小沢一郎氏、再び政権交代を狙う!? 「本気でやる気だ」/ 鈴木哲夫著『最後の小沢一郎』

2013-06-06 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

小沢氏、再び政権交代を狙う!? 「本気でやる気だ」鈴木哲夫氏指摘
zakzak2013.06.06
 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が、夕刊フジで担当する「核心リポート」などに加筆した、最新刊「最後の小沢一郎」(オークラ出版)を出版した。最近、政局ではあまり目立たない小沢氏(生活の党代表)だが、何を考え、今後、どう動くつもりなのか。鈴木氏に聞いた。
──最新刊の反応がいいと聞く
 「小沢ファンは多いと改めて実感した。発売初日、複数の書店で売り切れとなり、ネットでは入荷待ちとなった。与党幹部から『売り切れだった。何とかならないか』という電話も入った。小沢氏の動向は、みんな気になるようだ」
──小沢氏に関心を持ったきっかけは
 「私はフジテレビ政治部時代、(小沢氏が所属した)自民党経世会担当だったが、小沢氏とは距離がある梶山静六元官房長官番だった。『いつか取材したい』と思っていた。小沢氏が2006年に民主党代表になり、『(自分が)変わらねば…』と言ったとき、徹底取材しようと思った」
──本書の小沢氏は、一般的な小沢像とは違う
 「小沢氏は誤解されている。私の亡父は新聞記者で『どんな人とも、同じ目線で取材するものだ』と話していた。私は先入観なく接したので、心を開いてくれた」
──小沢氏や小沢グループの動向は、核心リポートが突出していた
 「昨年1月と3月、夕刊フジで『小沢新党旗揚げ』と書いた。他社の政治部記者はみんな笑っていたが、実際、小沢氏は7月に新党を立ち上げた。詳しい裏事情は本書に書き込んだ」
──昨年末の衆院選で小沢新党は厳しい結果となった
 「野田佳彦前首相の電撃解散は想定外だった。永田町の政治文化は確実に変わってきている。小沢氏が昔の感覚で政局を読んでもズレる。選挙戦では『反原発』を掲げたが、国民の最大関心事は経済再生だった」
──小沢氏は本書の単独インタビューで、再び政権交代を狙っている
 「本気でやる気だ。小沢氏は目線を定めて、突き進んでいくタイプ。まだ詳細な絵までは描けていないだろうが、戦略の基本は本書を読んでもらえば分かるはずだ」
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 小沢G 政務・党務 集団辞任
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【小沢裁判とは何だったのか】検察官たちの謀略戦 / 裁判がなければ首相になっていた / 政治家の金銭感覚 2012-11-14 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
 特集ワイド:座談会・小沢裁判とは何だったのか 摘まれた首相の芽
 毎日新聞 2012年11月14日 東京夕刊
 資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた「国民の生活が第一」代表、小沢一郎氏(70)の控訴審判決で、東京高裁は1審の無罪判決を支持した。「小沢裁判」とは何だったのか。ジャーナリストの鳥越俊太郎、弁護士の小町谷育子、日本BS放送報道局長の鈴木哲夫の3氏に論じてもらった。【構成・瀬尾忠義】
 ◇法律論とモラル混在−−日本BS放送報道局長・鈴木哲夫さん
 ◇「推定有罪報道」検証を−−ジャーナリスト・鳥越俊太郎さん
 ◇1審無罪は控訴制限を−−弁護士・小町谷育子さん
−−「小沢裁判」は1、2審とも無罪となりました。
鳥越 私は、この裁判は一部検察官たちの謀略戦だったと思っている。民主党が政権を取ると見られていた09年の総選挙直前に西松事件があった。東京地検特捜部は、金に絡む問題があるとみて捜査したがうまくいかず、陸山会事件で続けた。検察審査会を使って裁判に持ち込み、有罪にしようと考えたのではないか。しかし謀略は裁判所で木っ端みじんに砕かれた。
小町谷 検察の謀略説はよく聞くが、はたしてどうか。強制起訴になれば裁判所が検察官役の指定弁護士を選任する。つまり、検察が自らのコントロールが及ばないところに事件を投げ出してしまうことになる。検察が「きっと何か出てくるに違いない」と捜査していたのは間違いないが、強制起訴は意外な展開だったのではないか。
鈴木 小沢問題は法律的な問題と政治的なモラルの二つのテーマが常に入り乱れて進んできた。小沢氏は法律論を説明したが、市民感情としてはモラルの話を求めていた、というズレがあった。どちらかに軸足を置いてしっかりと見れば真実がもっと明らかになったはずだ。
−−メディアは「小沢氏は有罪」という印象を与える「推定有罪」のスタンスで報じてきた、と批判されました。
鳥越 推定有罪は、日本のメディアの持っている大きなマイナスポイントだ。一連の報道は読者らに「小沢氏の無罪はおかしい」というイメージを植え付けた。メディアはその責任をどう取るのか。無罪判決が確定したら報道の検証が必要で、場合によっては謝罪すべきだ。
小町谷 残念ながらメディアがきちんと推定無罪で報道した例を今まで見たことがない。唯一の例外が、郵便不正事件で逮捕、起訴されたが無罪となった厚生労働省の村木厚子氏の判決前の報道だ。
鈴木 政治家の裁判では、新聞社は社会部と政治部が取材するが、「小沢嫌い」で一致していることが多い。無罪判決を報じても「政治責任はこれからだ」という記事がセットになる。そうすると小沢氏は永久に悪者なんですよ。
鳥越 土地購入時に提供した4億円の出所について説明責任を果たしていないと批判されたが、私は「父親の遺産相続」で説明は足りていると思う。ただ、庶民感覚では億単位の金を相続できるのは異常で、ここが疑わしいという発生源になっている。
鈴木 小沢氏は「証人喚問でも何でも出る」と言った時がある。強制起訴前の10年6月だ。国会で説明するラストチャンスだったが、菅直人首相(当時)がチャンスをつぶした。4億円と聞くと驚くが、新人を選挙で当選させるには1人1億円と言われる。小沢氏は新人の面倒をみて、09年衆院選の民主党の大勝につなげた。弁護するわけじゃないが政治には金がかかる。小沢氏のお金の使い方に光が当たらないまま、ここまで来てしまった。
小町谷 説明はそれなりにしたと思う。事件のことを話せば公判に影響するかもしれないという危惧は持っていたはずだ。刑罰が待っているかもしれない被告に、どこまで話せと言えるのかは難しい。発言は政治的に利用される可能性があり、そこまで説明責任が求められる必要はないだろう。
鳥越 小沢氏が「検察が調べても起訴できるだけの材料はなかった。これに勝る説明責任はないだろう。でも分かってもらえない」と言っていたのが印象的だった。
−−政治的な影響は?
鈴木 大きい。裁判がなければ、政権交代時の民主党代表だったので多分、首相になっていただろう。「この3年間がなかったらなあ」と漏らしたこともある。一方で小沢バッシングで、地位を高めたり、支持率を高めてきた人たちがいるという構図だ。
鳥越 無罪判決は出たが、勝ったのは検察だ。陸山会事件で、東京地検特捜部の田代政弘検事(当時)が作成した捜査報告書のうそが明るみに出るなど検察も失うものがあった。しかし小沢氏にダメージを与え、首相にさせないという点で成果を上げた。
−−「検察の暴走」が明らかになった裁判でもあった。
小町谷 村木さんの事件で証拠改ざんなどが行われていたので、田代元検事の捜査報告書のうそには驚かなかった。米国は法曹一元なので、裁判官、検察官、弁護士は全て同じ法曹倫理で規律されるが、日本では最近まで検察官に倫理規定がなかったことが問題だ。また、検察審査会が強制起訴した6事件のうち1、2審で3件の無罪判決が出ている。検察が起訴できないとしたものを起訴すると判断した根拠が今後問われる。
鳥越 検察審査会の制度は危ういと感じた。審議は密室だ。地検が起訴できない事件でも、素人に起訴に相当するような材料を見せて起訴を促すように恣意(しい)的に審査会を導いたら、政治生命を奪うことなどは簡単だ。
小町谷 検察内部の審議も密室だ。繰り返すが、検察審査会による強制起訴では、控訴の是非が問われている。これをきっかけに、一般の刑事裁判でも1審で無罪判決が出た時は検察官控訴を制限するような仕組みを検討してもいいのではないか。今回の事件がこの問題を考えるきっかけになればいい。
−−今後の政治行動をどう見ますか。
鈴木 次の総選挙後に第三極の受け皿になろうと考えている。小沢氏は中小政党のトップとサシで会ってきた。政治スケジュールを実は着実にこなしている。
鳥越 小沢氏は自分が表に出てやる時代ではないと感じている。有識者らに呼び掛けて新たな動きを作り、裏方に回る。橋下徹大阪市長、石原慎太郎前東京都知事の連合のようなものではないリベラルな第三極を作り、民主、自民に勝つ戦略を描いているのではないか。
鈴木 その方向で動いているはず。実際に立候補者として財界や有識者の名前が挙がっている。みんなの党の渡辺喜美代表、国民新党を離党した亀井静香衆院議員とも連絡を取り合っているだろう。
小町谷 市民は、政権交代で失望したので政局や権力闘争を冷ややかに見ている。生活を安定させてくれる人は誰なのか、という観点で選挙に臨むと思う。第三極みたいな話が出てきてもおいそれとは乗れないのではないか。
■人物略歴
 ◇すずき・てつお
 54歳。テレビ西日本記者からフジテレビ政治部に出向、竹下派など担当。07年から現職
 ◇とりごえ・しゅんたろう
 72歳。元毎日新聞記者。報道検証番組「ザ・スクープスペシャル」などで活躍中。
 ◇こまちや・いくこ
 49歳。1996年弁護士登録。2002年米国ニューヨーク州弁護士登録。BPO放送倫理検証委員会委員長代行。
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