井端、グアムで初筋トレ  悪戦苦闘の90分

2008-01-11 | 相撲・野球・・・など
中スポ 2008年1月11日
 【グアム兼田康次】中日・井端弘和遊撃手(32)が10日、自主トレ先の当地にあるレオパレスリゾート内のフィットネスジムで、“筋トレ・デビュー”した。これまでは野球のみの動きで筋力を鍛えてきたが、昨年の故障などの反省を踏まえて肉体強化に着手。最低限の目標であるフルイニング出場に向けて動き出したが、筋トレ初心者とあって悪戦苦闘した。
 「スクワットって何?」、「バーベルってどれ?」…。
 グアムのフィットネスジムにいた井端は筋トレ初心者というよりも、失礼ながら“ド素人”だった。1軍経験すらない20歳の右腕・高江洲の話を熱心に聞いている。というか、教わっていた。何とプロ11年目で“筋トレデビュー”、肉体改造に着手したのだ。
 「スクワットなんて初めてだよ。やったことないもん。なぜ筋トレ? 年齢的なこともあるし、そろそろ体に負荷をかけていこうかなって」
 井上、中田ら総勢8人によるグアム自主トレ4日目はいきなりスコール。予定を変更して筋トレを開始したが、誰よりも熱心に取り組んだのが井端だった。メンバー最年少の高江洲にゴムによるインナーマッスルの鍛え方や、ウエートトレ器具の使い方などを教えてもらって実践。約70キロのバーベルを担いでのスクワットではもん絶。悪戦苦闘の約1時間30分だった。
 井端といえば知る人ぞ知る“アンチ筋トレ派”。野球による筋力は野球でしか養えないというポリシーでプロ入り後はウエート器具に見向きもしなかった。堀越高-亜大時代に先輩らに命じられてやったことはあるだろうが、自らの意思で筋トレはしたことがなかった。それが昨年は4年連続となるフル出場こそ達成したが、左ひざの故障によって5月でフルイニング出場が途絶え、8月からは右肩の痛みを抱えた。この反省を踏まえて方針を変えた。
 「筋トレをやるのはパワーアップが目的じゃない。本塁打を打つのはパワーじゃないって思っているし。今年もフルイニング出場は最低限の目標。それをやるためにやっておかなければならないことがあると思った。いまはすごく順調だよ」
 パワーアップではなく故障しない体づくりへ。筋トレ以外でも順調そのもの。すでにフリー打撃を開始。この日こそ雨天によって行わなかったが、打撃投手を務めていることで「肩はパンパンだよ」と笑顔をのぞかせる。若手を引き連れて向かったグアム自主トレ。フィットネスジムでは“鬼軍曹”ではなかったが、頼もしい肉体を手に入れて帰国することになりそうだ。
◆昨季は158試合“皆勤賞”の鉄人
 井端は昨シーズン4年連続5度目の全試合出場。04年4月2日の広島戦から574試合連続出場中だ。公式戦144試合に、クライマックスシリーズ5試合、日本シリーズ5試合、アジアシリーズ4試合を合わせ、昨年は計158試合すべてに出場という“皆勤賞”だった。
-------------------
(来栖のつぶやき)
井端ヒロ君へ。
 日本一のショート・日本一ピッチャーに嫌がられる粘りの井端ヒロ君。何もかも最高です。裕也の1軍登板も数えるほどしかなく、孝介も居なくなった今、唯一アライバがいるからドラを応援しているような私です。福留離脱に伴い「福留の穴を少しでも埋めたい」と語ったヒロ君。優しくて謙虚。監督の「(福留は)8月からいなかったから」とのコメントとは、大違い。故障のない今季1年とご成婚♪を祈っています。開幕が待ち遠しいです。
 私も、ささやかすぎるけれど、ジムに通っています。オリエンテーションしてくれたWコーチが、ヒロ君似の青年です。インストラクターも、みんな筋肉質の痩身で、チャーミングです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。