10月の海外生産、7社が減少 今後も低調に推移か

2008-11-28 | 社会
2008年11月28日
 自動車主要8社が27日発表した10月の海外生産台数は、金融危機に伴う販売不振を受け、ダイハツ工業を除く7社が前年同月実績を下回った。国内外の工場で減産の動きが広がっており、今後も生産台数は低調に推移する可能性が高い。
 トヨタは12・5%減の35万8198台となり、米国の一部工場の大型車生産休止などが響いた。日産自動車も米国やスペインなどでの減産により、21・8%減の17万8485台と落ち込んだ。
 スズキはインドやパキスタンの不振で5・3%、富士重工業は米国の販売低迷で32・8%それぞれ減った。マツダはタイで製造するピックアップトラックの落ち込みが響き、0・5%減。
 一方、ダイハツはインドネシアなどの好調で約2・8倍の1万2602台と、10月として過去最高だった。
 国内生産はトヨタ、日産、スズキを除く5社が増え、新興国への輸出がけん引した。うちロシア向けが好調だった三菱自動車は6・3%増。
 輸出はマツダ、三菱自、富士重の3社が伸びた。国内販売はホンダ、スズキ、ダイハツの3社が伸び、新型車や全面改良車の発売が貢献した。【自動車産業ニュース】

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