働く人の電話相談、昨年の2倍 貧困や自殺願望も

2009-10-06 | 社会
2009年10月5日22時7分asahi.com
 日本産業カウンセラー協会は、9月の自殺予防週間に3日間、実施した「働く人の電話相談室」に昨年の2倍の1千件が寄せられたという結果を公表した。貧困など、相談内容にも不況の影響が色濃く見られ、自殺願望を打ち明ける人も多かったという。
 同協会が9月10日から12日まで、全国13支部で実施した相談の内容をまとめた。昨年度は535件だったが、今年度は1093件と倍増。男性は40代が135人、50代が131人と多く、30代も113人に上った。女性は60代が106人と最多、40代と50代が101人ずつだった。
 相談内容の多さで特徴的だったのは、昨年6位だった「経済的な問題」が2位になったことと、10位だった「転職・退職」が7位になったことだ。経済不況の影響を受けた人々が多かったという。1位の項目は昨年と同様、「生き方」で、特定の項目に当てはまらない将来への不安感などを訴えたものだった。協会は、月曜から金曜の午後3時から8時まで電話相談(03・6667・7830)を受け付けている。(上野創)

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