池袋暴走事故 飯塚幸三受刑者(90)「過失を反省」東京拘置所に収容 2021/10/12

2021-10-13 | 高齢 社会

飯塚受刑者「過失を反省」「勘違いと理解」......池袋暴走事故で“過失”認め収容遺族「最初からこの言葉あれば」
 2021/10/13(水) 9:54配信 日本テレビ系(NNN)
 東京・池袋で車が暴走し、親子2人が亡くなるなどした事故で、裁判で無罪を主張してきた飯塚幸三受刑者(90)。禁錮5年の実刑判決が確定していましたが12日、初めて過失を認めました。「過失を反省するため刑に服してまいりたい」と、出頭しました。

「過失を反省」…東京拘置所に収容
 2019年4月、東京・池袋で車が暴走し、親子2人が死亡するなどした事故で、新たな展開がありました。
 自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われ、実刑判決が確定していた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三受刑者(90)が、「私の過失を反省するため、刑に服してまいりたい」とのコメントを12日発表しました。
 この日正午すぎ、飯塚受刑者を乗せた車が自宅を出ました。飯塚受刑者は東京地検に出頭し、その後、東京拘置所に収容されました。

受刑者「勘違いによる過失と理解」
 裁判で飯塚受刑者は、「車に何らかの異常が生じた」などと一貫して無罪を主張し続けました。
 事故で妻の真菜さん(当時31)と娘の莉子ちゃん(同3)を失った松永拓也さんが今年6月、被告人質問で「あなたは無罪を主張しますか?」と直接問いかけた時も「私の過失はないものと考えております」と答えていました。
 松永さんは当時、会見で「私から直接質問を受けても、やはり自分は悪くないんだと。正直、もうむなしくて」と悔しさをにじませていました。
 東京地裁は9月、「証拠上、あなたの過失は明白であると判断しました」と認定し、禁錮5年の実刑判決を言い渡しました。判決後、記者から受け止めを問われた飯塚受刑者から、言葉はありませんでした。飯塚受刑者は控訴せず、実刑判決は確定しました。
 12日のコメントでは「証拠及び判決文を読み、暴走は私の勘違いによる過失で、ブレーキとアクセルを間違えた結果だったのだと理解しました」と説明しました。

遺族「真の意味で償えるかは彼次第」
 このコメントを受け、松永さんは「過失を認めたようですが、『最初からこの言葉があれば』とどうしても思ってしまいます。これから真の意味で償える日が来るかどうかは、彼次第だと思います」と心境を明かしました。
 異例とも言える90歳での収容。今後、拘置所では飯塚受刑者がどの刑務所に入るか選定手続きが行われます。
(10月12日『news zero』より)

 最終更新:日本テレビ系(NNN)

 ◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です
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池袋暴走「人をいっぱい轢いちゃった」飯塚幸三被告の履歴書 2021/9/2『文春オンライン』


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