日本維新の会 石原慎太郎・橋下徹両共同代表が出席 国会内で両院議員総会

2013-07-02 | 政治

橋下氏が発言謝罪 日本維新の会両院総会で
産経新聞2013.7.2 21:02

    

 日本維新の会両院議員総会で気勢を上げ笑顔を見せる共同代表の橋下徹大阪市長(中央左)と石原慎太郎共同代表(右隣)=2日午後、衆院第1議員会館(酒巻俊介撮影)
 日本維新の会は2日、石原慎太郎、橋下徹・大阪市長の両共同代表が出席して両院議員総会を国会内で開いた。橋下氏は党勢の低迷を招いた自身の従軍慰安婦発言に、「負担をかけて申し訳ない」と謝罪し、「思うところはあるだろうが、戦は迫っている。一致団結して戦おう」と述べ、4日公示の参院選を前に結束を呼び掛けた。
 石原氏は憲法改正を念頭に「維新にしかできないことをやろう」と訴えた。総会には、幹事長の松井一郎大阪府知事らも参加。東西の意思疎通を図り、歴史認識や憲法観をめぐり石原、橋下の両氏の間で生じた不協和音を打ち消す狙いもある。
 橋下氏は参院選には、「自民党は改革(への取り組み)にふたをしている。反対が出るような改革を実現できるのは維新しかない」と述べ、公約の統治機構改革や農協改革を掲げ、選挙戦に臨む方針を示した。
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〈来栖の独白 2013/7/2 Tue. 〉
 慰安婦問題等、橋下氏の発言内容は間違いばかりではないが、選挙を戦うにはこれ以上ない致命傷となった。先般の都議選における共産党躍進など、維新への支持がそのまんま共産党へ移った以外の何ものでもない。実にじつに情けない。
 石原慎太郎さんの忍耐の吐息が聴こえるようだ。「何のために都知事から国会議員(一兵卒)へ転身したんだ。情けない・・・。なぜ橋下は相談してから発言しなかったか。共同代表だろう」・・・・石原さんの嘆きが聞こえる。惨敗するだろう。
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「憲法破棄ではなく改正」橋下氏、石原氏に反論 2013-06-29 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉 
 「憲法破棄ではなく改正」 橋下氏、石原氏に反論
 産経新聞2013.6.29 11:31
 日本維新の会共同代表、橋下徹大阪市長は29日午前のBS朝日番組で、石原慎太郎共同代表が「憲法廃棄」を唱えていることに関連し、「石原氏にも『改正』で納得してもらっている。(党が目指すのは)『破棄』ではなく『改正』だ」と述べた。両者の憲法観の相違が改めて露呈した。
 石原氏は26日の党代議士会で「憲法を丸ごと変えないといけない。大阪の本家は寝ぼけたことを言っている」と発言し、橋下氏ら在阪党幹部を批判していた。 *リンクは来栖 
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「憲法改正はエベレストより難しい」と石原慎太郎氏 / 最高齢80歳でエベレスト登頂 三浦雄一郎さん 2013-05-24 | 石原慎太郎
 「憲法改正はエベレストより難しい」と石原慎太郎氏
 朝日新聞デジタル2013年5月23日22時26分
 日本維新の会の石原慎太郎共同代表は23日、冒険家の三浦雄一郎さん(80)のエベレスト登頂について「俺はこんなところでくすぶっているけど、彼は世界中の高齢者の希望の星だよ」と喜んだ。国会内で記者団に語った。
 石原氏は三浦氏と同い年で親交もある。「人間の本当の生き様をあの年で明かしてくれた。参院選に出ないかな」。記者団から「かなえたい夢は」と聞かれると「憲法を変えること。そのために暴走しているんだ」と即答。ただ「憲法改正はエベレストより難しい」と本音も漏らした。
 *上記事の著作権は[朝日新聞]に帰属します
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〈来栖の独白 2013/5/24 Fri.
>俺はこんなところでくすぶっているけど
 石原さんの嘆息が聴こえるようだ。「こんなところ」とは、行く手を遮られたような安倍政権と「維新の会」を取り巻く現状だろう。
 “憲法改正したいがために都知事の職をなげうち、一兵卒となって国政へ帰ってきた。安倍政権は成立したが、頑是ない輩の反対で96条改正すらままならぬ。先の戦争は「侵略」ではなかったが、「侵略」と考える政治家が依然多い。何より憲法改正への念願から(個々人の思想は自由だと自分に言い聞かせて)袂を分かつことはしなかったが。そもそも憲法「改正」ではなく、「破棄」が妥当だと考えるが、それも、新憲法創設したいがために「改正」に譲歩した。それ(譲歩)は、あの青年(橋下)にもわかっている。隠忍自重、我慢しても、なお「夢」は達せられず、「こんなところ」(憲法改正に遥か遠いところ)でくすぶっている。”
 そんな石原さんの嘆きが、痛く伝わってくる。「(憲法)前文の醜さは、どうだ」。
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維新 石原共同代表「大阪は寝ぼけたこと言ってる」「憲法を丸ごと変えないといけない」現行憲法無効論 2013-06-26 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉
 石原氏「大阪は寝ぼけたこと言ってる」
 NHK NEWS WEB 6月26日 20時3分
 日本維新の会の石原共同代表は党の代議士会で、橋下共同代表が地方分権の推進などのために憲法の一部改正が必要だという考えを示していることを念頭に、「大阪の本家は寝ぼけたことを言っている」と批判し、憲法全体を変えるべきだという考えを強調しました。
 日本維新の会の橋下共同代表は憲法改正の方向性について、「憲法は、国家権力の乱用を防ぐことが基本だ」としたうえで、地方分権などを進めるために憲法の一部改正が必要だという考えを示しています。
 石原共同代表は、26日、党の代議士会で、こうした橋下氏の考えを念頭に、「私があえてこの年で国会に出てきたのも、できれば憲法を丸ごと変えて、この国を立て直す必要があると思ったからだ。大阪の本家は憲法について寝ぼけたことを言っているが、こんなものは話にならない」と批判し、憲法全体を変えるべきだという考えを強調しました。
 石原・橋下両氏は、橋下氏のいわゆる従軍慰安婦の問題などを巡る発言で関係が一時ぎくしゃくしたため、東京都議会議員選挙のあとに電話で会談し、参議院選挙に結束して臨むことを確認したばかりで、党内では、26日の石原氏の発言が新たな波紋を広げるのではないかという懸念も出ています。
■憲法改正は綱領で明記
 日本維新の会の橋下共同代表は、26日夜、記者団に対し、「党の綱領では、憲法の改正を目指すということになっている。石原共同代表が、その綱領を否定するという話であれば別問題だが、そうとは聞いておらず、石原氏も綱領を大前提にしていると思う。歩んできた人生も世代も違えば経験してきたことも違うのだから、考え方が全部一致するわけがない。意見が分かれそうなところは、党としては綱領で明確にしている」と述べました。
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石原共同代表:「大阪の本家は憲法について寝ぼけてる」
毎日新聞 2013年06月26日 17時21分(最終更新 06月26日 18時31分)
 日本維新の会の石原慎太郎共同代表は26日、国会内で開かれた代議士会で「大阪の本家は憲法について寝ぼけたことを言っている。話にならない」と述べ、橋下徹共同代表(大阪市長)らを批判した。
 石原氏は「憲法を丸ごと変えないといけない。首相が破棄するといえばそれで終わりだ」と主張し、持論の現行憲法無効論を展開。96条先行改正などの憲法改正を掲げる橋下氏らとの間の溝を改めて露呈した。
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石原慎太郎氏(衆院予算委)質疑 詳報 憲法改正/天皇/尖閣/横田基地/NLP/会計制度/債務/環境 2013-02-13 | 石原慎太郎
 〈憲法〉の部分のみ抜粋 *強調(太字・着色)は来栖
 【憲法改正】
 「さて、首相が(自民党)総裁選に出る前に、非常に心強い思いをして期待した。まずこの国の今日の混乱、退廃に導いた大きな原因である現行憲法について聞きたい。人間社会に存在する規範は結局は、人工的なものもあるだろうが、人間の歴史の原理にのっとっている。戦争の勝利者が、敗戦国を統治するために作った即成の基本法が、(米国に)統治された国が独立した後、数十年にわたって存続している事例は、私は歴史の中でみたことがない。もし、日本という独立国の主権者、つまり最高指導者の首相がこの歴史の原理にのっとって、かつて勝者が一方的に作った憲法を認めずに廃棄するということを宣言したときに、これを阻む法律的限界はあるのか。日本の憲法をいかにお考えか」
 首相「確かに今、石原先生がおっしゃったように、現行憲法は昭和21年に日本がまだ占領時代にある中で、マッカーサー私案が作られた。マッカーサー私案は毎日新聞にスクープされるが、スクープを見たマッカーサーが怒り狂い、日本に任せておくわけにはいかないということで、ホイットニーに命じた。ホイットニーは2月4日に、(連合国軍最高司令官総司令部の)民政局次長であるケーディスに『2月12日までに作れ』と命じて、ほぼ8日間、1週間ちょっとで作り上げたのが現憲法の原案だったわけだ。それが現行憲法のもとであると認識している」
 石原氏「その憲法を、日本の最高指導者であるあなたが廃棄すると仮に言ったときに、これを法的に阻害する根拠は実際ない。それに加えて最近、北朝鮮は核開発に着手している。
 地震も起こしたが、かつて自民党の政調会長をしていた中川昭一くん(故人)が『日本もそろそろ核のシミュレーションぐらいしたほうが良いのではないか』と言ったら、慌てて時の国務長官のライスが飛んできた。こういった厄介な状況が日本の周りで進展するなかで、私たちは憲法の破棄なり改正を含めて、この国をもっと自分自身で守りきるという基本的な法的な体制をつくる必要があるのではないか」
 「日本人が好きなトインビーの『歴史の研究』という本にあるが、いかなる大国も衰亡し滅亡もする。しかし、国が衰弱する要因はいくつもある。一番厄介な大国の衰亡、滅亡につながる要因は何かというと、自分で自分のことを決められなかった国は速やかに滅びるということで、国の防衛を傭兵(ようへい)に任せたローマ帝国の滅亡を挙げている。私は首相をはじめ、国会議員、国民の皆さんにも思い直してもらいたい」
 「かつて名宰相だった吉田茂の側近中の側近だった白洲次郎さんが面白いことを言った。『吉田さんは立派だったが1つ大きな勘違いをした。サンフランシスコ(平和)条約が締結されたときに、なぜあの憲法を廃棄しなかったのか』と。麻生(太郎副総理)さんは安倍さんと一緒にこの問題を考えてほしい」
 「この憲法をね、議員の諸君で精読した人はいるのか。あの前文の醜さは何だ。たとえば、『ここにこの憲法を確定する』とあるが、日本語で法律を決める場合は『制定』だ。『全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ』とあるが、ちょっとおかしな日本語だね。助詞の常套(じょうとう)から言えば『恐怖と欠乏を免れ』なんだ。日本語の助詞、間投詞は非常に大事で、1つ間違うと全然、作品の印象も違ってくるが、これをまったく無視した。日本語の体を成していないな。英文和訳とすれば70点もいかないぐらいだ。
 こういう憲法が破棄も廃棄もされない。吉本隆明の言葉ではないが、『絶対平和』という一種の共同幻想で日本を駄目にした。首相はそれを考えて、憲法をできるだけ早期に大幅に変えて、日本人のものにしてほしい。そのためには、いかなる協力もする。うかがうが、第1条に『天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である』と書いてあるが、象徴の具体的な意味はどう解釈するか」
 首相「象徴というのはいわば、日本国において権力を持つ存在ではなくて、日本の長き歴史と伝統、文化と日本国民を象徴する存在だと理解している」
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