A級戦犯の処刑報告書 発見 マッカーサー元帥宛て 2021.8.11

2021-08-12 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

A級戦犯の処刑報告書 発見 米軍作成 マッカーサー元帥宛て 「正確に執行」と記載 
 中日新聞 2021年8月12日 木曜日
 第2次大戦後、極東国際軍事裁判で死刑判決を受けた東条英機元首相らA級戦犯7人の処刑について「正確に執行した」と記載した米軍の公文書が、11日までに見つかった。刑執行の手順書はこれまでに発見されていたが、執行完了の報告書は確認されていなかった。専門家によると、今回の発見でA級戦犯の処刑を巡る主な公文書が出そろったことになる。 
 見つかったのは、執行を指示したマッカーサー元帥に宛てた文書。「囚人の処刑」と題され、占領期に横浜市に司令部を置き、巣鴨プリズンを管理した米第8軍が作成した。日本大生産工学部の高澤弘明専任講師(法学)が米国立公文書館で入手した。
 執行完了の報告書は1948年12月30日付。処刑は12月23日午前零時1分に巣鴨プリズンで始まり、「効率的な方法と軍隊的な正確さで執行した。予期せぬ出来事は起きなかった。秘密は終始、守られた」と記載されている。
 文書には処刑に関わった全員の実名も記載。執行部隊の一員として、A級戦犯の遺骨を太平洋に散骨した米軍将校の名前も明記されていた。証人として、巣鴨プリズン所長ら米軍人4人と、連合国の占領機関「対日理事会」の各国代表4人の計8人が立ち会ったことも判明。手順書では証人は9人を予定していた。日本国内で戦死した米兵らを埋葬する際に使用する報告書に、処刑後に採取したとみられるA級戦犯の指紋が押された死亡記録も見つかった。

📝 A級戦犯
 第2次大戦後の1946年5月から48年11月、連合国が東京・市ヶ谷で開いた極東国際軍事裁判(東京裁判)で、「平和に対する罪」などで起訴された28人の戦争指導者ら。そのうち、途中で死亡するなどした3人を除く25人が有罪となり、東条英機、広田弘毅両元首相、板垣征四郎元陸相、陸軍の土肥原賢二、松井石根、木村兵太郎各大将、武藤章中将の計7人が絞首刑となった。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用、書き写し(=来栖)
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昭和23年12月23日零時1分30秒、死刑執行開始 皇太子明仁の誕生日になぜA級戦犯が処刑されたのか?

  

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