リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件 市橋達也被告 第4回公判②遺族「彼に最高刑を」2011/7/8

2016-05-15 | 死刑/重刑/生命犯

産経ニュース 2011.7.8 11:34
英国女性殺害 第4回公判(2011年07月08日)

【英国女性殺害 市橋被告4日目(7)】「結構です」「もういいです」 遺族の代理人弁護士が登場
 《検察側による被告人質問が続いている》
 検察官「(供述)調書の中には、あなたがリンゼイさんの首付近に腕をまわしたという記載はないですね?」  被告「はい、ありません」
  検察官「あなたは検察官に対して、『リンゼイさんの首付近に腕をまわした』と言ったのですか」
 《市橋被告はしばらく沈黙した》
 被告「私はお話ししていました」
  検察官「重要なのでもう一度聞きますね。あなたはなぜ、(事実と)違うと思ったのに、供述調書に署名したのですか」
 《市橋被告は、主語と述語の使い方に気を使っているのか、ところどころつっかえながら話しはじめた》
 被告「納得は、納得はいっていませんでした。リンゼイさんが動かなくなる前までの部分について、私は納得していません。事件の、私は事件の概要を説明したかった。私が、私がその時点 でははっきり、覚えていないもので、重要でないものは(供述)調書から削ってもらっています」
  「でも、リンゼイさんが動かなくなる前の部分は、(供述調書に)どうしても必要で、(検察官に)『(リンゼイさんが)逃げないように覆いかぶさった』と説明したとき、検事さんが『手で首を絞めたということか』と言いました」
  「あの日は、最後の取り調べの日で、私は事件の概要と、私の謝罪の気持ちだけは、形に残しておきたかった」
  「だから、(供述)調書では、概要は正しい...。リンゼイさんが動かなくなる前の様子には、納得がいかないけれど、私にとって、概要と、謝罪だけ載せてもらえば満足でした。だから署名しました」
 検察官「あなたは強姦致死で起訴されているのですよ。だから、首を圧迫したという、そこが一番重要だとは思わなかったのですか?」
  被告「接見した弁護士の先生は、『話さないなら、接見の期間中、話さなくていい。裁判で話せばいい』と仰った。でも、私はどうしても謝罪の気持ちと、何があったかの概要はリンゼイさんの家族に伝えてほしかった。だから、そう思わなかった」
 《検察側の席の後ろに座った、リンゼイさんの両親の男性代理人弁護士から、前列に座った検察官らに紙が渡される。男性検察官は、堀田真哉裁判長に、男性代理人弁護士からの質問の要請をした》
 《弁護側、裁判官側で、しばらくやりとりがあった後、堀田裁判長が男性代理人弁護士の被告人質問を15分だけ許可した。男性代理人弁護士は、堀田裁判長に礼を言った後、市橋被告に質問をした》
 代理人弁護士「結束バンドについて話します。弁護人の主尋問では、1年前にホームセンターで購入したということだったよね?」
  弁護人「異議あり。1年前とは言っていません。(事件の)前の年です」
 《男性代理人弁護士は、男性弁護人の異議にやや鼻白んだ様子だったが、気を取り直して質問を続ける》
 代理人弁護士「前の年?」
  被告「はい」
  代理人弁護士「前の年に...」
  《男性代理人弁護士の質問を、今度は通訳がさえぎった。男性代理人弁護士は「やりにくいなぁ」というように苦笑いした》
  代理人弁護士「前の年に買ったものを収納棚に保管していたということで、間違いないですか」
  被告「玄関の物置の上にある、壁際の収納棚に入れて、まとめて置いてありました」
 《男性代理人弁護士は、大型モニターに、事件当時の市橋被告の部屋の見取り図を映し出し、市橋被告に収納棚の位置を指で示させた》
 代理人弁護士「リンゼイさんを家に連れてくる前に、あなたが結束バンドを最後に見たのはいつですか」
  被告「もう一度」
 《男性代理人弁護士は質問を繰り返した》
  被告「私は前の年に、結束バンドをホームセンターで買いました。部屋の電気コード類をまとめられないか、と思ったからです。ホームセンターから家に戻って、45センチの結束バンドを束ねて、壁に掛けられないか確かめました。でも、束ねられても、壁に掛ける方法が分からなかった。だから収納棚にしまいました。最後に見たのが、いつかと聞かれると、買ってからすぐに使用しようとしたときです」
 《市橋被告の長い説明のあいだ、男性代理人弁護士は、うなずきながら、裁判員の前を行ったり来たりしている》
 代理人弁護士「あなたがリンゼイさんを押し倒して強姦した場所を図面で示してください」
  被告「もう一度」
 《男性代理人弁護士は、ため息をついてもう一度質問を繰り返した》
 被告「ここです」
 《男性代理人弁護士が質問を続けようとすると、堀田裁判長がさえぎり、後で見直せるように印をつけるよう要請した。男性代理人弁護士は了承した後、話を続け、強姦時の状況を確認した》
 代理人弁護士「あなたがリンゼイさんを強姦するとき、リンゼイさんは裸で横たわっていた。あなたはリンゼイさんの上に馬乗りになっていた?」
  被告「もう一度」
  代理人弁護士「質問を撤回する」
 《市橋被告のあまりにも多い聞き返しや、長い説明に、男性代理人弁護士は、市橋被告がすぐに答えられないなら、答えを切っていくことにしたようだ》
 代理人弁護士「あなたはどうやってリンゼイさんの手首に結束バンドをつけたのですか」
  被告「げた箱の上の収納棚をあけて、結束バンドを取り出し、リンゼイさんの手首にはめました」
  代理人弁護士「手首にはめた結束バンドは1つ?2つ?」
  被告「1つです」
 《ウィリアムさんは、男性代理人弁護士に目配せした》
 代理人弁護士「現場にあった、あなたの家には、2つに繋がった結束バンドがたくさん残っていましたが、それはどうしてですか」
  被告「なぜ2つ使わなかったという理由ですか」
  代理人弁護士「なぜ2つ繋がった結束バンドが残っているかということです」
  被告「最初、リンゼイさんを強姦するときに最初、45センチの結束バンドを...」
  代理人弁護士「もういいです。時間がないので次にいかせてください」
 《市橋被告の説明が長くなりそうだとみるや、男性代理人弁護士は、市橋被告をさえぎって、質問を撤回した》
 代理人弁護士「リンゼイさんの足首には、小さな輪になった結束バンドが2つありました。それはなぜですか」
  被告「リンゼイさんのご遺体の足には、45センチの結束バンドが、私はリンゼイさんがご遺体になったとき、そうなっていたのは、私が最後、結束バンドをは めたとき、45センチの結束バンドをまず、リンゼイさんの足首にはめ、そのあと、30センチの結束バンドを輪になるようにして、長くしたものをその上にまいたから。最後に、結束バンドを...」
  代理人弁護士「もう結構です。時間がないので」
 《市橋被告の主語と述語がたびたび入れ替わる説明を、小さくほほえんでうなずきながら聞いていた男性代理人弁護士だったが、途中でさえぎった》
 代理人弁護士「もう1つ現場に残されていたものについて聞いていいかな? 結束バンドの大きいものが現場には残されていましたけれど、それはどうしてですか?」
  被告「今から考えたことでいいですか」
  代理人弁護士「結構です。撤回します」
  被告「私は...」
  代理人弁護士「もういいです」
 《答えをさえぎられることが多くなり、市橋被告は戸惑っているようだ》
 《質問を変えて、男性代理人弁護士は、当時市橋被告と付き合っていた女性との関係について尋ねた》
 代理人弁護士「最後に(付き合っていた女性と)肉体関係を持ったのはいつですか」
  被告「覚えていません」
 《25日の深夜まで、その女性と焼き肉デートをしていたという市橋被告だが、男性代理人弁護士は、その後、リンゼイさんと会うまでの空白の6時間について質問した》
 被告「私が部屋に戻ったのは午前4時ごろです。私は家計簿をつけていたので、(家に)戻った後は、その日使ったお金をつけていました。そのあと、リンゼイさんと会う約束があったので、寝たと思います」
  代理人弁護士「その間、あなたは粘着テープを切ったり、結束バンドをわっかにしたりして、(犯行の)準備をしていたのではないですか」
  被告「準備...」
  《市橋被告の答えをさえぎって、男性代理人弁護士は質問を変えた》
  代理人弁護士「あなたが(強姦の時)結束バンドを取りに行こうとしたら、リンゼイさんは逃げようとしましたか」
  被告「...私は」
  代理人弁護士「結構です」
  弁護人「異議あり。被告は答えようとしています」
 《市橋被告の答えをさえぎろうとした男性代理人弁護士に、弁護人は異議を申し立て、認められた》
 《かみ合わないやりとりのあと、市橋被告は「(逃げようと)していません」と答えた》
 《その後、男性代理人弁護士の「息ができなくなったら死ぬと分かっているのか」との質問に、市橋被告がまわりくどい答えを返した後、男性代理人弁護士は質問を終えた》
  代理人弁護士「結構です。終わります」
  《堀田裁判長は、見取り図をもとに市橋被告の説明を確認した後、約20分間の休廷を宣言した》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(8)】「私を帰さないと大変なことに...」カッとなり殴る
 《入廷してきた市橋被告はこれまで通り、検察側の後方に座るリンゼイさんの両親に向かって頭を下げ、証言台の席に着席。裁判員らによる被告人質問が始まり、向かって右から3番目に座る男性裁判員が質問をするために挙手をした》
 裁判員「(19年3月25日から)リンゼイさんを入れていた(取り外し可能な)浴槽は4畳半のどこに置いてあったのでしょうか」
 《堀田真哉裁判長が「図で示してもらいましょう」と言い、大型モニターに現場見取り図が映し出される。そして、4畳半の部屋の左下の角を指す市橋被告の指が映った》
 被告「ここです」
  《指を指した場所の下の方に「ラジカセ」と書かれたマークがあった。上の方には「物入れ」と書かれたスペースがあった》
  裁判員「被害者の頭はラジカセの方を向いていましたか。物入れの方を向いていましたか」
  被告「物入れのほうです」
  裁判員「浴槽の中にリンゼイさんがいたとき、(市橋被告は)左こめかみをリンゼイさんに殴られて壁に頭をぶつけたとされています。どのようにぶつけたのでしょうか」
  被告「私が右のこめかみをぶつけたのはここです」
 《市橋被告は4畳半の左側の壁を指さしたが、直後に発言を訂正する》
 被告「すみません。(壁にぶつけたのは右こめかみではなく)右の頭です」
  裁判員「ありがとうございます」
 《堀田裁判長は「今の質問に関連して、私からも質問します」と言い、大型モニターに浴槽の見取り図が映し出された。堀田裁判長は浴槽のどの部分が壁と接していたかを尋ね、市橋被告は浴槽左側の縁部分を指した。堀田裁判長は「ほかの方はいかがですか」と裁判員らに声をかけ、左から2番目の男性裁判員が挙手をする》
 裁判員「(縛って浴槽に入れていた)リンゼイさんを2回殴ったときに『カッとなった』ということでした。たばこを吸うことを拒否したやり取りがあって、『カッとなった』ということですが、そのときのやり取りを教えてください」
   被告「リンゼイさんが『たばこを吸いたい』と言ったとき、私は『できない』と言いました。その後も、リンゼイさんは『たばこを吸いたい』と3度ほど頼んできました。リンゼイさんからたばこを吸いたいと言われる前、私はリンゼイさんの手首の結束バンドをキッチンバサミで切りました。リンゼイさんに『足も外してほしい』と言われ、私は『できない』と言いました」
  「そしてリンゼイさんに『たばこを吸いたい』と言われて断った後、リンゼイさんに(再び)『足が痛いから足のバンドを外して』と何回か言われました。私が『やはりできない』と言うと、リンゼイさんは『棒のようなものに(私を)つなげればいい』と言いました。しかし私の部屋には棒はありませんでした」
  《リンゼイさんとのやり取りを細かく述べる市橋被告。説明はさらに続く》
  被告「リンゼイさんから『たばこを吸いたい』と言われる前、リンゼイさんから『甘い物がほしい』と言われ、台所にあった黒砂糖をリンゼイさんの口に入れました。『たばこを吸いたい』と言われた後、今度は『白砂糖がいい』と言われました。白砂糖はありませんでした」
   「だんだんイライラしてきました。私が考えていたことは何とか...リンゼイさんに許してもらい、(リンゼイさんを)帰したかった。でもだんだんイライラしてきました。イライラしてるとき、リンゼイさんに『私を帰して。帰さないと大変なことになる』と言われ、私はカッとなりました」
 《長い間しゃべり続けた市橋被告。通訳も長くなり、リンゼイさんの父親のウィリアムさんは女性通訳の顔を見ながら耳を傾けていた。通訳が終わり、続いて左端に座る男性裁判員が質問を始めた》
 裁判員「結束バンドについて質問します。(英会話レッスンを終えて2人で)部屋に戻り、そのあともみ合いになり、リンゼイさんの手足に結束バンドをつけたと言っていましたが、それ以降、足の結束バンドを外したことはありますか」
  被告「はい、あります」
  裁判員「どんな状況で外したのか説明してください」
  被告「4・5畳(4畳半)の和室で、浴槽の中にリンゼイさんを入れていましたが、リンゼイさんは私に『トイレに行きたい』と言いました。私は(トイレに行かせるため)リンゼイさんの足の結束バンドをキッチンバサミで切りました」
  裁判員「リンゼイさんがトイレから戻ってきたところで、再び足に結束バンドをはめたのですか」
  被告「はい、そうです」
  裁判員「部屋に戻ってきたとき、部屋の明るさはどんな感じですか」
 《ここで堀田裁判長が「いつのことですか」と質問を詳しくするよう促した》
 裁判員「(事件当日、レッスンを行った)コーヒーショップから帰ってきて、部屋に入ったときのことです」  被告「玄関を開けます。玄関にはライトがついていません。廊下から続く台所、リビングの...リビングはカーテンが開いていて、日の光が廊下に差し込んでいました。玄関から左手にある浴室と、洗濯機のある水場は真っ暗でした」
  「玄関から入って右手にある5・5畳の洋室はカーテンが開いていて、日の光が入っていました。ライトはついていません。4・5畳の和室と、6畳の和室もカーテンが開いていたので、日の光が入り、明るかったです。私が帰ってきたとき、どの部屋も照明はついていませんでした」
  裁判員「照明をつける機会はありましたか」
  被告「あります」
  裁判員「4・5畳の和室に浴槽を持っていき、リンゼイさんを入れたとしているが、それ以降、照明を消したことはありますか」
  被告「もう1度お願いします」
  裁判員「まず2人で4・5畳の部屋にいたとき、照明をつけましたか」
  被告「つけました」
  裁判員「その後、消す機会はありましたか」
 《市橋被告はしばらく沈黙した後、口を開いた》
 被告「リンゼイさんが動かなくなるまで、照明は消していません。(リンゼイさんが死亡した後の)26日午後2時か午後3時ごろに私が目を覚ましたときに、4・5畳の和室の照明がついていたかは覚えていません」
 《検察側や弁護側による質問のときに比べ、やや落ち着いた様子で説明する市橋被告。裁判員らによる被告人質問は続く》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(9)】結束バンドと避妊具を準備? 裁判官が「計画性」追及
 《1番右の男性裁判員から、リンゼイさんが大声を出した回数についての質問があり、市橋被告は「2回」と答える》
 裁判員「その2回は、リンゼイさんを押し倒したときと、リンゼイさんが逃げようとしたときの2回ですか」  被告「はい」
  裁判員「その他の時は、大声を出される心配はしませんでしたか」
  被告「しました」
 《これまでの公判で、市橋被告はリンゼイさんを乱暴する際、粘着テープで口などをふさいだことを明らかにしており、市橋被告は再びその経緯を説明した》
 裁判員「殴った後にテープを貼って、はがしたということですよね。それ以外の時は貼らなかったんですか」  被告「リンゼイさんの口ですか」
  裁判員「はい」
  被告「はい、そうです」
 《続いて左から3番目の男性裁判員が、犯行当日、待ち合わせから市橋被告の部屋に入るまでの時間について、質問を求める》
 裁判員「タクシーに乗り(市橋被告の)マンションの前で降りました。そこから室内に入るまでの会話はありましたか」
  被告「...ないですよ。えっと...しかしリンゼイさんが部屋に入るとき、『どうぞ』と一言いいました。あとはありません」
 《男性裁判員は腕を組み、考え込む様子だ。次に右から2番目の男性裁判員が「浴槽を外した経験があったのか」と質問。市橋被告は「掃除するときに取り外したことがある」などと答えた》
 《続いて裁判官の質問に移り、左陪席の女性裁判官が質問する》
 裁判官「4畳半の和室でリンゼイさんを浴室に入れた後、あなたはどこにいましたか」
  被告「私も和室にいました」
 《廷内の大型モニターに市橋被告の部屋の見取り図が表示され、女性裁判官はリンゼイさんが入った浴槽と市橋被告の詳細な位置関係について尋ねる》
 裁判官「そこでずっと会話をしていたんですか」
  被告「ずっとではないが、会話をするときはそこに座っていました」
  裁判官「被害者と一緒に浴槽の中に入ったことはありましたか」
  被告「私の体全部を浴槽の中に入れたことはありません。しかし、リンゼイさんを殴ったときは浴槽の中に入るような姿勢になりました」
 《女性裁判官は市橋被告に殴られたリンゼイさんの顔のアザについて確認した後、再び殺害時の状況に話を戻す》
 裁判官「あなた自身が声を出したことはありませんでしたか」
  被告「ありません」
  裁判官「なぜ、逃げられないように、そこまで、押さえる体勢だったんでしょうか」
  被告「押さえ込むまで、リンゼイさんは大声を出していました。それで、私が上から覆いかぶされば...」
 《突然、声を震わせ涙声になる市橋被告。公判では断続的にこうした場面が見受けられる》
 被告「声も漏れなくなると...思ったからです...」
  裁判官「確認ですが、なぜそこまでして逃げられないようにしたんでしょうか」
  被告「リンゼイさんにあのとき逃げられたら、警察に通報されることは分かっていました。通報されずにリンゼイさんが帰れるようになるまで、逃げてほしくありませんでした」
 《女性裁判官は、最後に犯行当時の体格について尋ね、市橋被告は身長180センチ、体重は「大体70キロと少し」と返答。続いて右陪席の男性裁判官が質問を始める》
 裁判官「リンゼイさんが一緒に(マンションの)エレベーターに乗ったのはどうしてですか」
  被告「分かりませんが、私は金を取りに行くといってリンゼイさんとタクシーに乗りました。タクシーを降りると、私はマンションの方に歩いていきました。リンゼイさんも私の後をついてきました。リンゼイさんとしては、金を取りにいくのだからついてきたんだと思います」
 《男性裁判官は、入室直後の乱暴時の状況について尋ねていく》
 裁判官「リンゼイさんを拘束するにあたり、結束バンドを収納棚から取り出していますね」
  被告「はい」
  裁判官「どのように収納棚から結束バンドをとったんですか。その時、あなたはリンゼイさんに馬乗りでしたか」
  被告「そうではありません」
  裁判官「リンゼイさんの体から離れて結束バンドをとったんですか」
  被告「いいえ、離れていません。右手をリンゼイさんの体に置いた状態で、左手を伸ばし収納棚の扉を開けました。手でゴソゴソ探して結束バンドを見つけ、棚の下に落としました」
  裁判官「その後、避妊具を装着してリンゼイさんを姦淫していますが、避妊具はどこから取り出しましたか」
  被告「物置の棚の下にいつも置いていました」
 《男性裁判官は見取り図を取り出し、堀田真哉裁判長と小声で相談する》
 裁判官「物置の棚とはどこのですか」
  被告「すいません、げた箱の棚の上、靴箱の棚の上です」
  裁判官「結束バンドと同じ場所ですか」
  被告「違います」
  裁判官「結束バンドも靴箱の収納棚ですよね」
  被告「違います」
 《首をひねる男性裁判官。結束バンドと避妊具が不自然に同じ場所に置かれていたとすれば、リンゼイさん暴行の計画性を示す可能性もある》
 裁判官「では、避妊具を装着するまででもいいですが、リンゼイさんが声を出したり泣いたりしたことはありますか」
  被告「ありません」
  《男性裁判官は最後に、リンゼイさんから脱がせた服の処理について尋ね、質問を終了。堀田裁判長の質問に移る》
  裁判長「リンゼイさんを姦淫する前にもみ合ったということですが、被害者に対してしたことを具体的に教えてください」
  被告「私は上から馬乗りになり、あおむけのリンゼイさんの両手を私の両手で押さえ込み、リンゼイさんも足を強く動かして抵抗しているので、私は両足ではさみ、押さえ込むようなことをしました。リンゼイさんの足が抜け出すと、私はまた足ではさもうとしました」
 《市橋被告は熱に浮かされたように、言葉をついでいく》
 「リンゼイさんは体を押さえ込まれても体を大きく動かしていた。私は体を密着するようにして押しつけていました...」
 《裁判員、裁判官の被告人質問が終了し、弁護側は先ほど話に出た避妊具の位置について補足の質問をする》
 弁護人「コンドームはなぜ玄関の棚に置いていたのですか」
  被告「当時付き合っていた女性と肉体関係があり、外出するときに持っていけるように置いていました」
 《この後、弁護側の追加証拠についてのやり取りを行い、堀田裁判長は約15分の休廷を告げた》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(10)】「輝いていたリンゼイではなかった」 霊安室で対面した父の思いは...
 裁判長「それでは再開します」
  《堀田裁判長に促されて、若い男性検察官が証拠として採用された供述調書を読み上げていく。まずはリンゼイさんの死亡が確認された平成19年3月26日の数日後に作成されたウィリアムさんの調書だ》
  検察官「リンゼイには3歳上の姉と1歳下の妹がおり、私たち家族はとても仲がよく、深い絆で結ばれていましたが、これが永遠に消え去ってしまいました」
 《ウィリアムさんは事件以来、ジュリアさんと捜査の進展を訴えるために何度も来日。市橋被告の顔写真がプリントされたTシャツを着て情報提供を呼び掛け続けた》
  《今回の公判でも被害者参加人として初公判から参加。「殺意はなかった」と述べる市橋被告の言葉を通訳を介して聞くと、目を見開いて信じられないといった様子を見せるなど、被告への怒りをにじませてきた》
 検察官「リンゼイはわれわれにとって特別な存在でした。リンゼイは誰よりも早く読み書きを覚え、級友を助けてきました。中学の先生からは『リンゼイには何も教えることはない。進学校に進むべきだ』と言われました」
 《リンゼイさんは街でも有名な進学校に進学したという》
 検察官「リンゼイは人を助けるすばらしい素質があり、それについて、2つの思い出があります。ひとつは大学生に入ったころのことでした」
  《供述調書によると、リンゼイさんがウィリアムさんらと街の中心を歩いていたとき、一人のホームレス男性が「お茶代をほしい」と言ってきたという。リンゼイさんが「サンドイッチでも買って」と多めの小銭を男性に渡したことにウィリアムさんは「こんなために私はカネを稼いでいるのではない」とたしなめた》
 検察官「するとリンゼイは『あの人は私のようにすばらしい機会に恵まれなかっただけです』と言いました」
  「私たちは娘たちの教育にお金を費やし、娘たちは優秀な成績を収めた。親がよりよい教育を与えてきたことを感謝していたからこそ、『私のようなすばらしい機会』と表現したのです。リンゼイは常に感謝の念で接し、人を助けることに情熱を傾けてきました」
 《ウィリアムさんは供述調書の中で、2つ目のエピソードとしてリンゼイさんが重度の身体障害を持つ子供たちに水泳を教えていた当時を振り返った》
 検察官「リンゼイは手足が不自由な子供たちを支えるために常に水に入ったままで、家に帰ってくると、手足が(水でふやけて)真っ白になっていました」
 《読み上げられる自分の供述調書の内容を聞いて、ウィリアムさんは、涙をこらえるようにどんどん顔を赤らめていった》
 検察官「リンゼイは短い生涯の中で、人を助けることに最大の情熱を傾けてきました。当初は医師を目指し、日本を経験した後は、子供たちに科学を教えることを目指していました」
  「日本を愛し、日本の社会を愛し、日本の社会にとけ込もうと、日々努力していました。日本を目指したのは、日本人の高潔さに共鳴したことに加え、日本が安全なことも一つの理由でした」
 《だが、ウィリアムさんら家族は、まな娘が遠く離れた異国にいることに寂しさと不安を募らせていたという。夫妻が1週間ほど日本に滞在した機会にリンゼイさんは近所の交番を案内したという》
 検察官「リンゼイは『ここはロンドンよりも安全よ』と言いました。娘は英語で話しかける人に英語で答えたり、近所の人たちに『おはようございます』と声をかけたりしていました。生き生きとして安全に暮らす姿を見て安心し、リンゼイを誇りにも思いました」
  「これほど信頼していた日本で命を落とすとは思いもよりませんでした」
 《事件に遭う前の19年3月11日のウィリアムさんの誕生日にもリンゼイさんは、プレゼントを送ってきたという》
 検察官「プレゼントは、いましているこのベルトと日本のはしでした」
 《殺害された直前に送ったのか、リンゼイさんが亡くなった後の4月にもウィリアムさん夫妻の記念日に合わせ、別のプレゼントが届いた》
 検察官「4月に届いたプレゼントは包みも開けていないんです」
  「『お父さん、愛している。お母さん、愛している。お姉さん、愛している。妹、愛している』と電話がありました。これが娘が生きていた最後のメッセージでした」
  「イギリスの警察を通じ、娘が事件の犠牲になったと伝えられました。霊安室で会ったリンゼイは、私たちが知っている、美しい、輝いていたリンゼイではありませんでした」
  《ウィリアムさんはしきりにハンカチで涙をぬぐっている。目は真っ赤に充血している。隣のジュリアさんも涙が止まらずに目をハンカチで押さえ続けている》
 検察官「私たちは深い絶望に突き落とされました。深い喪失感が体を貫きました。夢があり、多くの人を助けてきた娘を失ったことから立ち直ることはできません。私たちにとって娘は『命』そのものでした」
 《検察官は続いて市橋被告が死体遺棄罪で起訴された後のウィリアムさんの「厳しい処罰を望む」との供述調書も読み上げた》
 《続けてウィリアムさんが市橋被告の逮捕後、検察官の調べに応じるために来日した際に持ってきたという生前のリンゼイさんの写真が、次々と法廷内の大型モニターに映し出されていった》
 《生後7カ月のものから姉妹で撮影したものも。どの写真でもリンゼイさんはカメラに笑顔を向けていた》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(11)】憤怒の形相で詰め寄る父...刑務官が取り囲む一幕も
 《愛らしい幼いころのリンゼイさんや、大学卒業記念パーティーのときの、グラスを片手に挑発的な笑顔でほほえむリンゼイさんなど計14枚の写真が、大型モニターに映し出された》
 《リンゼイさんの母、ジュリアさんは、モニターを見て涙を流し続けている》 《男性検察官が、紙につづられたリンゼイさんの父、ウィリアムさんの言葉を日本語で朗読している》
 検察官「リンゼイは22年間しか生きられなかったが、とても有益に過ごした。(リンゼイさんが)亡くなってしまってから、もはやリンゼイがいたころの家族ではなくなってしまった。私たち(夫婦は)、娘たちにすべての機会を与えたが、リンゼイは期待を裏切らなかった」
 《モニターが消された》
 《堀田真哉裁判長に促されて、ウィリアムさんの証人尋問が始まる》
 《ウィリアムさんは立ち上がると、まず、証言台の後ろ、被告人席に座っている市橋被告に近づいた》
 《市橋被告に危害を加えると思ったのだろうか、慌てたように刑務官がウィリアムさんを囲むが、ウィリアムさんはすさまじい怒りの形相で市橋被告を見下ろした後、証言台の前に立った》
 《市橋被告は背中を丸めて泣いている》
 《男性検察官による、ウィリアムさんの証人尋問が始まった》
 検察官「リンゼイさんは大学生のとき、どんな学生でしたか」
  証人「リンゼイは英国でもトップクラスに目されるリーズ大学に入学しました」
  証人「何時間あっても、リンゼイが大学時代に成し遂げたことについて説明し切れません。でも、ここは法廷でそのような時間がないことは分かっています。でも、本当に彼女が成し遂げたことについて、誇りに思っています」
  検察官「娘さん3人の教育費は大変だったのではないですか」
   証人「その通りです。英国でトップクラスの大学に進学させることは非常に金銭的に負担が大きいです。でも、3人とも頭脳明晰で、トップクラス の大学に入学しました。とてもうれしかった。お金がなくて、娘が勉強の機会を奪われる、そんなことにはさせたくありませんでした」
  検察官「事件は、(リンゼイさんの)家族にどれだけ影響を与えたのですか」
  証人「事件が起こる前、私たちは普通の家族でした。でも、この事件で、私、妻、娘たちは、本当にそれまでの生活を覆されました」
 《ジュリアさんは手で口を覆って涙を流し続けている》
 証人「私たちはまったくあのころとは違う世界に住んでいます。親戚とも疎遠になり、近くに住む人も、私たちとどう付き合っていいのか戸惑っています」
  証人「最初、私と妻は日本になぜ娘をやったか、自分たちを責めました。それに私はどうしたらいいのか分からなくなって動揺していました。娘たちともうまく付き合えなくなりました。残った2人にも何かあったら、と考えると心配で仕方なかった。私は鬱になり、薬を飲まざるを得なくなりました」
  「私は怒りを常に感じています。自殺願望に襲われましたが、家族がいたので踏みとどまれました。そして仕事で(リンゼイさんを失った悲しみを)忘れようとしました」
  証人「娘たちはそれぞれ、いい付き合いをしているボーイフレンドがいました。彼らは父の私とも付き合っていました。リンゼイの死後、数カ月の間に残りの2人の娘もボーイフレンドと別れ、私たちは孤立無援になりました。(悲しみのあまり)家にこもったまま、買い物にもいけません。人は言います。『時が解決してくれる。どんな悲しみも』。でも違うのです」
  証人「私の2人の姉妹も、私たちとどう接すればいいのか分からずに、私たちのところに来てくれなくなりました。彼女たちの遠慮もあり、疎遠になりました」
  検察官「リンゼイさんの婚約者とは(リンゼイさんの死後)どういう付き合いになりましたか」
  証人「リンゼイには婚約者の●●(法廷では実名)がいました。2人は本当に愛し合っていました。●●は家族の一員でした。2人はいつも一緒にいました。私は●●に言ったことがあります。『こんなきれいな女の子(リンゼイさん)と付き合えて君はラッキーだね』。●●は言いました。『本当に私はぜいたく者です。一生懸命頑張って、成功して、リンゼイと結婚して、僕たちは4人子供を産みますよ』。いま、なかなか●●は会いにきません。さみしいです」
 《ウィリアムさんの後ろ、被告人席の市橋被告の肩が震えている》
 《男性検察官は、事件を知った直後のリンゼイさん一家の様子について質問した》
  証人「最初は行方不明だと知らされました。しかし、時がたつにつれ、状況は最悪になりました。まさかわが子に(こんな悲惨な事件が)起こるなんて。別の人ではないかと思いました」
  《その後、男性検察官の質問は、事件後にウィリアムさんたちが、逃亡した市橋被告を捕まえるために、来日したり、パンフレットを配ったり、英国の政府高官 と連絡をとったりと、手を尽くしたことに移った》
  証人「とにかく天国から地獄を掻き分けて、市橋被告を裁きの場に出すため、必死でした。父親なら誰でも そうします」
 《男性検察官は、ウィリアムさんが、リンゼイさんの遺体の写真を見たときのことについて質問した》
 検察官「リンゼイさんの遺体の写真は、見なくてもいいと言われていたはずですが、どうして見たのですか」  証人「私は、この目で確かめなければならないと思いました。一度見てしまったら、一生忘れられないとは思いましたが、父として、娘の遺体を見なくてはならないと思いました」
  検察官「見て、どう思いましたか」
  証人「吐き気を催すほどでした。動悸が激しくなりました。美しい娘になんて悲惨なことを...」
  「市橋は娘をあのようにして申し開きもしないのです」
 《ウィリアムさんが市橋被告を弾劾する声が法廷中に響く。市橋被告は体を震わせたままだ》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(12)完】「邪悪な男」「娘の死ネタに金稼ぎ」...父の迫力に腰を抜かして退廷
  証人「これまで裁判を見てきたが、まるで市橋被告のショーだと感じました。検察官の質問には短く答え、『もう1度』と聞き直す。弁護人が尋ねたことはたちどころに理解して、長々と答えていました。彼はショーを演じるために(言動を)練り上げています」
  《ウィリアムさんが座る証言台のすぐ左後ろで、刑務官に挟まれるようにして長イスに座る市橋被告。傍聴席から見ても分かるほど、体と顔をガタガタと震わせている》
  証人「裁判長、裁判員の方々にはぜひ、証拠に基づいて判断してもらいたいです。法廷では娘を解剖した鑑定医の証言が出ました。証言によると、3分から5分程度、娘の首に圧迫が加えられた可能性が高いということでした。みなさん3分について、自分の息をとめて試してみてください。30秒程度で首の圧迫をやめたら回復するとのことでしたが、彼(市橋被告)が手を離した証拠はありません」
  《ウィリアムさんは市橋被告の心臓マッサージを試みたという主張にも疑問を呈した》
  証人「もしも心臓マッサージをしたら、された側の肋骨が折れるほどの力が加えられるということでしたが、娘の体に心臓マッサージを施した痕跡はどこにもありませんでした」
 《ここで堀田真哉裁判長が割って入り、検察側の質問に端的に答えるように求めた。ウィリアムさんは「OK」と応じた。男性検察官が質問をする》
 検察官「法廷での市橋被告の態度を見てどう感じましたか」
  証人「彼は悔いていません。証言は計算されつくし、リハーサルされたものです。彼が逃走中、私たちは何度も強く自首を求めました。しかし彼は耳を貸さず、 われわれが日本に来るための費用を工面している中でも、あざ笑うように逃げ続けていました。法廷でもまったく悔いていないことは明らかです」
  検察官「市橋被告にどんな刑を望みますか」
  証人「この国の最も重い最高刑を望みます。慈悲なく娘を殺害した行為に相当するような、寛容でない最高刑を希望します」
  検察官「家族もみんな同じ思いですか」
  証人「当然そうです。市橋被告の振る舞い、態度、私たちへの仕打ち、リンゼイにしたことから、最高刑を望みます」
  《市橋被告は手記を出版しているが、その印税を遺族に支払うとしている。検察官はこの点についても質問する》
 検察官「市橋被告は印税を支払うと言っていますが、どう思いますか?」
  証人「イチハシからは何ももらいたくない。一銭もイチハシからもらわない。娘を殺しておいて、それをネタに金を稼いでいる。一銭もほしくない」
 《女性通訳は感情移入したかのように強い口調となっていき、市橋被告の呼称を外した。市橋被告の震えはずっと止まらない》
 検察官「事件から4年以上が経過しましたが、日本や日本人にどんな気持ちを持っていますか」
  証人「法廷では答えにくい質問ですね。リンズー(リンゼイさんの愛称)は日本を大事にしていました。日本が好きで、私たちが休暇に日本を訪れると、色々なところを案内してくれました。この日本の秩序、高潔さを尊敬していました。たとえイチハシという人間が娘にあのようなことをしたからといって、私は日本に対するネガティブ(否定的)な気持ちは持っていません。彼がしたことと、日本はまったく関係していません」
 検察官「被害者参加制度にのっとり裁判に参加した理由を教えてください」
  証人「家族として、犯人が何をしたのかを見届けたいと思ったからです」
  検察官「裁判官や裁判員に伝えたいメッセージはありますか」
  証人「私はこの国の裁判制度を信頼しています。皆さんが正義を貫かれることを固く信じています。証拠に基づき有罪と判断されたときには一切の寛容も、慈悲も不要です。それを切に希望します」
  検察官「最後に何か言いたいことはありますか」
   証人「彼がしたことで家族は惨憺たる思いをしました。私たち家族は二度と、平凡ながら幸せだったころに戻れません。今はある意志で一つになっています。この邪悪な男は娘に邪悪の限りのことをしました。彼に最高刑を与えたいということだけで気持ちを一つにして頑張っています
  《向かって右から3番目の男性裁判員は目を細め、同情するようなまなざしをウィリアムさんに向けた。検察側の尋問が終わり、ウィリアムさんは席を立つと、市橋被告の隣に座っていた刑務官がウィリアムさんの接近を防ぐように、2人の間に立った。顔を紅潮させたウィリアムさんが検察側の後方にある自席に戻ると、母親のジュリアさんがいたわるように背中をさすっていた》
 《堀田裁判長は閉廷を宣言した。傍聴人たちが次々と退廷する中、市橋被告は 震えたまま動かない。刑務官たちが両脇を支えるようにして立たせたが、腰が抜けたように前屈みになった。刑務官たちに引きずられるようにしながら退廷する市橋被告の背中を、ウィリアムさんとジュリアさんはにらみつけていた》
 《第5回公判は11日午前10時から始まり、引き続きウィリアムさんや、ジュリアさんらの証人尋問が行われる》

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です *強調(太字・着色)は来栖 
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