永世死刑執行人 鳩山法相 またの名「死に神」

2008-06-20 | 死刑/重刑/生命犯
朝日新聞夕刊素粒子欄「死に神」の表現、鳩山法相が抗議
(読売新聞-06月20日11:43)
 鳩山法相は20日午前の閣議後の記者会見で、これまで13人の死刑執行を命令したことで、6月18日付朝日新聞夕刊1面素粒子欄で「死に神」と表現されたことについて、「大変問題だと思う。軽率な文章については心から抗議したい」と述べた。
 法相は「死刑囚にだって人権も人格もある。(表現は)執行された方々に対するぼうとく、侮辱でもある」と話した。
 朝日新聞は「永世死刑執行人 鳩山法相」「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」などと報じた。
 鳩山法相による死刑執行命令は、17日に連続幼女誘拐殺人事件で死刑が確定した宮崎勤死刑囚ら3人の刑執行で、後藤田正晴法相が1993年3月に一時中断していた死刑執行を3年4か月ぶりに再開して以降、最多となった。
 朝日新聞社広報部の話「社としてコメントすることはありません」
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<鳩山法相>朝日新聞の「死に神」報道不快感
(毎日新聞-06月20日12:41)
 鳩山邦夫法相は20日の閣議後会見で、連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚ら3人の死刑執行について法相を「死に神」と表現した朝日新聞の報道に「執行された方々に対する侮辱。彼らは死に神に連れて行かれたのとは違う」と不快感を示した。
 問題となった記事は朝日新聞18日夕刊1面コラム「素粒子」。執行再開(93年3月)以降の法相で最多の執行数となったことに触れ、「またの名、死に神」などと表現した。
 鳩山法相は「マスコミは(執行数を)野球の打率のように論評するが、私は粛々と正義の実現のために法相の責任を果たしている」と述べたうえで、「人の命を絶つ極刑を実施するのだから、私も心境穏やかではないが、社会正義のために苦しんで執行した。恐ろしい事件を起こした宮崎死刑囚にも人権も人格もある。軽率な文章だ」と話した。【石川淳一】
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〈追記事〉
①「弟は死に神ではない」=法相を擁護-民主・鳩山幹事長(時事通信社-06月21日17:01)
 「弟は死に神ではない」。民主党の鳩山由紀夫幹事長は21日、兵庫県加古川市で開かれた同党の衆院選立候補予定者の会合で、朝日新聞に「死に神」と書かれた弟の鳩山邦夫法相を擁護した。
 就任以来、13人に死刑を執行した鳩山法相は記者会見で、朝日新聞の記事に激しく反発している。この件について、参加者から質問された鳩山幹事長は「法相には一定期間で死刑を執行しなければならない責務がある。死刑をやりたいと思っているわけではないと思う」と弟の心境を推察した。その上で、「死に神の兄と呼ばれたくもない」と語った。
②<抗議>朝日コラムの「死に神」に1800件(毎日新聞-06月22日01:41)
 死刑執行の件数をめぐり、朝日新聞夕刊1面のコラム「素粒子」(18日)が、鳩山法相を「死に神」と表現した問題で、朝日新聞社に約1800件の抗議や意見が寄せられていたことが分かった。
 21日夕刊の素粒子では、「法相は職務を全うしているだけ」「死に神とはふざけすぎ」などの抗議が千件を超えて寄せられたことを明かした上で、「死刑執行の数の多さをチクリと刺したつもりです」と説明。「風刺コラムはつくづく難しいと思う」とし、「法相らを中傷する意図はまったくありません」「表現の方法や技量をもっと磨かねば」と、おわびとも取れる内容になっている。
 朝日新聞社広報部は、抗議数を回答したが、「(21日夕刊の素粒子などについて)特にコメントはありません」と話した。

1 コメント

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幼稚な朝日素粒子 (河地 一成)
2008-06-23 16:16:22
死神、に表される新聞社のコラム・社説記事執筆者達
どこも似たり寄ったりで、担当者により低俗性且つ無責任を思わせる記事をチョコチョコ目にしますね、まともに彼らが自分達で確り精査し分析せず記事にしている、まだ人間として育っていないから精査したと彼らは思っている。
彼らだけではないが、駕体だけで内面が育っていない社会人・政治家達が沢山見受けられる、かく申す私は、63歳の爺だが、まだ育ちきっていない、人格形成簡単では在りません。
その中で言えることでしょうが、知識も大いに大切ですが、地理・歴史・社会;之が問題で程ほどに・国語・理科・外国語など義務教育習得に、現在大きくばらつきがある;教育者の職場業務放棄に近い結果の成績評価の結果的偽成績評価の混入蔓延;塾通いに結果的に阻害されて;20年以上の表に出せない歴史がある、政治家を含めた社会人に言えるこの日本社会だ。
それとは別の探求・研究心と、分析判断能力の幼稚さが、すなわち自分でやらず誰か飛びぬけた連中;一応学者が言っているとか、と成ると多少矛盾していても精査・考えもせず右にならえ、で迎合してしまう人間性、を言い出してきたことに、自分は違うぞと、ばかりの朝日素粒子記事執筆者のごとく、脱線に気づかぬ幼稚性精査・分析・判断能力に問題在りの、言論の自由日本社会ですかな。
2008.6.23 夢ある地球人 河地 一成(1945年生;〒563-0103東ときわ台9-7-2 ;年金生活・博学・元土木工学者)
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