『日本の国境を直視する 尖閣諸島』/小沢一郎氏「野戦軍の総司令官として・・・」

2012-10-23 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

“尖閣”歴史捏造の証拠 チベットと同様の“手口”を使う中国
zakzak2012.10.22
 中国による歴史捏造が止まらない。沖縄県・尖閣諸島を「中国古来の領土だ」と世界に向けて発信しているだけでなく、「琉球(沖縄県)は明治政府が中国から強奪した」とまで言い始めているのだ。そんななか、国境問題を長年取材してきたフォトジャーナリストの山本皓一氏は、先日出版した自著で、中国の許し難い歴史捏造の証拠を写真付きで暴いた。山本氏を直撃した。

      

  *これが中国による歴史捏造の動かぬ証拠だ。石碑には「尖閣諸島は中国領土」と刻まれている(山本皓一氏提供)
 「海外取材が長かったせいか、外から日本の国境を見ていると、常識では考えられないほど無関心・無防備に思えた。『いつか大問題になる』と危機感を持ち、二十数年前から国境の島々に上陸を敢行、問題提起を続けてきた。悪い予感は的中した。日本人に尖閣諸島の実像を知ってもらい、先人による開拓の歴史を共有してもらうために、緊急出版した」

      

 山本氏の注目の新書は「日本の国境を直視する1 尖閣諸島」(KKベストセラーズ)。明治期の実業家、古賀辰四郎氏による尖閣開拓史と歴史的資料を紹介するとともに、一昨年の中国漁船衝突事件から、国有化までの動きを克明にリポート、山本氏が上陸したり接近して撮影した尖閣諸島の貴重な写真120点が掲載されている。
 歴史的にも国際法上も、尖閣諸島は日本固有の領土だが、傍若無人な中国は強奪を諦めていない。同著にはなんと、中国人が「釣魚臺列嶼中国領土(=尖閣諸島は中国領土)」と刻まれた石碑を、尖閣近くの東シナ海に沈めていた事実と証拠写真が記されている。
 同著によると、歴史捏造の証拠写真と記事が掲載されたのは、香港紙「文匯報」のニュースサイト「文匯網」(2004年3月26日)。黒曜石の立派なもので、「中国民間保釣連合会は3月上旬、中国主権を示す20個の石碑を尖閣海域に投げ入れると宣言した」と報じたという。
 この直前の同月24日、中国人7人が魚釣島に強行上陸し、沖縄県警に入管法違反の現行犯で逮捕されている。
 また、中国のタブロイド紙「新京報」(04年1月17日号)は、「20個の石碑を、釣魚島海域の東経123度17分、北緯25度40分に投げ入れた」と報道したという。
 海中投下は複数回行われたのか。新京報が報じた経度・緯度は、魚釣島の西わずか20キロ弱の地点である。山本氏はいう。
 「50年後、100年後に石碑が発見されたとき、『尖閣諸島は中国領という動かぬ証拠』とアピールするためだ。かつて、チベットを侵略したときも、中国の古い貨幣を地中に埋めたというが、後で発見させて『昔から中国の一部だった』と主張するため。中国の常套手段といえる」
 中国は長い歴史の中で「易姓革命」という王朝交代を繰り返してきた。戦いで勝った者が新しい皇帝を名乗り、前王朝の関係者や施設を抹殺・破壊して、自分たちに都合よく歴史を書き換えてきた。現在の“共産党王朝”も、歴史をねじ曲げることに何の躊躇もないのか。
 現に、中国は先日、国連で「尖閣を日本が盗んだ」と演説したばかりか、米紙「ニューヨーク・タイムズ」と「ワシントン・ポスト」に「尖閣は中国領」という広告を掲載し、米政府や議会関係者に盛んにロビー活動を行っている。
 中国がここまで露骨に尖閣強奪に乗り出したのは、やはり3年前の政権交代が原因だ。
 当時の鳩山由紀夫首相は、米軍普天間移設問題で日米同盟を傷つけた。さらに、最高実力者とされ、「在日米軍は第7艦隊だけで十分」と豪語した小沢一郎幹事長(現・国民の生活が第一代表)は2009年12月、民主党国会議員143人を引き連れて訪中。リップサービスとはいえ、「例えて言えば、私(小沢)は人民解放軍の野戦司令官」とまで語った。
 山本氏も「あれから、中国の尖閣奪取の動きが早まった。『日本が弱体化した。今がチャンスだ』と見極めたのだろう。昨年3月の東日本大震災直後、私は『中国漁船が6月に尖閣上陸を画策している』という情報を得た。ところが、日本人が震災に冷静に対応し、海上保安庁や自衛隊が守りを固めていたため、その時は見送ったようだ」という。
 日本の「尖閣国有化」を受け、来月の第18回中国共産党大会で、次期総書記に就任予定の習近平国家副主席は、さらなる対日強硬路線を取ることが指摘されている。山本氏は警戒する。
 「日本領海に中国公船が侵入しており、何があってもおかしくない。尖閣を取られれば、沖縄も取られる。すでに中国は『琉球独立』を訴えて、琉球共和国の憲法から国旗まで作っている。日本をチベット化するつもりか、東日本を『日本自治区』、西日本を『東海省』とする地図まで作製している。一部知識人の中に『小さな島のことで、中国と争うことはない』という人がいるが、日本を社会主義化させて自分が『赤い貴族』になりたいのでは。先人が築いた日本の歴史を抹殺させてはならない」
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小沢一郎民主党幹事長 胡錦濤国家主席と会談「野戦軍の総司令官として解放戦が終わるまで徹したい」 2009-12-10 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

胡主席と会談、友好促進で一致 小沢氏、 存在感一層強まる 2009/12/10 22:18 【共同通信】

            

  会談を前に握手をする、小沢民主党幹事長(左)と中国の胡錦濤国家主席=10日午後、北京の人民大会堂(代表撮影・共同)
 【北京共同】訪中した民主党の小沢一郎幹事長は10日夕(日本時間同)、北京の人民大会堂で胡錦濤国家主席(中国共産党総書記)と会談し、両党の関係強化や議員交流を通じた日中間の友好促進で一致した。
 会談で小沢氏は「政府レベルでは難しいものについても、党レベルでの交流により忌憚(きたん)ない話し合いになればよい」と強調。胡氏は「今年9月に民主党の政権になってからも交流を深めることができた。鳩山由紀夫首相との会談で互恵関係が新たな段階に入った」と応じた。
 会談は約30分間行われ日本側は輿石東幹事長代行や山岡賢次国対委員長らが同席した。中国側トップとの会談実現で政権内での小沢氏の存在感が一層強まることになりそうだ。一方、中国側は鳩山政権とのパイプづくりの一環としたい考えだ。
 小沢氏は会談で「政権交代を実現したが、こちらの国に例えれば解放の戦いはまだ終わっていない。来夏に最終決戦がある。兵を募り、鍛え、勝利を目指している。野戦軍の総司令官として解放戦が終わるまで徹したい」と述べ、参院選勝利に向け意欲を示した。
 2009/12/10 22:18 【共同通信】 *強調(太字・着色)、リンクは来栖
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民主党小沢幹事長、胡錦濤総書記(国家主席)と会談 留守中に「反小沢系」が会合 2009-12-11 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 
 小沢氏、中国主席と会談 アジア重視の外交表明
中日新聞2009年12月11日 朝刊
 【北京=朝田憲祐】民主党の小沢一郎幹事長は10日、北京入りし、中国の胡錦濤総書記(国家主席)と会談した。小沢氏は来年夏の参院選に向け「参院で過半数を取ることで、中国と思い切った議論をする環境が整い、両国関係が深まる」と述べ、まずは政権基盤を強化し、中国などアジア重視の外交を展開したいとの考えを示した。
 小沢氏と胡主席との会談は2008年に東京で行われて以来で、政権交代後は初めて。
 小沢氏は次期参院選について「こちらの国に例えれば(日本で)解放の戦いはまだ済んでいない。野戦軍の最高総司令官として戦いに徹したい」と勝利に向けた決意を語った。
 これに対し、胡主席は「鳩山首相とは3回会談して互恵関係は新たな段階に入った」と新政権の姿勢を評価するとともに、「両国の先人たちが心血を注いだたまものである良好な関係を大事にしていかねばならない」と呼び掛けた。
 両氏はまた、民主党と中国共産党との政党間交流の促進で合意した。小沢氏は党レベルの交流について「政府レベルでは難しいものについても、忌憚(きたん)ない話し合いができるようになれば」と提案した。
 一方、東シナ海のガス田開発問題やギョーザ中毒事件などについては「政治的な課題を議論するために来たわけではない」(小沢氏)として話し合われなかった。
 小沢氏は11日にソウル入りし、12日に李明博(イミョンバク)大統領と会談する予定。
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 留守中に「反小沢系」が会合
 民主党の渡部恒三元衆院副議長ら、小沢一郎幹事長と距離を置くとされる中堅・ベテラン議員が10日夜、都内の料理店で会食した。小沢氏は140人超の党所属国会議員を率いて同日から訪中しており、不在中の会合は憶測を呼びそうだ。
 会合には渡部氏のほか、岡田克也外相、前原誠司国土交通相、仙谷由人行政刷新担当相、枝野幸男、玄葉光一郎両衆院議員らが参加した。2010年度予算編成や米軍普天間飛行場移設問題など、政府・与党内の懸案課題について意見交換したとみられる。
 民主党内では、政策立案機能の政府への一元化など、小沢氏が打ち出す一連の方針に異論も根強いが、これまで「反小沢」の動きは表面化していない。
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