元稲沢市議、無期懲役が確定 麻薬密輸罪、上訴棄却 中国
2022/11/25(金) 12:48配信
【北京時事】中国広東省高級人民法院(高裁)は25日、麻薬密輸罪に問われ、一審で無期懲役を言い渡された愛知県稲沢市の元市議、桜木琢磨被告(79)の上訴を棄却し、一審判決を維持する判断を下した。
中国は二審制で、無期懲役刑が確定した。
桜木被告は2013年、広東省広州市の空港でスーツケースから3キロを超える覚醒剤が見つかり、19年に同市中級人民法院(地裁)で無期懲役を言い渡された。その後、判決を不服として上訴し、今年6月に二審の裁判が開かれた。同被告は「荷物の中身は知らなかった。だまされて利用された」と一貫して無罪を主張していた。
弁護人によれば、高裁は判決理由で、他人からスーツケースを受け取った際の状況などから「中身を知り得た立場にある」と結論付けた。弁護人は「結果は残念だ」と述べた。
最終更新:時事通信
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