大関貴景勝 九州場所での綱とりに静かな闘志「三度目の正直か、二度あることは三度か」4度目優勝から一夜明け

2023-09-26 | 相撲・野球・・・など

大関貴景勝、九州場所での綱とりに静かな闘志「三度目の正直か、二度あることは三度か」 4度目優勝から一夜明け
 2023年9月25日 中日新聞
 大相撲秋場所で4度目の優勝を果たした大関貴景勝が千秋楽から一夜明けた25日、東京・両国国技館で会見した。両膝のけがで名古屋場所を全休し、「みんなが頑張っていた姿が発奮材料になった。どうしても成績を残したい気持ちだった」と復活を遂げ、抱いた賜杯を振り返った。
◆けが休場、かど番、初日黒星からの逆転V「長かった」
 リハビリに励んだ7月。貴景勝にとってこの期間が転機になった。テレビで取組を観戦し、「大関とりが3人いて、命を懸けて土俵に立っている姿がキラキラして見えた。純粋にかっこよかった」。本場所では見えない客観的な視点。改めて相撲の魅力を実感し、力に変えた。 

優勝一夜明け会見の後に「臥薪嘗胆」と心構えを記した色紙を手にする貴景勝=両国国技館で 
優勝一夜明け会見の後に「臥薪嘗胆」と心構えを記した色紙を手にする貴景勝=両国国技館で

 7度目のかど番で迎えた秋場所。初日に黒星を喫したが、感覚は悪くなかった。「本場所独特の感覚に体がなじみだしたのが、後半。良い緊張感で臨めた」と11勝4敗での逆転優勝を振り返り、「久しぶりの場所だった。長く感じた15日間だった」と柔らかい表情で本音も漏らした。
 九州場所(11月12日初日・福岡国際センター)は、内容と成績次第では綱とりの可能性がある。過去2度、横綱昇進に挑み、いずれもけがによる途中休場した27歳の大関。「自分が決めることじゃないので、精いっぱい相撲を取るしかない。三度目の正直になるか、二度あることは三度あるになるか、分からない。とにかく一生懸命やる」と淡々と誓った。

 ◎上記事は[中日・東京新聞]からの転載・引用です


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