【巨人】3位転落で自力V消滅=正しい形になった。これから虎退治だ。がんばれドラゴンズ

2007-09-10 | 相撲・野球・・・など

(日刊スポーツ - 09月10日 01:22)
<巨人8-9阪神>◇9日◇東京ドーム
 巨人が阪神に3連敗を喫し中日に抜かれ3位に転落、自力Vも消滅した。中4日で先発した高橋尚は5回途中でKO。2点ビハインドの7回には二岡の同点2ランで追いついたが、10回に守護神上原が2点を失い万事休した。 

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【ドラニュース】
首位トラ逃がすかい!!4番ノリ 1・5差に3強 最後に勝つのは竜だ
2007年9月9日 中スポ 紙面から

 苦境を4番・中村紀洋内野手(34)が救った。8日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)。中日はウッズが腰の張りを訴え、スタメンから外れた。その影響で6回までわずか1安打。だが、1点差の8回裏2死一、二塁で中村紀が右中間突破の逆転2点二塁打だ。最後は鉄腕岩瀬仁紀投手(32)がプロ野球タイ記録となる9年連続50試合登板をセーブで飾った。

 ◆技アリ右中間
 ガマンできなかった。二塁ベースに着く少し手前、たまらず跳びはねる。感情をモロに出してガッツ。ベースに立つと、またまた力強くガッツ。右こぶしを目いっぱい振り上げたのは「4番・中村紀」だった。

 試合を決める、4番の仕事だった。1点追った8回2死一、二塁。「走者を確実にかえして得点を入れるためにはどうすべきかを考えて、自然にバットが出ました」。代わったばかりの館山が2球続けてきたフォークに反応。体を開き、打球は鋭く右方向へ。ここ一番で、中村紀が何度も見せてきた特有の技術だ。

 打球は右中間を割る。逆転2点タイムリー二塁打だ。移籍後初の4番ゲーム。自らのバットで決め、二塁で男くさいガッツポーズを連発した。

 逆転ドラマの序章にもたっぷり出演した。7回には先頭で中前安打。川島から1点目を奪うホームを踏んだ。8回の一塁守備では横っ跳びも見せた。「流れを変えたいと思っていた」。無死三塁、代打・度会の一、二塁間へのライナーにダイブ。「難易度? 8・5ぐらいかな。10はいけへん」。この好捕が効いた。抜けていれば点差は2に広がっていた。

 正真正銘の「土壇場」だった。不動4番・ウッズが腰の張りでスタメンを外れた。緊急事態。「タイロンという4番バッターがいるので、タイロンが休んでいるときに精いっぱい代わりができればいいです」。中村紀は謙虚に話したが、窮余の策をズバリ的中!!に変えたのはその腕力だ。

 肉体も、実はギリギリだった。「たいへん厳しい状況です。クスリ、飲んでます」。試合後、中村紀は告白した。チーム方針があるため患部は明かさなかったが、どうやら背中に痛みを抱えているようだ。パンクと隣り合わせ。痛み止めを服用しながら、フル出場で重責を全うした。

 4番は昨季、オリックスでの最後のゲームとなった8月11日のソフトバンク戦以来。中村紀にとって通算586試合目のスタメン4番だった。この日が代役とはいえ、昨季までの「4番」のキャリアではチームで右に出る者はいない。近鉄時代は「4番」という大看板を背負っていた。今では「全然、こだわりはないです。試合に出してもらっているだけで感謝しているので、感謝の言葉しかないです」と話す。

 ◆はい上がった
 育成選手として拾われたチームで、とうとう4番にまで上り詰めた。紆余(うよ)曲折を経たシーズン、突き動かすのは「優勝」への執念。ドラゴンズへの恩返しはまだまだ終わらない。 (生駒泰大)

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<来栖のつぶやき>

 中日と阪神とで首位争いをするという、在るべき「正しい形」に戻った。ま、虎も、10連勝もすれば、明日明後日にも息切れしてくるのではないか。試合数残が最も多いのが中日。頑張れ、ドラゴンズ♪ 


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