2008年2月1日 中日新聞朝刊
プロ野球の春季キャンプは1日から一斉にスタートする。ことしは全12球団が国内で始動し、3月下旬の公式戦開幕に向けて戦力アップを図る。
各チームが1月31日までに沖縄、宮崎両県のキャンプ地に入った。沖縄本島組では、北谷町、読谷村を拠点とする中日の落合監督がこの日のミーティングで1、2軍の振り分けを発表。連続日本一への第一歩を踏み出す。阪神はフリーエージェントで広島から移籍した新井が沖縄・宜野座村入りし、早くも1時間半ほど体を動かした。
梨田新監督を迎え、3年連続のリーグ優勝を狙う日本ハムは名護市入り。那覇空港では大物ルーキーとして注目される中田(大阪・大阪桐蔭高)が約300人のファンに迎えられた。高田新監督のヤクルト(浦添市)、横浜(宜野湾市)、広島(沖縄市)も宿舎に入った。
沖縄の離島では、石垣島で初キャンプとなるロッテはバレンタイン監督が入念に球場の整備状況をチェック。楽天はチャーター機で久米島へ、オリックスは宮古島に入った。
宮崎市で50年目のキャンプを迎える巨人の原監督ら首脳陣は宮崎神宮で、同市内で始動するソフトバンクの王監督らは生目神宮で、それぞれ必勝祈願した。渡辺新監督の西武は宮崎・南郷町に入った。オープン戦は2月23日から始まり、公式戦はパ・リーグが3月20日、セは同28日に開幕する。
キャンプ前の全体ミーティングに臨む落合監督=沖縄・恩納村のホテルで
◆リーグ優勝奪回へ竜も始動
中日は31日、沖縄県恩納村の宿舎で、選手、首脳陣、球団関係者らによる全体ミーティングを開いた。キャンプは29日まで行い、6勤1休で木曜日が休み。3月1日にヤクルト(浦添)、2日に日本ハム(北谷)とオープン戦を行い、3日に名古屋へ帰る。ウッズは8日の第2クールから合流する予定。
球場別のメンバーは次の通り。
【北谷球場】▽投手 川上、岩瀬、朝倉、川井、中里、吉見、中田、チェン、鈴木、山井、クルス、小笠原、菊池、久本、清水昭、高橋、長峰▽捕手 前田、田中、谷繁、小田▽内野手 荒木、立浪、井端、新井、森野、西川、ウッズ、岩崎、中村紀▽外野手 藤井、和田、李、井上、英智、中村一、堂上剛
【読谷球場】▽投手 金剛、佐藤充、山内、石井、平井、山本昌、斉藤、浅尾、佐藤亮、赤坂、樋口、高江洲、小林▽捕手 小山、清水将、小川▽内野手 堂上直、中川、谷、森岡、沢井、柳田、福田▽外野手 平田、上田、中村公、普久原
◆巨人が3班分け
巨人は31日、これまでの1、2軍に代えて、今季から導入した3班に振り分けたメンバーを発表した。ベテラン主体のA班が20人、若手主体のB班が45人、育成を重視する選手とリハビリ組のC班が15人(育成選手含む)の構成となった。
B班には内海、木佐貫らに加え、若手を引っ張る役割を期待されて高橋尚が入った。オフに手術を受けた小笠原や二岡、林らはC班に振り分けられた。
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<ゆうこのつぶやき>
裕也、昌、佐藤充・・・読谷かぁ。おや、浅尾も。和田の北谷は、当然といえば当然だが、あ~あ。