参院選2013.7.21 【生活】小沢一郎氏の影響力低下 獲得議席ゼロ 党ナンバー2 森裕子氏落選

2013-07-22 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

生活、小沢氏の影響力低下 獲得議席ゼロ
2013/07/22 02:47 【共同通信】
 生活の党は、小沢一郎代表の地元である岩手を含めて候補を擁立した5選挙区全てで敗北したほか、比例代表でも議席を獲得できなかった。現職8人のうち6人が改選だったため、党勢の大幅な衰退と小沢氏の影響力低下は避けられない。
 小沢氏は21日夜の記者会見で「大変厳しい結果だ。有権者の判断を素直に受け入れながら、愚直に活動を進めていく以外にない」と語った。今後の国会対応をめぐっては「基本的な考え方が一致する党、個人と力を合わせて政権との違いを鮮明にし、国民の理解をいただく」と述べ、野党再編への意欲を示した。
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【参院選】活「大きな流れに埋没」 小沢代表は姿見せず
産経新聞2013.7.21 22:31
 生活の党は、東京都千代田区の党本部近くのホテルに開票センターを設置したが、小沢一郎代表は連日の遊説で疲労がたまって体調が優れないことを理由に姿を見せず、予定していた中継を取りやめたテレビ局もあった。
 与党候補の当選確実が次々とニュースで報じられる中、生活の党では、候補者名を記したボードに花が飾られる場面はなかった。
 鈴木克昌幹事長は、党の発信力不足と、選挙態勢の構築が遅れたことを敗因に挙げた上で「大きな流れを前に埋没したような状況に追い込まれた。3年後の国政選挙までに態勢を整える」と、厳しい表情で述べた。
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【参院選】「民主政権の失敗大きい」生活の党、小沢代表
産経新聞2013.7.22 00:18
 生活の党の小沢一郎代表は、東京都千代田区の党本部近くのホテルに設けた開票センターで「大変厳しい結果だ。われわれの考え方が国民にうまく伝わらなかった。民主党政権での失敗が(敗因として)一番大きかった」と、かすれがちな声で語った。
 連日の遊説による疲労を理由に当初は姿を見せなかったが、体調が回復したとして午後10時半すぎに記者会見した。
 次の衆院選で政権交代を目指す考えに変わりないかとの質問に「変わりません」と強い口調で答え、「自分たちの主張を理解してもらえるよう、愚直に努力していくしかない」と述べた。
 地元の岩手選挙区から無所属で当選した平野達男前復興相については、民主党政権の閣僚経験者でありながら自民党に接近したと指摘。「私の政治家、人間としての生きざまから考えると信じられない」と批判した。
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【参院選】新潟では生活ナンバー2の森氏が落選 「信用取り戻せず」
産経新聞2013.7.22 00:19
 新潟選挙区(改選数2)では、党ナンバー2の代表代行として小沢一郎代表(71)を支えてきた生活現職、森裕子氏(57)の落選が決まった。森氏は「(小沢代表の政治資金をめぐる)一連の事件で失った小沢代表や党への信用を取り戻せなかった」と肩を落とした。
 新潟市の事務所には支援者約20人が集まったが、午後10時半ごろ、対立陣営に当確の一報が入ると重々しい雰囲気に。白いスーツ姿で登場した森氏は「あと一歩だったが私の力不足」と頭を下げ、「多勢に無勢、全県に手が回らなかった」と敗因を述べた。
 小沢氏の側近として知られる森氏。「原発ゼロ」を訴えて女性票中心に無党派層の取り込みを図った。だが民主からの離党で連合新潟などの支援を失った痛手は大きく、陣営幹部は「組織の違いを見せつけられた」ともらした。
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【参院選】生活・森氏「多勢に無勢」 代表代行辞任を表明
産経新聞2013.7.22 00:09 
 新潟選挙区での接戦に敗れた生活の党代表代行の森裕子氏(57)は新潟市の選挙事務所で、「あと一歩までたどり着いたが、多勢に無勢だった。全ては私の力不足」と無念さをにじませた。代表代行の進退については「当然、辞任することになると思う」と語った。
 森氏は小沢一郎代表と長年の盟友関係で、平成13年は旧自由党から、19年は民主党から出馬し、当選。昨年、小沢氏とともに消費税増税法案に反対し、離党していた。
 小沢氏がしばしば応援に入り、森氏も終盤、「小沢氏の最後の戦い」と訴えたが、立正佼成会を支持母体とし、連合新潟の推薦を受けた民主党の風間直樹氏(46)の組織力に敗れた。
 初めて選挙区を制することが確実となった風間氏は、事務所で「逆風もあったが、ほっとしている」と支援者に感謝した。
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小沢一郎氏 厳しい戦い 情勢調査で「当確」ゼロ/自転車遊説でメディアの注目を集めなければならないほど 2013-07-12 
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森ゆうこ著『検察の罠』から、小沢氏と森氏の対談
p245~
森:ひどいですよね。何でマスコミはあそこまで小沢先生を叩くんでしょう?
p246~
小沢:結局、官僚支配なんだよ。その点は同じなんです、官僚と。たぶん官僚以上に既得権や利権を持っているんだよな。電波とか再販とか。
 だから官僚支配が一番いいんだよ、マスコミは。新聞は再販で保護されて、テレビは一度取った免許は4年から5年に1度必ず見直されるはずなんだけども、実際は一度取ればずっとやれるからね。僕が目の敵にされるのはそういうことを含め、不必要な規則はなくしたほうが良いという意味のことを言うからですよ。
 電波を競争入札している国もあるけど、そんなことをされたら大変だと思っている。小沢の野郎ならやりかねないって(笑)。
森:そういう意味では、やっぱり先生には試練が降りかかるわけですけれども。
小沢:今は上方の方で「維新」という言葉が流行っているけれど、維新というのは革命なんですね。革命というのはやっぱりそう簡単にはできないんだよ。世の中を変えることだから。明治維新だってどれだけ有為な人が死んでいったか。犠牲の上に初めてできることだからね。しょうがないんだな(笑)。
p247~
  この世界で本質を突き詰め変わらずにいるのは難しいこと---森
森:私は先生に初めてお会いしたのが2001年の参議院選挙、投票日が7月29日でしたけれども、その半年前の3月29日に新潟でやった総決起集会においでくださって、そのとき初めてお会いした。だから10年ちょっとたつわけですけれども。
小沢:早いなあ。
森:永田町の世界にはいろんなことがありますよね。誘惑もあるし。だから他の人たちはいろいろ言ったりやったりすることは変わるんですけど、先生は全然その頃と変わらない。
小沢:そうかな。
森:この世界の中で本質をずうっと突き詰め変わらずにいるということは、やっぱり難しいことで。
小沢:そうね。僕が自分の主張を通してこられたのはやっぱり国民、選挙民のおかげです。選挙民が支持してくれてるから筋道を、自分の思うことを通せるんであって。だからそれは非常に幸運だと思うし、感謝しているんですよ。政党だって自民党から何回名前が変わったか。しかも後援会に一度も相談しないで僕はやっているからね。
 それでもちゃんと支持してくれてるっていうことを、僕は非常に感謝しているし、そうである以上、これは貫き通さないかんと思っているだけどね。
森:その一方で2006年の代表選挙では、「変わらずに生き残るためには、変わらなければならない」とおっしゃっています。
小沢:日本が、そして日本人が生き残るためには、旧体制を変えなくちゃいけないと。アンシャン・レジームを変える。変わらずに残るために。「古い上着よ、さようなら」というやつだよ。「青い山脈」だよ。
森:難しいですね。民主党はもはや政権交代したときの民主党ではないというか、正反対だと私は思うんですが。
小沢:いやあ、驚いたね。結局、選挙のときはほとんどの人がほぼマニフェストに沿ったことを言ったんだと思うんだよね。だけど結局何も中身はわかっていないというか、自分はそう思っていないのにしゃべってきたっていう話になっちゃうんだよな、今の現実は。その意味ではほんとにがっかりだね。

    

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