琴奨菊優勝 元NHKアナ杉山氏「この日が来るとは…生きていてよかった」 地元・柳川「誇らしい」

2016-01-24 | 相撲・野球・・・など

2016.1.24 19:43更新
【琴奨菊優勝】元NHKアナ杉山氏「この日が来るとは…生きていてよかった」、地元・柳川は「誇らしい」 琴奨菊Vに列島熱狂
 日本出身力士による10年ぶりの賜杯奪取に列島は熱気に包まれた。大相撲初場所で初優勝を果たした大関の琴奨菊(31)。けがによる低迷に苦しみながらも体幹トレーニングなどに励み、外国勢が席巻してきた国技で日本人力士の意地と威信を見せつけた。「生きていてよかった」「横綱を目指して」。ファンや関係者も快挙に酔いしれた。
 「がぶれ! がぶれ!」「勝ち取れ! 優勝」。地元、福岡県柳川市の柳川総合保健福祉センター「水の郷」に設けられたパブリックビューイング会場。「がぶり寄り」が持ち味の大関を応援する垂れ幕がかかげられ、優勝が決まった瞬間、市民らは立ち上がって歓喜を分かち合った。
 「念願の初優勝。本人は当然うれしいだろうが、地元としても誇らしい」。優勝が決まり、地元商工会の男性職員は声を弾ませた。
 「今場所は迷いがなく力強かった。ここまできたら横綱を目指して頑張ってほしい」。琴奨菊が小学生のときに指導した同県久留米市の井上相撲道場道場主、井上昌光さん(59)は感慨深げに話す。
 豊ノ島に敗れ、連勝がストップした22日夜、心配になった井上さんは琴奨菊に「相手のことを考えないで自分の相撲を取りきるように」とメールを送った。「楽しみます」。短い返事があり、「余裕があるな」と安堵したという。
 小学校時代、大の相撲好きだった琴奨菊の祖父が車で約1時間かけ、道場に送り迎えした。当時から体重90キロ、どっしりと重心が安定していた。恵まれた体格にあぐらをかくことなく、休憩時間も四股、すり足などを繰り返し、自宅でも稽古に励んでいた。
 井上さんは「小学生のときから大相撲の力士になることを目標に黙々と稽古をしていた」と振り返る。
 元横綱の朝青龍=ドルゴルスレン・ダグワドルジ=さんを輩出するなど相撲の名門として知られる高知の明徳義塾中・高に入り、佐渡ケ嶽部屋に入門。平成23年の秋場所後に大関昇進を決めたが、25年の九州場所で右大胸筋を負傷するなどけがで苦しみ、かど番に追い込まれることもあった。
 後援会事務局長の牟田口清さん(75)は「低迷が続いていたが、苦労を表に出さず、『けがが痛い』など弱音を言わなかった」と明かす。
 牟田口さんが躍進の理由に挙げるのは「体幹の強化」。重りをハンマー投げのように振り回すトレーニングを取り入れるなどして体幹強化に力を入れ、力強さをみせるようになった。
 牟田口さんは23日に急遽上京し、その日の夕食を一緒に囲んだ。「心を乱してはいけないと思い、取組の話はしなかったが、彼は『平常心』と言っていた」
 外国勢から10年ぶりに奪還した賜杯。相撲取材歴が60年を超える元NHKアナウンサーで東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博さん(85)は「またこの日が来るとは思っていなかった。生きていてよかった」と喜びをかみしめ、「他の日本人力士も後に続いてほしい」と奮起を促した。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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〈来栖の独白〉
 能楽堂へ行っていて、優勝を決めた瞬間は見られなかったが、帰途「琴奨菊優勝」と、夫からメール。よかった、よかった。白鵬、優勝からかなり遠くなったのかな。逸ノ城、僅か2勝とは・・・。照ノ富士、来場所、頑張れ。
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