習近平国家主席「南京で30万人虐殺」 独で講演、日本を名指し批判

2014-03-29 | 国際/中国/アジア

習主席「南京で30万人虐殺」 独で講演、日本を名指し批判
 東京新聞 2014年3月29日 夕刊
 【ベルリン=共同】ドイツ訪問中の中国の習近平国家主席は二十八日、ベルリンで講演し、日中戦争時に旧日本軍が南京を占領した際に起きた南京大虐殺に言及し「日本は三十万人以上を虐殺した」と強調した。習主席は「日本軍国主義による侵略戦争で中国人に三千五百万人以上の死傷者が出た」とも述べ、日本を名指し批判した。
 ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の歴史を抱えながら近隣諸国と和解したドイツで、習主席自らが歴史問題をめぐって日本批判を展開し、安倍晋三政権と徹底対決する姿勢を鮮明にした。中国が「反ファシズムと抗日戦争の勝利七十周年」と位置付ける来年に向け、国際社会での対日包囲網構築の動きを強める構えだ。
 南京大虐殺の犠牲者数をめぐり日中間で論争が続く中、中国の主張を第三国で一方的に述べたことに対し、日本側から反発の声も出そうだ。
 講演はドイツのシンクタンクが主催。政財界の要人や外交関係者ら約二百人が訪れた。
 習氏は、日中戦争当時、ナチスの南京支部幹部だったジョン・ラーベが日記に南京大虐殺の様子を書き残していたことで「三十万人が殺害された」事実が世界に伝わったと語った。
 講演に続く質疑では、中国の軍事費増大について、国の規模に見合った額だと主張。アヘン戦争を機に列強が中国を侵略した歴史に触れ「中国は覇権を唱えないが、抑圧されたり、植民地化されたりすることを繰り返さない」と述べた。
 南京大虐殺の犠牲者数について、日中両国の有識者による歴史共同研究委員会の二〇一〇年の報告書は、「三十万人以上」とする中国側主張と、日本側の「二十万人を上限として四万人、二万人などの推計がある」との分析を併記した。
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