滝実法相 強制起訴見直しを示唆/袴田死刑囚救援議連脱退も/死刑執行「司法判断にある程度拘束される」 

2012-06-05 | 死刑/重刑/生命犯

<滝法相>強制起訴見直し 検討を示唆
毎日新聞 6月5日(火)12時51分配信
 滝実法相は5日の閣議後会見で、制度開始から3年経過した「強制起訴」について「司法制度改革の一環としてスタートした制度なので見直しを検討する必要はある」と述べた。
 検察審査会が「起訴すべきだ」と2度議決すれば強制的に起訴される制度について滝法相は「(導入時に)具体的な議論が欠けていたきらいはある」と指摘。「小沢(一郎民主党元代表の)事件があるから(見直しか)と国民の誤解を招く恐れもある」と慎重姿勢を示しつつ「裁判員制度も3年後の見直しがある。(強制起訴制度見直しは)義務ではないが、そういう中で議論していく話だ」と語った。【伊藤一郎】
--------------------------------
内閣改造:滝法相「袴田死刑囚救援議連」脱退も
毎日新聞 2012年06月05日 02時30分
 内閣改造で法相に就任した滝実氏は、再審請求中の袴田巌死刑囚(76)を支援する「袴田巌死刑囚救援議員連盟」のメンバー。死刑執行を命令する立場との両立について、同氏の事務所は「(同連盟に)所属したままいることで法相として問題ないか検討している。場合によっては脱退も考える」と話した。【平塚雄太】
--------------------------------
滝法相、死刑執行「司法判断にある程度拘束される」
日本経済新聞2012/6/5 2:07
 滝実法相は4日の就任後の記者会見で、死刑執行について「司法当局が判決で死刑の裁断を下したら、法相はその判決にある程度拘束される」と述べた。死刑制度をめぐっては「一般論として賛否両論ある」とした。
 民主党政権での死刑執行は、2010年の千葉景子法相時の2人と、今年3月の小川敏夫法相時の3人にとどまる。
--------------------------------
再改造内閣 法相・滝氏「最後の奉公」
◆後援会は活躍期待
 野田再改造内閣で4日、法務副大臣の滝実氏(73)(奈良2区)が法相に昇格した。滝氏は「経験を生かしながら、新たな挑戦というつもりで取り組みたい」と抱負を語り、今期限りの政界引退を表明した中での就任に、「地元のみなさんは、とんでもないハプニングと思っただろう。最後のご奉公をさせていただく」と述べた。
 県内の関係者からは、問責決議を受けた民主党県連所属の前田武志・国土交通相が交代したこととあわせ、様々な声が上がった。
 滝氏の地元・大和郡山市では、大野忠彦後援会長(68)が「性格は穏やかだが仕事には厳しく、閣僚として活躍できる」と強調。荒井知事は「県の発展に力強い支援をいただいており、今後も期待している」とした。
 一方、野党からは批判が相次いだ。自民党県連の奥野信亮会長は「民主に人材がいないことが露呈した」、公明党県本部の岡史朗代表は「問責2閣僚の交代を今まで放置し、増税を強行する行き詰まった政権だ」と批判。共産党県委員会の沢田博委員長も「消費税増税を強行するためだけの改造」、社民党県連合の樹杉和彦代表も「自民にすり寄る改造だ」と指摘した。
(2012年6月5日  読売新聞)
* * * * * *
民主党:滝副法相、政界引退へ
毎日新聞 2012年04月14日 20時04分(最終更新 04月14日 21時38分)
 民主党衆院議員の滝実副法相(73)=奈良2区=は14日、次期衆院選に出馬せず今期限りで政界を引退すると、県連の常任幹事会後に表明した。奈良県副知事、消防庁長官などを経て96年に自民党から初当選。05年に郵政民営化法案に反対票を投じて自民党を離党し、新党日本に参加した。09年衆院選では民主党から出馬し、5回目の当選を果たした。
-------------------------------------


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。