座間事件9人殺害 「根暗でごめんね」白石隆浩容疑者 精神鑑定へ 2018/4/2 東京地検立川支部

2018-04-18 | 死刑/重刑/生命犯

9人殺害、容疑者を鑑定留置 座間事件めぐり精神鑑定へ
朝日新聞デジタル 2018年4月2日20時12分
 神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、殺人などの容疑で警視庁に逮捕された白石隆浩容疑者(27)について、東京地検立川支部は2日、刑事責任能力の有無を調べるための鑑定留置を東京地裁立川支部に請求し、認められた。期間は明らかにされていない。
 警視庁はこれまでに、男女9人に対する殺人容疑などで、白石容疑者を計10回逮捕した。東京地検立川支部は各事件について、白石容疑者を起訴するかの処分を保留しており、鑑定留置による専門家の精神鑑定を経た上で処分を決める。
 警視庁によると、白石容疑者は昨年8月下旬~10月下旬、1都4県の15~26歳の男女9人を殺害するなどした疑いが持たれている。

座間事件で再逮捕、殺人容疑9人目 被害者全員分を立件
朝日新聞デジタル 2018年3月22日12時10分
 神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件で、警視庁は22日、さいたま市の高校2年の少女(17)に対する殺人などの疑いで、この部屋に住んでいた白石隆浩容疑者(27)を再逮捕し、発表した。容疑を認め「金が欲しくて2万か3万円くらいを取った」と述べているという。
 白石容疑者はこれまでに1都4県の15~26歳の8人への殺人容疑などで逮捕されており、10回目となる今回で、被害者全員について殺人容疑で逮捕されたことになる。東京地検立川支部は4月にも白石容疑者を鑑定留置し、刑事責任能力などを調べる方針だ。
 捜査1課によると、再逮捕容疑は昨年9月30日ごろ、自宅で少女の首をロープでつって殺害し、10月上旬までに遺体を箱などに遺棄したというもの。白石容疑者は、自殺を話題にしたツイッターで少女と知り合ったと説明。「やりとりの中でお金を持っていると知った相手なので、印象に残っている」と述べているという。室内からは少女の交通系ICカードとカードケースが見つかったほか、少女のDNA型と一致する血痕が見つかっている。
 少女は昨年9月30日、「お昼ごはんを買いに行く」と言って外出したまま連絡がとれなくなった。カードの履歴などから同日午前11時15分ごろに自宅近くの駅に入り、午後1時15分ごろには現場最寄りの駅を出たことが確認されている。午後2時半ごろ、現場近くを白石容疑者と2人で歩く姿が防犯カメラで確認されているが、母親が午後4時過ぎに送ったLINEのメッセージは既読にならなかった。警視庁はこの間に殺害されたとみている。

 ◎上記事は[朝日新聞デジタル]からの転載・引用です
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 事件 iRONNA編集部 
 「9人殺害した」シリアルキラーの狂気
「9人殺害した」。神奈川県座間市のアパート一室から9人の切断遺体が見つかり、逮捕された白石隆浩容疑者はこう供述したという。遺体を損壊し自室に2カ月間も放置する異常性。人はなぜこれほど残虐になれるのか。平成の犯罪史に残る「シリアルキラー」白石容疑者の犯罪心理に迫る。

「自殺サイト」に利用されるSNS

      
     白石隆浩容疑者とみられるツイッターアカウントと女性とのやりとり
 「1人で死ぬのは怖いので連絡ください」「車、睡眠薬、練炭あります」ー。短文投稿サイト「ツイッター」上で「自殺募集」などの語句を検索すると、自殺相手を募集するこうした多数の投稿が表示される。男女9人の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)も、ツイッター上で不明となった女性(23)と接触を図っていたとされる。この事件は、ツイッターなどのSNS(会員制交流サイト)が、閉鎖が相次ぐ「自殺サイト」の“代役”として使われている実態も浮き彫りにした。
 ツイッターには、投稿する際の特定の語句に「#」の記号を付けることで、その語句をキーワード(ハッシュタグ)化できる機能が備わっている。ハッシュタグを検索することで、同じハッシュタグが付けられた投稿や関連する投稿を容易に抽出できるようになる。自殺に関連するハッシュタグとしては「#集団自殺」「#自殺オフ」「#自殺仲間」などが使われている。
 こうしたハッシュタグで検索すると、自身の性別や年齢、居住地、希望する自殺方法などを述べつつ、一緒に死んでくれる相手を募集する投稿がずらりと並ぶ。これらの投稿に対しては、「車を出せます」「ご一緒したいです」などとの返信も行われており、ツイッターが自殺サイトの代替物として一部で利用されていることがうかがえる。
 自殺サイトは、インターネット上で自殺相手を募ったり、自殺の手段を教え合ったりする場として利用されてきたが、サイトで知り合った人が集団自殺する事例や嘱託殺人事件などが頻発。平成17年には、自殺サイトに投稿した神戸市の男子中学生=当時(14)=ら男女3人が殺害される連続殺人事件も起きた。事態を重く見た国やプロバイダー事業者は、緊急性が高いとみられる書き込みがあった場合、警察が即座に介入し、発信者情報の開示などを求められるようにするガイドラインを策定。こうした規制強化を受け、多くの自殺サイトが閉鎖されたり、利用者が減ったりしたとされる。
 ツイッター日本法人は、自殺サイトのように一部で使われている現状について「とても残念だ」とする一方、自殺関連の投稿は「単に削除すればよいという問題ではないとも考えている」と回答。自殺関連の投稿が見つかった場合は専門のNPO法人などに連絡し、支援がなされる態勢を構築していると説明した。(産経ニュース 2017.10.31)

人ほど恐ろしい生き物はない
    
    白石隆浩容疑者
 「人間は神と悪魔の間に浮遊する」。人間の本性の矛盾を考察した17世紀のフランスの哲学者で物理学者、パスカルの言葉である。深い意味があるのだろうが、こんな事件が起きると、悪魔に引き寄せられたのかと思ってしまう。神奈川県座間市のアパートの一室から、9人の切断された頭部が見つかった。
 死体遺棄容疑で逮捕された27歳の男は「遺体を浴室で解体して(脱臭効果のある)ネコのトイレ用の砂をかけた」などと供述している。あまりの異常さに耳をふさぎたくなる。わずか2カ月で9人も。被害者とはツイッターなどで接触したらしいが、行方不明の女性以外、まだ身元はわからない。
 「乱暴や金銭目的だった」という動機も信じがたい。確かなのは、わが国の犯罪史上でも類例のない大量殺人である。それもホラー映画のような。静かな住宅街に魔界があったことに身震いする。人間ほど恐ろしい生き物はないというが、人間の所業とは思いたくない。(「浪速風」産経WEST 2017.11.01)

 ◎上記事は[IRONNA]からの転載・引用です
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「全財産くれたら殺してあげる」 白石容疑者、SNSで自殺誘う
中日新聞 2017年11月3日 朝刊

  

 神奈川県座間市のアパートで九人の遺体が見つかった事件で、白石隆浩容疑者(27)が「首吊(くびつ)り士(し)」「死にたい」という複数のハンドルネーム(ネット上の仮名)で会員制交流サイト(SNS)ツイッターを使っていたことが二日、捜査関係者への取材で分かった。自殺を勧める書き込みもあり、警視庁は自殺願望のある女性を誘い出すのに利用していたとみている。やりとりを重ねた千葉県の女性(21)が取材に応じた。 (中沢誠、蜘手美鶴、谷岡聖史)
 「自分が被害者になっていたかもしれない」。白石容疑者が使ったハンドルネーム「死にたい」とやりとりを重ねた女性は二日、こう漏らした。
 女性は八月下旬、ツイッターに「一緒に死ねる方を募集しています」と書き込んだ。すると九月六日になって、「本気ですか?」と返信があった。本気だと答えると、「一緒に死にますか? 道具も場所もそろってて、実行するだけです」とのメッセージが届いた。
 相手は、二十四歳の「りょう」と名乗った。自分との心中を勧め、無料通信アプリ「カカオトーク」を使った電話やメッセージで身の上を語った。「自殺願望が芽生えたのは高校二年」「運動部の生徒からいじめを受けたのがきっかけ」「根暗でごめんね
 送ってきた画像は、うつむき気味の、ひ弱な青年。応対は謙虚で、声は爽やかだった。親密になると「人を殺したことがある」「遺体を埋めたことがある」という「告白」も聞かされたが、うそだと思った。
 十月三十一日は女性の二十一回目の誕生日。この日に都内の水族館で初めて会おうと、約束まで交わした。
 しかし、その直前の十月下旬になって、電話で言われた一言に気が変わった。「全財産をくれたら、今すぐ殺してあげる」。これで気持ちが冷めた。
 三十一日に白石容疑者が逮捕された後、インターネットで写真を見てハッとした。画像の「りょう」が、容疑者として映っていたから。「会わなくて本当に良かった。本当に怖い」。こう振り返る女性は今、自殺願望はないという。
 一方、「首吊り士」のハンドルネームがツイッターに登録されたのは九月中旬。「首吊りの知識を広めたい 本当につらい方の力になりたい」。こんなプロフィルを掲げた。
 直後には、自殺願望を書き込んだ人物に「首吊り自殺予定でしょうか?」とメッセージを発信。別の人物には「失敗して大怪我(けが)するくらいなら、同じ関東に住んでいるので力になりますよ」と、自殺の手助けをにおわせている。
 「練炭自殺はハッキリ言って苦しい」「苦しむ時間で比べるなら首吊りのほうが短い」など、自殺の方法に詳しいと思わせる書き込みが目立つ。「友人、家族、SNSに連絡を入れるのはNG」という「助言」も。相手を孤立させ、自殺を思いとどまらないようにする目的があったとみられる。
*「女性暴行も目的」供述
 白石隆浩容疑者が動機について「女性に暴行する目的もあった」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。ツイッターを通じ自殺願望のある女性らに接触していたが、「(殺害時に)相手の同意は得ていなかった」「金を奪うためだった」とも供述しており、警視庁は動機の解明を進めている。
 捜査一課によると、白石容疑者は九人全員の殺害を認めている一方で、「本名や年齢は知らなかった」と話している。
 一人から奪った金額は最大で五十万円で、千円程度と少額の被害者も複数いた。
 最初に殺害したと供述している女性と、行方不明の東京都八王子市の女性(23)の少なくとも二人については、ツイッターで知り合ったという。
 捜査一課は、ツイッターに自殺願望を書き込んだ女性らに、自殺の手助けを装って近づき、自宅アパートに誘い込んだ可能性があるとみている。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です *強調(=太字)は来栖 
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〈来栖の独白〉
>「根暗でごめんね」
 人の心を掴むに、敏な人。
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<座間9遺体>白石隆浩容疑者「全財産くれたら、殺してあげる」「電話越しに女性のうめくような声」接触の女性語る
■座間事件後も「死にたい」投稿減らず SNS ■9人全員の身元確認 警視庁(NHK NEWS WEB 2017/11/10)
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 ※ 座間9人遺体 白石隆浩容疑者 自身が抱えた自殺願望 母と妹との断絶(zakzak 2017.11.10)  
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座間市9人遺体事件 白石隆浩容疑者の家族が姿を消した 十字架背負う加害者家族 神戸連続児童殺傷・秋葉原通り魔・連続幼女誘拐殺人事件・・・ 
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