開幕セ♪ 感動ノリ!

2007-03-30 | 相撲・野球・・・など
さあ始まる ノリの恩返し 家族呼んだスタメン確信
 感謝を込めて恩返しする。腫れていようが痛かろうが関係ない。やっとの思いでたどり着いた07年の開幕戦、中村紀の頭にあるのはスターティングメンバーしかない。
 「やっとこの日がきたかなと。感謝の気持ちを持って恩を返していきたい。ここからが勝負。スタメンで出ろと言われれば? 喜んで出させていただきますよ」
 戦える準備は整った。心配された左ひざの状態は「多少の腫れはあるけど、問題ないです」。この日も守備、打撃練習ともに元気な姿を披露した。落合監督はオーダーについて「あしたの練習が終わってみて(中村紀が)使えるのか使えないのか。そこで若干組み替えることになる。そこまでは考えないようにしたい」と発言。もちろん、最終的に判断するのは監督。だが、準備だけは整えている。先発が予想されるヤクルト・石井一への研究も怠りはない。
 「(石井一は)昔とピッチングスタイルが変わっているからね。しっかり研究して(安打を)1本でも打てるようにしたい」。同じように海を渡った同級生とあって交流もあるが、対戦相手としては苦い思い出しかない。「やられました」と振り返るのが近鉄時代にエースと4番として対戦した01年の日本シリーズ。第1戦で対決すると3打数3三振。ただ、当時とは相手も自分も違う。『中日・ノリ』が違った姿を見せつけるつもりだ。
 オリックスを自由契約となった1月から激動の3カ月を送ってきた。浪人生活、入団テスト、育成選手、そして支配下登録されての開幕…。スタンドには「野球をやっている姿を見せたい」と浩子夫人(35)と3人の娘を呼び寄せるという。開幕戦の恒例となっているタイの尾頭付きと赤飯は「何とか手に入れます」。万感の思いで迎えるプロ16年目(メジャー含む)の開幕となる。
 「目標の数字? 数字はないです。チームが勝つことが1番です」。どこまでもフォア・ザ・チーム。スタメンなら『5番・三塁』か。栄光、挫折を味わったノリが中日という新天地で新たな伝説を築き上げる。(兼田康次)

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