年か、はっきりしない)、私は、カトリック聖歌、典礼聖歌ばかり弾いて、一般の曲を弾いていない。そのため、ノブの演奏にベートーヴェン懐かしさで涙した。ああ、いいなあ。ベートーヴェン、いいなあ。
矢も楯もたまらず、実に何年ぶりかで楽譜を引っ張り出し、ベートーヴェンを弾いてみた。滑らかには弾けないが、懐かしさがこみ上げる。特に『悲愴』は、しみじみとした曲想。私を安らぎで満たしてくれた。
これまで幾度も思った。カトリック関係の曲だけでも、ピアノ(オルガン)で弾くには曲が無尽蔵にある。私の人生では、弾ききれない。加えて、ベートーヴェンだのバッハだのショパンだの・・・わが人生に、「退屈」の文字は、ない、と。
頚痛という持病があるので、長時間弾くのは怖い。それにしても、ああ、楽しい。ありがたい。
*カトリック聖歌
161 あわれみの
266 なやみつつ
285 ふかき主の愛
353 うるわしき
371 みつかいの
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◇ 日々、ピアノに向かう カトリック聖歌を弾き「迎えてください」と祈る 〈来栖の独白〉
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◇ 世を去る 友をば かえりみたまえ 死こそは 神への 門出なりせば 2017.3.1
私の場合、テンポを揺らせてショパンばかり弾いていると、古典派の曲が弾き難くなってしまうので、ベートーベンも弾かなくては、と思いながらも暫く弾いて居ませんでした。
「悲愴」は本日の第2楽章が1番好きです。
ただ私は手が小さいので、指が届かなくて正確には弾けない所が有ります。
辻井伸行さんは、みなとみらい大ホールの3階席(抽選結果)の左側で聴いたことがありますが、涙が出るほど感動しました。
真上から見る感じでした。
本日の題名のない音楽会は大当たりでした。
私は物が捨てられない片付け下手なので、
次の番組「住まいのダイエット」も録画して毎週見ています。(笑)
「題名のない音楽会 」、出光まで、憎めなくなっちゃいました(笑)。そういえば、今年初め、映画『海賊と呼ばれた男』を観ました。出光の創始者らしいですね。
>辻井伸行さんは、みなとみらい大ホールの3階席(抽選結果)の左側で聴いたことがありますが、涙が出るほど感動しました。
すばらしい! 私は生演奏、聴いたことがないのです。聴けば、涙が出ることでしょう。ノブの演奏は、真に「音楽ってすばらしいな」「ピアノって、いいな」と思わせてくれます。彼は、奇蹟ですね。