中日 落合GM マスコミの「外様」報道に不満 / 人材集め コネ・人脈関係なく「手腕を買い声かける」

2013-10-29 | 相撲・野球・・・など

中日に15年所属した落合GM マスコミの「外様」報道に不満
 NEWSポストセブン2013.10.29 07:00
 落合博満氏がゼネラルマネージャー(GM)として中日ドラゴンズに帰ってきた。2年前、リーグ優勝を果たしながらも監督を退任することになった落合氏。「外様ばかり」と地元のマスコミなどから批判されていた落合政権は、高木守道監督の就任で、中日OBに追い出される形で崩壊した。
 10月14日に愛知県一宮市民会館で行われた講演会では、落合氏はこう不満を漏らした。
「今のマスコミの書き方、なにが一番嫌いだってね、俺らをOBと認めてないから。みんなその書き方でしょ? 『OBがいなくなった』。俺、中日ドラゴンズで7年間現役やっているんだよ。OBじゃないんだって(会場笑)」
 落合氏は1979年にロッテに入団。1986年に「世紀のトレード」と言われた牛島和彦・上川誠二・桑田茂・平沼定晴との1対4のトレードで中日入り。1993年オフにフリーエージェント(FA)で中日から巨人に移籍。翌年、同率首位で並んだ巨人と中日が最終戦で直接対決する「10.8決戦」で、先制本塁打を放つなど活躍し、中日を破ったこともあり、一部の中日ファンは落合氏に拒否反応を示しているとも言われている。現役最後の2年間は日本ハムに所属した。
 20年の現役生活を終えた後、中日の監督に就任して8年間采配をふるった。計28年のプロ野球人生のうち、中日には15年在籍している。にもかかわらず、マスコミに“外様”呼ばわりされるのが、よほど気に障るようだ。
「外様だ、外様だと言われて。どうも抵抗感あってね。やっぱり、俺らをOBとして見てくれていないんだ。だって、俺、プロ野球界で15年間中日にお世話になっているんだよ」
 落合氏の野球人生のなかで、最も所属期間の長い球団が、中日であることは間違いない。
 ◎上記事の著作権は[NEWSポストセブン]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
中日・森繁和HC ドミニカ視察で3度ピストル突きつけられた
 NEWSポストセブン2013.10.27 07:00
 10月14日、愛知県一宮市民会館で中日・落合博満ゼネラルマネージャー(GM)の講演会が行なわれた。この日はゲストとして、中日のヘッドコーチに就任する森繁和氏が登場。数か月前から決まっていた講演会は、場所もゲストも、運命を感じさせるかのようなものとなった。
 この日の時点で、中日の来季のコーチ陣はまだ発表されていなかった。落合氏は森氏が壇上に姿を現すと、「(この場所で)初めて、おまえにヘッドコーチ要請するからな」と公開オファー。他のコーチ候補との接触については、「俺が電話番号知っているのは、モリシゲ(※森氏の愛称)だけ。(他のコーチ候補と)どうやって連絡取ります?」と否定した。
 ただし、森氏だけには「ヘッドコーチやれという前に、『ドミニカ行け』と言った」と連絡を取ったことを認め、「ドミニカ行くためには、簡単に航空券取れないもので」と理由を説明した。
 落合監督時代、森氏はドミニカ共和国へ外国人選手を探しに行き、トニ・ブランコ(現・DeNA)らを獲得してきた実績があるため、落合氏は森氏のドミニカラインを復活させようとしたのだ。講演会のなかで、落合氏と森氏はこう語り合った。
森:ドミニカに行けと言われれば行きますけども。
落合:それは、おまえしか行けねえもん。俺は嫌だもん(会場笑)。国の入り方も知らねえもん。でもおまえ、本当に良く無事で帰ってきたよな。(飛行機が)火吹いてなあ。
森:まあ飛行機は何とかなるんでしょうけども、(現地で)ピストルを突き付けられたこともあった。もうないかなと思っていた矢先に、もう1回行けということは、4度目のピストル事件があるかもわかりませんね。
落合:俺は何にも知らなくて、軽い気持ちで言っている。
森:保険だけは掛けといてくださいよ。
落合:自分で掛けてよ。
森:もちろん掛けてますよ(会場笑)
 森氏は過去にドミニカで相当危険な目に遭っていたようだ。もちろん、仲が良いからこその掛け合い漫才のようなトークだったが、落合氏は森氏が登場する前に、ドミニカ行きについて、こう話している。
「大変なところに行くんです。あれだけ丈夫そうなヤツが、向こうに行くと、必ず腹壊しますからね。痩せて帰ってくる。『無事に帰ってきてくれよ』というのが、俺がモリシゲに言えるたった一つのことなんです。無事に帰ってきてくれないと、行かせた責任がありますからね」
 いくら危険に遭っても、VTRで判断するのではなく、目で見て、獲得してくる理由を落合氏はこう語った。
「選手を見ないで、情報だけで『これは良い、これは悪い』となると、何にもしないヤツに、高いお金を払わなきゃいけないという結果になりますから。そしたら、皆さんだって思うでしょ。『コイツにこれだけの金出すんだったら、もっと他の選手に出せば良いのに』って」
 落合GMと森ヘッドがコンビを組む来季の中日は、どんな活躍を見せるか。
 ◎上記事の著作権は[NEWSポストセブン]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
落合GMの人材集め コネ・人脈関係なく「手腕を買い声かける」
 NEWSポストセブン2013.10.26 07:00
 選手として三冠王3回、監督して優勝4回、日本一1回。他の追随を許さぬキャリアを誇る野球人にして、中日GMに就任した落合博満氏(59)の主張は、ことごととく正論かもしれない。だが、その“オレ流”は世間から顰蹙(ひんしゅく)を買い、球界の慣例から逸脱しても信念を曲げない強さは、必然的に敵も作った。だが一方で、落合氏は球界関係者も首を傾げる「不思議な人脈」を構築している。
 多くの場合、監督は自らの人脈・派閥でコーチ陣を固めることが多い。巨人・原辰徳監督の場合は現役時代に巨人で共に戦ったメンバーを揃えている。
 楽天・星野仙一監督も、現チームでは中日の仁村徹氏がチーフコーチ。かつて五輪代表チームでお友達内閣と揶揄されたように、明治大学時代の人脈を厚遇することでも知られている。
 しかし落合氏の場合、そうした球界の慣例からすると異色の面々が脇を固める。懐刀の森繁和・ヘッドコーチにしても、前政権の総合コーチで来季の入閣が確実視されている辻発彦氏にしても、プロ時代の落合氏とさしたる接点はない。
 バッテリーコーチに招聘すると報道された達川光男氏は、落合氏と同じ東洋大学OB。だが、落合氏は大学野球部の体質を嫌ってわずか半年で退部している。学閥人事とは到底いえないだろう。
 落合氏は、一体何を基準にコーチを選んでいるのか。今回、谷繁兼任監督をヘッドコーチとして支える森繁和氏が語る。
「落合GMが声をかける人材の共通点は、“その手腕を買っている”という一点に尽きる。球団の推薦や親しい元チームメートなどという人間関係は全く考えない。たとえば(前政権で打撃コーチを務め、今回もコーチ就任が濃厚といわれる)石嶺和彦氏は、落合GMが現役時代に唯一左投手の打ち方について聞いた選手です。
 人間関係で選ぶわけではないからこそ、“期待とは違ったな”というコーチは1年で躊躇せずに切ることもできる。それは冷徹なようですが、逆にいえば実力に対してフェアな評価をしているということ。だから私のような一匹狼が集まってくるのでしょう」 ※週刊ポスト2013年11月1日号
 ◎上記事の著作権は[NEWSポストセブン]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
落合流ドラフト指名術 かつてT-岡田より平田を優先した理由
 NEWSポストセブン2013.10.26 16:00
 10月24日、プロ野球のドラフト会議が行なわれた。落合博満ゼネラルマネージャー(GM)を迎え入れた中日は、5球団が競合した桐光学園の松井裕樹投手を1位指名するも抽選に外れ、聖隷クリストファー高校の鈴木翔太投手を1位で指名した。最終的に育成選手を含めて8名を指名し、落合氏は「十分です。これだけ順調に取れれば」と語った。
 今回の落合氏のドラフト指名の戦略を読み解くべく、過去のドラフトを振り返ってみよう。中日は2005年オフの高校生ドラフトで、T-岡田(現・オリックス)を1位指名する予定だったが、落合監督(当時)の鶴の一声で変更になったという内幕がある。半年前の講演会で、落合氏みずから、こう話している。
「T-岡田、どうするかって話があったの。で、俺が平田(良介)いったの。岡田、どこ守らすんだ? これが俺のいちばんネックだった。(当時の中日には)ファーストに、タイロン(ウッズ)がいた。最終的には(ケガなど)いろんなことがあっても、森野がファーストにくれば収まる。そのときに、(ファーストである)岡田が外野守れるかどうか、これがメインだった。
 だったら、守れるヤツってことで、平田をドラ1でいったの。そのときのドラ1(候補)は、平田、岡田、日本ハムに入った木下(達生)、この3人の誰かだった」
 このときもGM的視点に立ち、チーム編成を考えた上で、平田の1位指名を推したようだ。平田は落合政権最終年となった2011年にようやく開花。今年も、15本塁打を放ち、レギュラーを張っている。一方のT-岡田は5年目の2010年に本塁打王に輝いたが、その後は苦しみ、今年はわずか4本塁打に終わっている。
  中日ではウッズ、トニ・ブランコ、マット・クラークと近年は外国人の長距離砲がファーストを守り続けているだけに、T-岡田が入団していても、いまだに守る場所がなかったかもしれない。
 ◎上記事の著作権は[NEWSポストセブン]に帰属します 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
中日・落合GM「俺がしゃべらなくなったのは、あいつのせい。山本昌が『黙っていてください』と言った」 2013-10-25 | 野球・・・など 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
落合博満氏 「常識」に喧嘩を売る人生 2013-10-23 | 野球・・・など 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
落合博満流CS代替案/「セ・パの区別なし」/落合博満がコミッショナーなら実現? 「3リーグ制」が球界を救う 2013-10-21 | 野球・・・など


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。