〈来栖の独白〉
なんとも見苦しい姿を曝け出した菅政権と与謝野馨氏。与謝野氏の自民党離党は結局、閣僚でいたかったということだった。政治家として名をなした人が、晩節を汚す。なんとも見苦しい。このようには生きたくないものだ。菅さんと与謝野さんとの共通項、それは、政策がなくポストに恋々として見苦しい、というところか。信子夫人も見苦しい。似たもの夫婦ということか。中国もアメリカも、日本を嗤っている。
小沢氏起訴に打って出るかと内心ハラハラしていたが、仙谷氏も、今回は流石にそれどころではなかったか。いや、検察官役弁護士のほうが、菅・仙谷側に肩入れしても何の益も無いと悟ったか。
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菅首相:あす内閣改造 与謝野氏、要職起用へ たちあがれ離党 野田財務相は留任
菅直人首相は13日、14日に行う内閣改造で、たちあがれ日本の与謝野馨共同代表を政権の要職に起用する意向を固めた。税制改正と社会保障担当の特命相や首相補佐官、厚生労働相などを検討している。与謝野氏は13日午前、東京都内で同党の平沼赳夫代表に離党届を提出した。また、野田佳彦財務相の留任も固まった。首相は同日午後の民主党大会後に会見し内閣改造と党役員人事の基本方針を示して人事に本格的に着手。24日の通常国会召集を目指す。【中田卓二】
与謝野氏は離党届提出後、国会内で記者会見し、「税制抜本改革、社会保障、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)で、できることは(菅内閣を)お手伝いしたい」と政権入りへの意欲を示した。
与謝野氏は昨年11月以降、首相と2回にわたり会談するなど菅政権への協力を探っていた。しかし、同12月27日にたちあがれの連立政権入りが破談になり、以後は党の会合を欠席していた。与謝野氏は09年衆院選で比例代表東京ブロックの自民党候補として復活当選したため公職選挙法などの規定で既存政党に移ることはできず、今後は無所属で活動する。平沼氏は与謝野氏との会談で「それなりの考えがあることは理解する」と述べたが、離党届の扱いは保留した。
首相は政界きっての政策通で、消費税率引き上げによる財政再建論者の与謝野氏を政権内に取り込むことで、税と社会保障制度改革論議に道筋をつけたい考え。社会保障の抜本改革の必要性には自民、公明両党も賛同しており、与謝野氏に橋渡し役を期待する狙いもあるとみられる。
一方、民主党の鉢呂吉雄国対委員長は13日午前、自民、公明両党国対委員長に対し、昨年の臨時国会で参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官を交代させる方針を個別に伝えた。仙谷氏も13日午前の会見で自身の交代について「方向性はそういうことだ。(首相が)大局的な判断をした」と認めた。これを受けて自公両党は14日の衆院議院運営委員会理事会の開催を了承、通常国会は24日に召集される見通しになった。
首相は仙谷氏の後任に民主党の枝野幸男幹事長代理を起用し、仙谷氏は民主党代表代行と国対委員長を兼務する方向。馬淵澄夫国土交通相も交代させる。前原誠司外相、北沢俊美防衛相の留任や、岡田克也幹事長、玄葉光一郎政調会長(国家戦略担当相兼務)の続投が固まっている。
与謝野氏は当選10回で72歳。自民党時代には党政調会長、官房長官、財務・金融・経済財政担当相など要職を歴任した。政権交代後の昨年4月、谷垣禎一総裁の党運営を批判して自民党を離党し、平沼氏らとたちあがれ日本を結党した。
毎日新聞 2011年1月13日 東京夕刊
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民主、菅首相抜きの新ポスター 重点政策テーマに6種
民主党は13日の党大会に合わせ、重点政策をテーマにした6種類のポスターを発表した。政権交代の成果と、政策への取り組み姿勢をアピールするのが目的。いずれも内閣支持率低迷にあえぐ菅直人首相の姿はない。28日から全国一斉に張り出す。
テーマに掲げたのは、地方分権、社会保障、子育て支援、雇用・成長戦略、農業、税金の無駄遣い一掃。2011年度予算への反映や、事業仕分けなどの実績を訴えている。
2011/01/13 13:49【共同通信】
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「この政治センス寒々」民主総会で田中真紀子氏
12日の民主党両院議員総会では、菅首相(党代表)らの政権運営に対し、批判や懸念の声が続出し、展望の見えない菅政権に党内のいら立ちが募っていることを浮き彫りにした。
「昨年の参院選は厳しい戦いだった。それでも地方議員の大きな応援があった。この人たちが私たちのせいで負けたらどうやって償うのか」(徳永エリ参院議員)
「(統一地方選などで)公認や推薦を取り消してほしいという人が本当に多い。党代表として、地方選挙をどういう戦略で戦うのか」(石森久嗣衆院議員)
両院議員総会では春の統一地方選を目前に控え、逆風にさらされる議員たちの切実な声が相次いだ。
総会冒頭のあいさつで「自信を持とうじゃありませんか」と笑顔で呼び掛けた首相も、険しい表情で「苦しい思いは同じだ」と応じるのが精いっぱいだった。
地方選挙だけではない。
首相らが表明した民主党政権公約(マニフェスト)見直しなど政策問題でも執行部批判が噴出した。
それでも、首相の退陣要求は出なかった。党内に「鳩山前首相、菅首相、そして『ポスト菅』と、民主党3人目の首相が誕生したら、衆院解散・総選挙で国民に信を問わなければならなくなるかもしれない」(若手議員)といった恐怖感が広がっているからだ。
内閣支持率が低迷する中、衆院選は避けたいとの不安が「菅降ろし」に歯止めをかける格好となっている。
執行部に批判的な田中真紀子元外相は、総会後、記者団にこう語った。
「台風が来るかもしれない、地震が来るかもしれない、洪水が来るかもしれないと、家の住人みんなが心配しているんだけど、家主はご飯を食べながら一杯飲んで、『大丈夫、大丈夫。壊れないよ』と言っているようなもの。この政治センス、寒々とする」(2011年1月13日08時22分 読売新聞)
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◆民主両院議員総会で執行部批判相次ぐ2011-01-12
◆“虚構”はマスコミを通じて大音響となり、首相からおばちゃんまで皆が「政治とカネ」と言う
◆「民主党党大会2011/1/13」そのタイミングで小沢起訴となれば、マスコミは「起訴」に飛びつく
なんとも見苦しい姿を曝け出した菅政権と与謝野馨氏。与謝野氏の自民党離党は結局、閣僚でいたかったということだった。政治家として名をなした人が、晩節を汚す。なんとも見苦しい。このようには生きたくないものだ。菅さんと与謝野さんとの共通項、それは、政策がなくポストに恋々として見苦しい、というところか。信子夫人も見苦しい。似たもの夫婦ということか。中国もアメリカも、日本を嗤っている。
小沢氏起訴に打って出るかと内心ハラハラしていたが、仙谷氏も、今回は流石にそれどころではなかったか。いや、検察官役弁護士のほうが、菅・仙谷側に肩入れしても何の益も無いと悟ったか。
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菅首相:あす内閣改造 与謝野氏、要職起用へ たちあがれ離党 野田財務相は留任
菅直人首相は13日、14日に行う内閣改造で、たちあがれ日本の与謝野馨共同代表を政権の要職に起用する意向を固めた。税制改正と社会保障担当の特命相や首相補佐官、厚生労働相などを検討している。与謝野氏は13日午前、東京都内で同党の平沼赳夫代表に離党届を提出した。また、野田佳彦財務相の留任も固まった。首相は同日午後の民主党大会後に会見し内閣改造と党役員人事の基本方針を示して人事に本格的に着手。24日の通常国会召集を目指す。【中田卓二】
与謝野氏は離党届提出後、国会内で記者会見し、「税制抜本改革、社会保障、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)で、できることは(菅内閣を)お手伝いしたい」と政権入りへの意欲を示した。
与謝野氏は昨年11月以降、首相と2回にわたり会談するなど菅政権への協力を探っていた。しかし、同12月27日にたちあがれの連立政権入りが破談になり、以後は党の会合を欠席していた。与謝野氏は09年衆院選で比例代表東京ブロックの自民党候補として復活当選したため公職選挙法などの規定で既存政党に移ることはできず、今後は無所属で活動する。平沼氏は与謝野氏との会談で「それなりの考えがあることは理解する」と述べたが、離党届の扱いは保留した。
首相は政界きっての政策通で、消費税率引き上げによる財政再建論者の与謝野氏を政権内に取り込むことで、税と社会保障制度改革論議に道筋をつけたい考え。社会保障の抜本改革の必要性には自民、公明両党も賛同しており、与謝野氏に橋渡し役を期待する狙いもあるとみられる。
一方、民主党の鉢呂吉雄国対委員長は13日午前、自民、公明両党国対委員長に対し、昨年の臨時国会で参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官を交代させる方針を個別に伝えた。仙谷氏も13日午前の会見で自身の交代について「方向性はそういうことだ。(首相が)大局的な判断をした」と認めた。これを受けて自公両党は14日の衆院議院運営委員会理事会の開催を了承、通常国会は24日に召集される見通しになった。
首相は仙谷氏の後任に民主党の枝野幸男幹事長代理を起用し、仙谷氏は民主党代表代行と国対委員長を兼務する方向。馬淵澄夫国土交通相も交代させる。前原誠司外相、北沢俊美防衛相の留任や、岡田克也幹事長、玄葉光一郎政調会長(国家戦略担当相兼務)の続投が固まっている。
与謝野氏は当選10回で72歳。自民党時代には党政調会長、官房長官、財務・金融・経済財政担当相など要職を歴任した。政権交代後の昨年4月、谷垣禎一総裁の党運営を批判して自民党を離党し、平沼氏らとたちあがれ日本を結党した。
毎日新聞 2011年1月13日 東京夕刊
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民主、菅首相抜きの新ポスター 重点政策テーマに6種
民主党は13日の党大会に合わせ、重点政策をテーマにした6種類のポスターを発表した。政権交代の成果と、政策への取り組み姿勢をアピールするのが目的。いずれも内閣支持率低迷にあえぐ菅直人首相の姿はない。28日から全国一斉に張り出す。
テーマに掲げたのは、地方分権、社会保障、子育て支援、雇用・成長戦略、農業、税金の無駄遣い一掃。2011年度予算への反映や、事業仕分けなどの実績を訴えている。
2011/01/13 13:49【共同通信】
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「この政治センス寒々」民主総会で田中真紀子氏
12日の民主党両院議員総会では、菅首相(党代表)らの政権運営に対し、批判や懸念の声が続出し、展望の見えない菅政権に党内のいら立ちが募っていることを浮き彫りにした。
「昨年の参院選は厳しい戦いだった。それでも地方議員の大きな応援があった。この人たちが私たちのせいで負けたらどうやって償うのか」(徳永エリ参院議員)
「(統一地方選などで)公認や推薦を取り消してほしいという人が本当に多い。党代表として、地方選挙をどういう戦略で戦うのか」(石森久嗣衆院議員)
両院議員総会では春の統一地方選を目前に控え、逆風にさらされる議員たちの切実な声が相次いだ。
総会冒頭のあいさつで「自信を持とうじゃありませんか」と笑顔で呼び掛けた首相も、険しい表情で「苦しい思いは同じだ」と応じるのが精いっぱいだった。
地方選挙だけではない。
首相らが表明した民主党政権公約(マニフェスト)見直しなど政策問題でも執行部批判が噴出した。
それでも、首相の退陣要求は出なかった。党内に「鳩山前首相、菅首相、そして『ポスト菅』と、民主党3人目の首相が誕生したら、衆院解散・総選挙で国民に信を問わなければならなくなるかもしれない」(若手議員)といった恐怖感が広がっているからだ。
内閣支持率が低迷する中、衆院選は避けたいとの不安が「菅降ろし」に歯止めをかける格好となっている。
執行部に批判的な田中真紀子元外相は、総会後、記者団にこう語った。
「台風が来るかもしれない、地震が来るかもしれない、洪水が来るかもしれないと、家の住人みんなが心配しているんだけど、家主はご飯を食べながら一杯飲んで、『大丈夫、大丈夫。壊れないよ』と言っているようなもの。この政治センス、寒々とする」(2011年1月13日08時22分 読売新聞)
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◆民主両院議員総会で執行部批判相次ぐ2011-01-12
◆“虚構”はマスコミを通じて大音響となり、首相からおばちゃんまで皆が「政治とカネ」と言う
◆「民主党党大会2011/1/13」そのタイミングで小沢起訴となれば、マスコミは「起訴」に飛びつく