名古屋市守山区の強殺未遂事件 堀慶末被告「殺意はなかった」起訴内容を一部否認 2015/11/11名古屋地裁

2015-11-12 | 死刑/重刑/生命犯

 中日新聞 2015年11月11日 20時56分
堀被告が殺意否認 守山強殺未遂で審理
 愛知県碧南市で夫妻を殺害し、名古屋市守山区でも金品を奪い女性を殺害しようとしたとして、強盗殺人などの罪に問われた堀慶末(よしとも)被告(40)=本籍・岐阜県土岐市=の裁判員裁判が11日、名古屋地裁(景山太郎裁判長)であり、守山区の強盗殺人未遂事件についての審理が始まった。堀被告は強盗については認めたが「殺意はなかった」と起訴内容を一部否認した。
 検察側は冒頭陳述で、堀被告が、かつて外壁工事で訪れた女性(78)宅の強盗を計画し、仕事仲間だった佐藤浩被告(39)=碧南事件の強盗殺人罪などで起訴=を誘ったと指摘。女性を脅して金品を物色後、佐藤被告が車を取りに外出中に「堀被告がロープのようなもので首を絞めて殺そうとした」と述べた。
 一方、弁護側は、多額の借金を抱えた佐藤被告から強盗に誘われたと反論。「首を絞めて殺そうとしたのは佐藤被告で、堀被告が止めた」と、強盗致傷罪の成立にとどまると主張した。
 被害者の女性は証人尋問で「犯行の途中で意識を失い、気づいたら2人がいなくなっていた」と話した。
 起訴状によると、碧南事件から8年後の2006年7月20日、堀被告は佐藤被告と共謀し女性宅に侵入。2万5千円や貴金属を奪い、女性の首を絞めて2カ月の重傷を負わせたとされる。
 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です *強調(太字・着色)は来栖
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