昨年12月1日から始まった刑事裁判への「被害者参加制度」で被害者が参加を辞退 釧路地裁

2009-01-09 | 裁判員裁判/被害者参加/強制起訴
被害者参加を辞退 釧路地裁初適用のケースで(01/08 15:33)
 【釧路】昨年十二月一日から始まった刑事裁判への「被害者参加制度」で、全国の地裁で初めて被害者参加が認められた釧路市内の女性が、参加辞退を釧路地裁(佐藤正信裁判長)に申請、同地裁が参加許可の決定を取り消したことが八日、分かった。
 女性は昨年四月、釧路市内の交差点で青信号で横断歩道を横断中、同市内の男性会社員運転の乗用車にはねられ、腰の骨を折るなどのけがをした。男性は自動車運転過失致傷の罪で起訴された。女性は昨年十二月十二日に同地裁から参加を許可され、今月十九日に初公判が開かれる予定だった。
 同地裁は、女性が参加辞退を申し出た理由について「ノーコメント」としている。
 最高裁によると、これにより、三十日に初公判が予定されている札幌地裁の業務上過失致死傷事件が被害者参加制度の裁判の第一号となる見通し。
(北海道新聞)

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