送致の少年3人全員を少年院に
NHK NEWS WEB 08月06日 21時01分
今年6月、愛知県刈谷市で、遊び仲間の高校生に集団で暴行を加えたあと、溺れるおそれがあると予測できたのに川に入るよう命じて死亡させたとして、送致された少年3人について、名古屋家庭裁判所岡崎支部は全員を少年院に送る決定をしました。
今年6月、刈谷市で高校1年生の吉田達哉さん(15)が川に流されて、その後、死亡しているのが見つかりました。
遊び仲間で、中学生を含む14歳から16歳までの少年3人が吉田さんに集団で暴行を加えたうえ、溺れるおそれがあると予測できたのに川に入るよう命じて死亡させたとして、重過失致死や強要などの非行の内容で送致されました。
6日、名古屋家庭裁判所岡崎支部で開かれた少年審判で、田近年則裁判長は「3人は深夜に川幅が広く水深の深い川を泳がせた重大な過失で吉田さんを死亡させた」と指摘して、全員を少年院に送る決定をしました。
このうち16歳の少年については「検察官に送り返すことも考えられるが、精神面があまりにも未熟だ」として、少年院での相当長期の教育が必要とする勧告を付けました。
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