現金授受現場に同席者…「紙袋渡すの見た」 水谷建設裏献金疑惑

2010-01-27 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

現金授受現場に同席者…「紙袋渡すの見た」 水谷建設裏献金疑惑
産経ニュース2010.1.27 01:45
 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、水谷建設元幹部が、平成17年4月に小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(48)に裏献金5千万円を渡した際、共通の知人が同席していたと東京地検特捜部に供述していることが26日、関係者への取材で分かった。知人も同席していたことを認めているという。大久保容疑者は否定しているが、特捜部は現金授受を裏付ける重要な証言とみて、さらに詳しく調べている。
 元幹部が17年9月に盛岡市内のホテルで、同月11日に投開票が行われた衆院選の陣中見舞いとして、大久保容疑者に現金2千万円を渡したと供述していることも新たに判明。この場にも、5千万円授受のときと同様、この知人が同席していたという。
 水谷建設元幹部は特捜部に対し、16年10月、東京都港区の全日空ホテル(現ANAインターコンチネンタルホテル東京)で、紙袋に入れた現金5千万円を当時陸山会の会計事務担当だった民主党衆院議員、石川知裕容疑者(36)に渡したと供述。さらに、17年4月にも同ホテルで大久保容疑者に5千万円を渡したと供述しているとされる。
 いずれも裏献金は国発注の胆沢(いさわ)ダム工事受注の謝礼だったとしている。
 関係者によると、元幹部は1回目の5千万円の授受の際は石川容疑者と2人だけだったと説明したが、2回目の5千万円の際は共通の知人が同席していたと供述したという。知人も特捜部の任意聴取に「17年4月の全日空ホテルと、9月の盛岡市内のホテルで、元幹部と大久保秘書の3人で会い、元幹部が現金が入っていたと思われる紙袋を渡すのを見た」と証言したとされる。
 知人は平成20年までの6年間に個人と会社名義で、小沢氏が代表を務める「民主党岩手県第4区総支部」に計70万円を献金していた。大久保容疑者とは以前からの知り合いで、知人が元幹部に大久保容疑者を紹介したといい、元幹部が東京・向島の高級料亭で大久保容疑者を接待した際、同席することもあったとされる。
 このため、特捜部は、現金受領の有無について大久保容疑者を重点的に取り調べているが、大久保容疑者は「元幹部からは料亭で2回程度接待を受けたが、5千万円や2千万円は受け取っていない」と否定しているという。石川容疑者も現金受領を否認しているとされる。
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「小沢事務所に渡す裏献金1億円用意」 水谷建設元経理担当が供述
産経ニュース2010.1.26 01:35
 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、水谷建設の元経理担当幹部が、東京地検特捜部の事情聴取に対し、民主党衆院議員、石川知裕容疑者(36)らに裏献金を渡したと供述した同社元幹部から指示を受けて「小沢事務所に渡す1億円の裏金を用意した」と供述していることが25日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、現金授受を裏付ける証拠の一つとみているもようだ。
 水谷建設元幹部は特捜部の事情聴取に対し、平成16年10月15日午後、東京都港区の全日空ホテル(現ANAインターコンチネンタルホテル東京)で、紙袋に入れた現金5千万円を石川容疑者に渡したと供述。
 さらに17年4月にも同じホテルで、小沢氏の公設第1秘書の大久保隆規容疑者(48)に5千万円を渡したと供述しているとされる。裏献金は国発注の胆沢(いさわ)ダム工事受注の謝礼だったとしている。
 関係者によると、元経理担当幹部は特捜部の事情聴取に対し、「16年10月と17年4月ごろ、元幹部から小沢事務所に持っていく裏金を用意するよう指示され、元幹部に5千万円ずつ渡した」と供述したという。
 特捜部は16年の5千万円については、翌銀行営業日の10月18日に陸山会の口座に同額が入金され、同月29日に土地代金が支払われていることから、土地代金の原資の一部になったとみているほか、17年の3~4月にも陸山会に計4億円の入金があることから、関連を調べている。
 石川、大久保両容疑者とも調べに対し、水谷建設からの裏献金について「受け取っていない」と否認しているという。小沢氏も任意聴取された23日の記者会見で、「不正なカネは水谷建設はもちろん、他の会社からも一切受け取っていない。秘書や秘書だった者も受け取っていないと確信していると(検事に)申し上げた」と否定している。
 小沢氏側と水谷建設をめぐっては、大久保容疑者が元幹部から15~16年ごろ、東京・向島の高級料亭で頻繁に接待を受けていたほか、石川容疑者の事務所から元幹部の名刺が押収されたことが判明している。
 東京地裁は25日、石川容疑者ら3人の勾留(こうりゅう)期間を26日から2月4日まで延長することを決定した。ほかに延長されたのは大久保容疑者と元私設秘書の池田光智容疑者(32)。
「1億円の『座布団』を4パック」不自然な供述
 石川知裕容疑者が東京地検特捜部の調べに、小沢一郎氏から借りたと主張する土地代金の原資4億円について、「1億円ずつの『座布団』(ビニールでパックされたもの)を4つ、小沢先生から渡された」と説明していることが25日、関係者への取材で分かった。
 説明通りなら石川容疑者は土地購入までに陸山会の複数の口座に数千万円ずつ計4億円を分散入金していることから、1億円のパックをわざわざ解いて入金したことになる。
 特捜部はこうした状況から石川容疑者の説明に不自然さがあるとみている。陸山会への分散入金の中には水谷建設元幹部らが供述した「裏献金」と同じ5千万円があることから、土地代金の原資にこの裏献金が含まれているとみて裏付けを進めている。
 銀行から1億円を引き出す際、1万円札1万枚をビニールでパックした状態で渡されることがあり、この状態を「座布団」と表現することがある。新札の場合で大きさは縦30センチ、横38センチ、高さ約10センチで、重さは約10キロ。
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マル激トーク・オン・ディマンド 第458回(2010年01月23日)
「検察の捜査について、これだけは言っておきたい」ゲスト:堀江貴文氏(株式会社ライブドア元代表取締役CEO)
 堀江氏は自分自身が検察の手によって不当に犯罪者に仕立て上げられたとの立場から、検察とメディアがタッグを組んで事件を作り上げていく(堀江氏)手法の怖さと危うさを繰り返し訴える。
 また、現在問題にされている捜査の可視化や弁護士の立ち会いなどは必要だが、それだけでは不十分だと堀江氏は指摘し、自身の経験では、検察の力の源泉は任意捜査にあると言う。堀江氏によると、ライブドア事件を立件するために、検察は周囲に広く捜査の手を広げ、堀江氏に不利な供述をした人は罪に問わなかったり、罪を軽減するなど、事実上の司法取引が行われている。それが検察の最大の武器だと堀江氏は言う。事件に巻き込まれる恐怖から、本人が言ってもいないことを聞いたとか、やってもいないことを見たと証言する人が出てくるからだ。
検察の力の源泉は任意捜査にある ライブドア事件堀江貴文氏 村上ファンド事件 ロッキード事件 
『検察を支配する悪魔』 特捜の描く稚拙なでっち上げストーリー


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