2015.9.3 21:19更新
【抗日70年行事】軍事パレードの新型兵器 米国と“対等”の戦力を誇示 小原凡司・東京財団研究員(元駐中国防衛駐在官)
軍事パレードで公開された新型兵器は米国を意識したものが多かった。中国は米国との「新型大国関係」を提唱しており対等の軍事力を示したかったようだ。
具体的には、早期警戒管制機のKJ2000などを飛行させ、南シナ海や東シナ海で米軍機の活動を監視する能力をアピールした。H-6K爆撃機は作戦半径が3500キロ、搭載の巡航ミサイルの射程が2500キロで、グアム島の米軍を制圧できると主張している。
空母艦載機の殲(J)15はわざわざ着艦用のフックを降ろして飛行し、艦載機であることを誇示した。空母の運用能力があることを強調したかったのだろう。
さまざまな射程距離のミサイルも米国を意識している。東風(DF)16型は第1列島線の沖縄などにある米軍基地や自衛隊基地が標的で、21D型は米国の空母打撃群を攻撃する弾道ミサイルだ。31A型と5B型は米国に直接届く大陸間弾道弾ミサイルであり、核による抑止能力を見せつけた。
中国はこれまで通常兵器に関しては他国の技術の寄せ集めでしかなかったが、高度な技術を使った空中指揮機など、自力で兵器を開発する努力もうかがえる。(談)
◎上記事は[産経新聞]からの引用です
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