菅氏、政教分離答弁書で揺さぶり「憲法20条に反す」
1月8日21時32分配信 産経新聞
民主党の菅直人代表代行は8日の衆院予算委員会で、政教分離をめぐる宮崎礼壹内閣法制局長官の国会答弁が公明党の山口那津男政調会長の質問主意書に対する政府答弁書で撤回されたことを取り上げ、政府、与党を揺さぶった。
菅氏は「創価学会が公明党を使って閣議決定に圧力をかけたならば憲法20条に反する行動だ」と指摘。河村建夫官房長官は「誤解を与え、従来の政府見解を変更したと受け取られかねないので、撤回した」とあらためて説明。「言論弾圧あるいは委員会審議をないがしろにするものではない」と理解を求めたが、菅氏は納得せず、政教分離に関する集中審議を求めた。
菅氏は昨年10月の衆院予算委で、オウム真理教の麻原彰晃死刑囚が党首だった真理党が権力を握り、オウムの教えを広めた場合の見解を質問。宮崎氏は違憲になるとの認識を表明したが、昨年12月の答弁書で撤回された。
---------------
政府見解と誤解 法制局長官の国会答弁を撤回
産経新聞:2008/12/24 18:56更新
記事本文 政府は24日の閣議で、政教分離をめぐる宮崎礼壹内閣法制局長官の国会答弁について「誤解を与え、従来の政府見解を変更したと受け取られかねない」として撤回する異例の答弁書を決定した。
10月7日の衆院予算委員会で、民主党の菅直人代表代行が、平成2年の衆院選でオウム真理教(当時)の政治団体「真理党」が候補者を擁立したことを挙げ「真理党が権力を握りオウムの教えを広めたら政教分離に反するか」と質問。宮崎長官は「宗教団体が統治的権力を行使することに当たり違憲だ」と答えた。
これに対して公明党の山口那津男政調会長が、公明党と支持母体の創価学会の関係を念頭に「誤解を与える」と答弁の撤回を求める質問主意書を提出した。
24日の答弁書では、憲法が禁じるのは宗教団体が国や地方自治体に代わって統治的権力を行使することで、宗教団体が支援する政党に所属する人物が公職に就くのは違憲ではないとする従来の解釈を強調した。
答弁書の閣議決定について、菅氏は24日の記者会見で「創価学会という宗教組織が山口氏らに命じて閣議決定まで左右させている」と非難した。
------------------
民主・菅氏「政治と宗教の集中審議を」 公明党と創価学会を念頭
産経新聞:2008/10/09 21:51更新
記事本文 民主党の菅直人代表代行は9日の記者会見で、政教分離を定めた憲法20条について、公明党と創価学会を念頭に「必要なら関係者を交えた集中審議を行うのも一つの考え方だ」と述べた。そのうえで「(内閣)法制局は、宗教団体と政党の関係が同一人格であれば政治権力を使っての布教は違憲になると答弁している。同一人格かどうかは形式だけでは分からない。もし、宗教団体が政党の代表(の人事)を決めているなら、その政党は宗教団体と同一ということになる」と指摘した。
1月8日21時32分配信 産経新聞
民主党の菅直人代表代行は8日の衆院予算委員会で、政教分離をめぐる宮崎礼壹内閣法制局長官の国会答弁が公明党の山口那津男政調会長の質問主意書に対する政府答弁書で撤回されたことを取り上げ、政府、与党を揺さぶった。
菅氏は「創価学会が公明党を使って閣議決定に圧力をかけたならば憲法20条に反する行動だ」と指摘。河村建夫官房長官は「誤解を与え、従来の政府見解を変更したと受け取られかねないので、撤回した」とあらためて説明。「言論弾圧あるいは委員会審議をないがしろにするものではない」と理解を求めたが、菅氏は納得せず、政教分離に関する集中審議を求めた。
菅氏は昨年10月の衆院予算委で、オウム真理教の麻原彰晃死刑囚が党首だった真理党が権力を握り、オウムの教えを広めた場合の見解を質問。宮崎氏は違憲になるとの認識を表明したが、昨年12月の答弁書で撤回された。
---------------
政府見解と誤解 法制局長官の国会答弁を撤回
産経新聞:2008/12/24 18:56更新
記事本文 政府は24日の閣議で、政教分離をめぐる宮崎礼壹内閣法制局長官の国会答弁について「誤解を与え、従来の政府見解を変更したと受け取られかねない」として撤回する異例の答弁書を決定した。
10月7日の衆院予算委員会で、民主党の菅直人代表代行が、平成2年の衆院選でオウム真理教(当時)の政治団体「真理党」が候補者を擁立したことを挙げ「真理党が権力を握りオウムの教えを広めたら政教分離に反するか」と質問。宮崎長官は「宗教団体が統治的権力を行使することに当たり違憲だ」と答えた。
これに対して公明党の山口那津男政調会長が、公明党と支持母体の創価学会の関係を念頭に「誤解を与える」と答弁の撤回を求める質問主意書を提出した。
24日の答弁書では、憲法が禁じるのは宗教団体が国や地方自治体に代わって統治的権力を行使することで、宗教団体が支援する政党に所属する人物が公職に就くのは違憲ではないとする従来の解釈を強調した。
答弁書の閣議決定について、菅氏は24日の記者会見で「創価学会という宗教組織が山口氏らに命じて閣議決定まで左右させている」と非難した。
------------------
民主・菅氏「政治と宗教の集中審議を」 公明党と創価学会を念頭
産経新聞:2008/10/09 21:51更新
記事本文 民主党の菅直人代表代行は9日の記者会見で、政教分離を定めた憲法20条について、公明党と創価学会を念頭に「必要なら関係者を交えた集中審議を行うのも一つの考え方だ」と述べた。そのうえで「(内閣)法制局は、宗教団体と政党の関係が同一人格であれば政治権力を使っての布教は違憲になると答弁している。同一人格かどうかは形式だけでは分からない。もし、宗教団体が政党の代表(の人事)を決めているなら、その政党は宗教団体と同一ということになる」と指摘した。