ロスの逮捕状審理16日再開 取り消しめぐり結論も

2008-08-15 | 社会

 【ロサンゼルス14日共同】1981年の米ロサンゼルス銃撃事件で、サイパンで逮捕され拘置中の元会社社長三浦和義容疑者(61)=日本では無罪確定=が申し立てた逮捕状取り消しの審理が15日(日本時間16日)、約3カ月ぶりにロサンゼルス郡地裁支部で再開される。

 判決が確定した事件で再び罪に問われない「一事不再理」の原則が適用されるかどうかが最大の争点。逮捕から間もなく半年を迎えるが、ようやく結論が出る可能性がある。

 弁護側は、一事不再理の原則により三浦元社長には刑事免責が与えられているに等しいと主張。検察側は、日本では殺人罪に問われたが、米国では日本にない「共謀罪」が逮捕容疑に含まれており、日米で異なる罪に問われているとの見解を示し、一事不再理は適用されないと反論している。

 15日の審理では、三浦元社長に出廷の権利放棄の意思を確認するため、元社長はサイパンからインターネットを利用した映像を通じて、ロサンゼルスの法廷に向けて陳述する予定。

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三浦容疑者弁護人が反論書  米ロサンゼルス銃撃事件
 【ロサンゼルス14日共同】米ロサンゼルス銃撃事件で、逮捕状取り消し請求をロサンゼルス郡地裁に申し立てている元会社社長三浦和義容疑者(61)=日本では無罪確定=の弁護人ゲラゴス氏は14日、検察側への反論書を地裁に提出した。地元通信社CNSが伝えた。

 検察側は、三浦元社長の米国での逮捕容疑には、日本にはない「共謀罪」が含まれており、日米で別々の罪に問われているとの見解を主張している。反論書は、殺人の共謀についても日本で無罪が確定しており、判決が確定した事件で再び罪に問われない「一事不再理」の原則に反するとあらためて指摘した。

 逮捕状取り消し請求の審理は15日午後(日本時間16日午前)に開かれる。2008/08/15 12:55   【共同通信】


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