海水セシウム事故前水準に 第一原発の周辺以外 福大研究所報告
福島民報 3月20日(金)11時53分配信
福島大環境放射能研究所の第1回成果報告会は19日、福島市の同大で開かれた。研究所の青山道夫教授は、東京電力福島第一原発周辺部以外の海水中の放射性セシウムが、原発事故前の水準に戻っているとの調査結果を示した。魚の筋肉への放射性セシウムの移行が、ほとんどの魚種で濃度低下していることも明らかにした。
青山教授はフランス放射線防護・原子力安全研究所、金沢大、電力中央研究所、県水産試験場などと進めている県沿岸部の調査、研究成果を説明した。
ウクライナの計算機・計算システム問題研究所環境モデリング部長から福島大環境放射能研究所特任教授に就任したマーク・ジェレズニヤク氏は、放射性物質の水系への移行予測モデル開発について発表した。チェルノブイリと本県との環境の違いを説明し、長年の研究から得た知見を本県の除染推進に生かしていく考えを示した。
成果報告会では、高橋隆行所長があいさつした。14件の研究報告の他、特別講演が行われた。
研究所は原発事故後の森林、河川、海洋などへの放射性物質の動態研究を目的に、文部科学省国立大学改革強化推進補助金の支援を受け、平成25年7月に設立された。 .福島民報社。
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