〈来栖の独白 2017.6.21〉
体の具合が悪い。母が帰天して、まもなく4か月。母の生存中は、母を見守らなくてはという気概があったのだろう。それがなくなった今、私は疲労感や体調不良に悩まされるようになった。精神は、こんなにも肉体に影響するものか。高齢化の現代。昔は親を見送っても、子はまだ若かったが。
大切な人が、ここ十何年かで、世を去った。その一人一人を思うとき、私は最早、生きているのが辛くてならない。この世に未練もない。「見るべきものは、見つ」。「一日も早く、(そちらへ)迎えてください」と主に祈る。心も体も、弱っている。
ほぼ毎日のように、ピアノに向かう。カトリック聖歌を弾き、「迎えてください」と祈る。
ロザリオ第一環 【みつかいの】(#371)
1 み使いの 告げ給えば 謙(へりくだ)りたもう マリア
み救いの み子の母と ここに定まりましぬ
(おりかえし)
み冠(かむり)は ロザリオ ばらの花 うち香り
祈りは 珠の数々 み前に 献げまつる
2 山路越え ユダの町に エリザベトを 訪(と)い給う
我主(わがしゅ)の み母 来ますと 母と子は 喜べリ
(おりかえし)
み冠(かむり)は ロザリオ ばらの花 うち香り
祈りは 珠の数々 み前に 献げまつる
3 人知らぬ 村の外れ 漸(ようや)く 辿り来まして
貧しき 厩(うまや)のうちに まこと み子 生(あれ)ましぬ
(おりかえし)
み冠(かむり)は ロザリオ ばらの花 うち香り
祈りは 珠の数々 み前に 献げまつる
4 厳しき 掟のままに 天(あめ)にいます 御父に
幼児(おさなご)を 献げたもう とうとし 母の み旨
(おりかえし)
み冠(かむり)は ロザリオ ばらの花 うち香り
祈りは 珠の数々 み前に 献げまつる
5 聖殿に見失ないし み子を 今し 見出しぬ
相見る この喜びを 心に おさめ居たり
(おりかえし)
み冠(かむり)は ロザリオ ばらの花 うち香り
祈りは 珠の数々 み前に 献げまつる
ロザリオ第二環 【見よやゲッセマニの】 (#372)
1 見よや ゲッセマニの園 み子は 血の汗 流し
ひとり 祈りしたもうは 誰(た)が為の 苦しみぞ
(おりかえし)
みははよ わがために み子に 取り次ぎ給え
切なる われらの願い み子に 執り成し給え
2 罪なきに 縄目を受け 鞭(むち)もて 打たれつつも
世の罪の あがないなり なすがまま 耐え忍ぶ
(おりかえし)
みははよ わがために み子に 取り次ぎ給え
切なる われらの願い み子に 執り成し給え
3 茨(いばら)のとげも そのまま 冠(かむり)を 造り編みて
み子の み頭(かしら)にかぶせ 人びとは 嘲(あざけ)りぬ
(おりかえし)
みははよ わがために み子に 取り次ぎ給え
切なる われらの願い み子に 執り成し給え
4 重き十字架にないて ゴルゴタへの道行き
主は 三度(みたび) 倒れましぬ われも 主に従わん
(おりかえし)
みははよ わがために み子に 取り次ぎ給え
切なる われらの願い み子に 執り成し給え
5 世の罪を あがなうため 十字架に 付けられて
御生命(みいのち) ささげたまいぬ 主の愛は限りなし
(おりかえし)
みははよ わがために み子に 取り次ぎ給え
切なる われらの願い み子に 執り成し給え
第五ミサ 【なやむわがむね】(#72)
なやむわがむね
いかになすべき
よろこぶこころ
たれにぞ告げん
天(あめ)なるみ神
愛の御父(みちち)よ
主こそ知りたもう
わが思いを
聖心 【なやみつつ】(#266)
1 なやみつつ辿り行くは ひとの世のつねなれど
霧ふかく立ちこめて わがこころ迷えば
(おりかえし)
み心の光よ
道のしるべと 照し給え
行手(ゆくて)の道を 守り給え
2 あらし吹き波は高く 船はゆれかたむきて
ひかりなき海原に わがこころ弱れば
(おりかえし)
み心の光よ
道のしるべと 照し給え
行手(ゆくて)の道を 守り給え
3 谷ふかく道けわしく いただきは遥かにて
いくたびかためらいつ わがこころ悩めば
(おりかえし)
み心の光よ
道のしるべと 照し給え
行手(ゆくて)の道を 守り給え
4 主にならいみ旨のまま 苦しみもよろこびも
わがすべて残りなく ささげたる嬉しさ
(おりかえし)
み心の光よ
道のしるべと 照し給え
行手(ゆくて)の道を 守り給え
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◇ 世を去る 友をば かえりみたまえ 死こそは 神への 門出なりせば 2017.3.1
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体調がすぐれないとの事でちょっと気弱な記事
心配です
くろのすけちゃんも頑張ってるようで安心していたんですが
先日はとん吉君のブログにもコメントしてもらって動物の好きな
ゆうこさんだと感じさせていただきました
早く体調よくなって元気なゆうこさんになることを願ってます。
くろのすけ、16歳ですが、タンスの上にも飛び乗ります。奇蹟の猫ちゃんです。昨日はガスグリルを自分で開けて、ほどよく焼けた鯖を盗り、一切れ、きれいに食べました。
寂しいですゥ!
聖歌の、『み冠は、ロザリオ、ばらの花』。。。とっても美しい言葉ですね。