日本のメディアが風評被害の種をまく 『南京』にせよ『靖国参拝問題』にせよ『慰安婦問題』にせよ…日本人の側から中国や韓国に嗾けて、問題にしてもらった 原発問題が同じ道をたどらないよう、祈るばかり

2017-06-21 | 政治 メディア

2017.6.21 05:04更新
【産経抄】日本のメディアが風評被害の種をまく 6月21日
 韓国でもし原発事故が発生すれば、日本にどんな被害が及ぶのか。先月21日の新聞に、背筋が寒くなるような記事が載っていた。
 ▼韓国南部の釜山(プサン)市にある原発から放射性物質が、大量に放出されたと想定する。平成27年1月の気象条件にあてはめると、偏西風の影響を受けて、西日本を中心に汚染が広がる。被害を試算した米国のシンクタンクは、最大2830万人が避難を余儀なくされる可能性を指摘していた。
 ▼その韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、原発中心の発電政策を破棄して、「脱原発に進む」と宣言した。もっとも文氏は別に、原発事故で日本に迷惑をかけるわけにはいかない、などと心配してくれているわけではなさそうだ。むしろ東京電力福島第1原発事故に関連して、文氏が言及した数字に引っかかりを覚える。
 ▼「2016年3月現在、1368人が死亡」。一体、どこからこんな数字が出てきたのか。東京新聞が昨年3月6日付朝刊の記事で、「原発関連死」として独自に1368人と集計している。これを引用したとしか思えない。ただ東京新聞がいう原発関連死とは、事故後避難生活で病状や体調が悪化して死亡した人の数である。
 ▼それが大統領の発言によって、「原発による死者数」として定着すればどうなるか。福島を含めた8県の水産物の輸入禁止を続けている韓国で、新たな風評被害を招きかねない。
 ▼先週のコラムで紹介したヘンリー・S・ストークス氏の『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』のなかに、こんな記述がある。「『南京』にせよ『靖国参拝問題』にせよ『慰安婦問題』にせよ…日本人の側から中国や韓国に嗾(けしか)けて、問題にしてもらった」。原発問題が同じ道をたどらないよう、祈るばかりである。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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【目覚めよ日本】占領の呪縛を断ち切り歴史認識を改めよ ヘンリー・S・ストークス氏 ★5
◇ ヘンリー・S・ストークス 【目覚めよ日本】慰安婦問題 南京大虐殺 東京裁判 三島由紀夫 安倍首相の実力
ヘンリー・ストークス著『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』に、南京虐殺否定を無断加筆 翻訳者
日本人は独立主権国家としての気概を失ってしまったのではないか  H・S・ストークス
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