2017.1.13 16:30更新
厚木の男児放置死、殺人罪の成立認めず 懲役12年に減刑、東京高裁
神奈川県厚木市の自宅アパートに斎藤理玖ちゃん=死亡当時(5)=を放置して死なせたとして、殺人罪などに問われた父親、斎藤幸裕被告(38)の控訴審判決で、東京高裁は13日、懲役19年とした1審横浜地裁の裁判員裁判判決を破棄、懲役12年を言い渡した。秋葉康弘裁判長は「死亡する可能性が高いと認識していたと言えない」と殺人罪ではなく、保護責任者遺棄致死罪を適用した。
判決によると、平成18年10月ごろから、アパートの一室に閉じ込めた理玖ちゃんにわずかな食事しか与えず、19年1月中旬ごろに死亡させたほか、死亡したことを当時の勤務先に伝えず、家族手当計41万円をだまし取った。理玖ちゃんは死後7年以上たった26年5月に白骨遺体で見つかった。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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◇ 斎藤理玖ちゃんは自力で立つことができず、か細い声で「パパ、パパ…」と呼ぶだけ…/父親を殺人罪で追起訴
◇ 齋藤理玖君の母親はなぜ消えたか「厚木市幼児餓死白骨化事件」の語られざる側面 『新潮45』2016年1月号
◇ 斎藤理玖ちゃん 生きていれば13歳 厚木の男児白骨遺体 最後の2年は暗い密室で 死後7年半顧みず
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◇ 埼玉・祖父母強盗殺人事件 少年(当時17歳)に懲役15年判決 東京高裁 秋葉康弘裁判長 2015.9.4.
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◇ 児童虐待7万件 こんな可哀想な死に方があるか 中2男子/斎藤理玖ちゃん/新藤力人ちゃん/吉田智樹ちゃん…
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