中部空港、初の赤字 景気後退で旅客減

2008-11-12 | 社会
2008年11月11日 朝刊
 中部国際空港会社が10日発表した2008年9月中間連結決算は、景気後退や燃料高に伴う航空旅客数の減少が響き、純損益が3億円の赤字になった。中間決算の赤字は05年2月の開港後、初めて。
 09年3月期の業績予想も下方修正し、純損益の見通しは当初の1億円の黒字から「20億-25億円の赤字になる」(稲葉社長)とした。
 中間決算の売上高は前年同期比6・6%減の252億円。国際線旅客数が前年同期より約20万人少ない259万9000人に減少。円高ウォン安で韓国からの旅行者が減り、免税店の売上高が2億円減少したことも響いた。09年3月期の売上高の予想は従来の533億円から493億円に下方修正した。純損益は「売店施設などへの投資をするかどうかが未定」とし、赤字額の見通しに幅をもたせた。

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