佐世保高１殺害事件 第2回少年審判 2015.7.9 「全てにおいて許さない」父親陳述

　産経WEST 2015.7.9 23:30更新
【佐世保高１女子殺害】「全てにおいて許さない」「娘返して」少年審判で父親陳述
　長崎県佐世保市で昨年７月、高校１年の女子生徒＝当時（１５）＝を殺害した疑いで家裁送致された少女（１６）の第２回少年審判が９日、長崎家裁（平井健一郎裁判長）であり、女子生徒の父親が「家族にとってどれだけ大事な存在だったか。娘を返してほしい」と意見陳述した。父親が審判終了後、取材に明らかにした。
　審判は非公開。意見陳述で父親は「友人を大事にする娘で、心配する気持ちで少女に会いに行った。その気持ちを利用したひきょうさ、計画性、全てにおいて許さない」と述べたという。少女の処分については、検察官送致（逆送）した上で刑事裁判にかけ、厳罰にすることを求めた。
　少女は昨年７月２６日、女子生徒を殺害して遺体を傷つけたほか、同年３月２日に父親を金属バットで殴り殺害しようとした疑いで今年１月に家裁送致された。
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鑑定後最初の少女の審判
　NHK NEWS WEB 長崎放送局 07月09日　19時06分
　去年７月、佐世保市で１６歳の少女が同級生を殺害したとして逮捕された事件で、長崎家庭裁判所による精神鑑定が終了してから初めてとなる少女に対する少年審判が開かれ、殺害された同級生の父親が意見陳述を行いました。
　この中で父親は「絶対に許さない。 厳罰を望む」と述べたということです。
　去年７月、佐世保市で同級生を殺害したとして逮捕された１６歳の少女はことし１月、長崎家庭裁判所に送られたあと始まった少年審判で、家庭裁判所独自の精神鑑定を受ける必要があると判断され、ことし２月から先月まで４か月近くにわたって精神鑑定を受けていました。
　９日は精神鑑定が終了してから初めてとなる少年審判が長崎家庭裁判所で開かれ、殺害された同級生の父親が意見陳述を行いました。
　この中で父親は、「娘は家族にとって大事な存在で絶対に許さない」などと心境を述べた上で、少女に対する処分については、「厳罰を望む」と述べ、刑事裁判を受けることを望むと伝えたということです。
　長崎地方検察庁は捜査段階で行った精神鑑定の結果などから少女には責任能力があるとして、「刑事処分が相当」とする意見書をつけています。
　長崎家庭裁判所は独自の精神鑑定の結果や捜査の結果なども踏まえ、来週にも少女を刑事責任を問うために検察に送り返すか、医療少年院に送るなどの保護処分にするかを判断する見通しです。
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精神鑑定書を長崎家裁に提出　佐世保の高１殺害
　讀賣新聞 2015年06月30日
　佐世保市の高１女子生徒殺害事件で、殺人などの非行事実で家裁送致され、長崎家裁による精神鑑定が行われた少女（１６）の精神鑑定書が２９日、同家裁に提出された。家裁は、鑑定先の機関や内容、分量などについて、「少年事件は非公開の手続きであり、一切答えられない」としている。
　少女は昨年７月、同級生だった女子生徒（当時１５歳）に対する殺人容疑で逮捕された。長崎地検は同８月から少女の精神鑑定を行い、今年１月、「（少女には）責任能力があり、刑事処分が相当」との意見を付けて家裁に送致。家裁も精神鑑定を今年２月２３日から今月１７日まで行っていた。
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◇ 佐世保高１殺害事件　第１回審判 2015.2.20　容疑を確認　長崎家裁 少女の精神鑑定を実施する意向 

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　⇒ 佐世保高１殺害事件　少女の第3種（医療）少年院送致を決定…長崎家裁 2015.7.13
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