可愛(かわい)可愛と烏は啼くの 2021.6.13

2021-06-14 | 日録

中日春秋  
2021年6月13日
 「烏(からす)なぜ啼(な)くの」の童謡「七つの子」(作詞・野口雨情)。<可愛(かわい)可愛と烏は啼くの>−。子がかわいいとカラスは鳴いているのだが、カラスの鳴き声として「カワイカワイ」と表現しているという説があるそうだ。鳴き声に「かわいい」の意味を掛けている
▼野口雨情は茨城出身だが、広島などカラスの鳴き声を「カワイカワイ」と聞く地域もあるそうだ。なるほど、口に出してみるとおなじみの「カアカア」と「カワイカワイ」は似ている気もする
▼先週のこと。近所の公園を散歩中、脇道を歩いていた男性が突然、「コラッ」「オイッ」と大声を出した。何事かと目を向ければカラスである。空中から男性めがけてぶつかっていく。三度、四度と結構、しつこい
▼幸い、おけがなどはなかったようだが、これはおっかない。カラスは近くで見ると思った以上に大きいうえ、あの鋭いクチバシである。別の日はランニング中のお兄さんがやられていた
▼数日後、「犯行現場」に「カラスに注意」の掲示が出ていた。「烏なぜ襲うの」といえば、「カラスの勝手でしょ」ではなくて、木の上の巣を守るため、近くを通る人を敵と勘違いし、追っ払おうとしているらしい。六月前後はカラスの繁殖期である
▼「カワイカワイ」の子を守るため。そう聞けば、人間の方で気をつけるしかないか。奇襲に備え、帽子ぐらいはかぶっておく。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2021.6.14 Mon〉
 私も猫に餌を食べさせているとカラスが来るので、カラスにパンを与えるようになった。
 ある日、猫ちゃんの食事が終わったので帰りかけると、私の肩にポンと触れる「足」がある。カラスだった。
 「今日は猫の所へ来るのが遅かった。今からでもいい、パン、寄こせ」っていう意味だったようだ。
 カラスさんは、自分がパンを食べることは稀だ。口に挟めるだけ挟むとすぐに飛び立つ。誰かに与えるのだ。
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*  ツバメが民家に巣をかけるのは、蛇などの外敵から人に守ってもらうため 2021.6.12


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