ネタニヤフ首相、汚職で起訴 政権固守の意向は崩さず 2019.11.22

2019-11-22 | 国際

ネタニヤフ首相、汚職で起訴 政権固守の意向は崩さず
 2019年11月22日 6:31 発信地:エルサレム/中東・アフリカ   [イスラエル 中東・北アフリカ]

  • イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(2019年4月10日撮影、資料写真)。(c)Thomas COEX / AFP
  • 中東エルサレムで、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相への連帯を示すデモを行う同首相の支持者ら(2019年11月21日撮影)。(c)GALI TIBBON / AFP
  • 中東エルサレムで、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相への連帯を示すデモを行う同首相の支持者ら(2019年11月21日撮影)。(c)GALI TIBBON / AFP
  • 中東エルサレムで、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相起訴を発表するアビハイ・マンデルブリット検事総長(2019年11月21日撮影)。(c)MENAHEM KAHANA / AFP

【11月22日 AFP】(更新、写真追加)
 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相が21日、汚職関連の罪で起訴された。イスラエルの現職首相が起訴されるのは初めてだが、ネタニヤフ首相は起訴を自身に対する「クーデター」と非難し、権力の座に留まる意向を表明した。
 イスラエルでは政権不在の状態が続いており、ここ1年で3度目の総選挙が行われる可能性が出ている。
 ネタニヤフ氏は収賄、詐欺、背任の罪でアビハイ・マンデルブリット(Avichai Mandelblit)検事総長により起訴された。起訴内容によると、ネタニヤフ氏は70万シェケル(約2200万円)相当の物品を受け取っていたほか、メディアグループに有利な規制改正をする見返りに、自身に好意的な報道を求めたとされる。
 ネタニヤフ氏は即座にテレビ演説で反論。「ここで起きているのは、首相に対するクーデターの試みだ」と主張し、「私は法の文面に従い、この国を率い続ける」と述べた。
 ネタニヤフ氏は法律上、有罪が確定するまで首相を辞任する必要はないが、政治的圧力は強まるとみられる。また、同氏が議会に不訴追特権を求める可能性もある。(c)AFP


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