照ノ富士が朝日大で講演 けがなどで大関から序二段まで落ちた当時を回顧「辞めたいが常にあった」【大相撲】 中日スポーツ
大相撲名古屋場所(9日初日、ドルフィンズアリーナ)で連覇を目指す横綱照ノ富士(31)=伊勢ケ浜=が4日、岐阜県瑞穂市の朝日大を訪れ、相撲部の稽古視察と講演会を行った。直前に迫った本場所に向け「優勝(争い)の中心にいたい」と自信を見せた。
照ノ富士が朝日大の宮田淳理事長と懇意にしている縁で、相撲部に米を贈るなど交流してきた。講演会は本来、昨年7月の名古屋場所後に予定されていたが、コロナ禍で延期になっていた。
照ノ富士は、けがや病気で大関から序二段まで番付が落ちた当時を回顧。「辞めたいが常にあった」とし、実際に師匠に5回くらい引退を申し出ていたと告白した。師匠から慰留され続け「大関になったからには辞め方もちゃんとしないといけない」と思い直し、「できないならやるしかない」と一念発起してその後の復活劇につなげてきた。
場所へ向けた仕上がり具合を問われ「いずれも準備万端」と答えた横綱。新大関霧島が誕生し、若元春、豊昇龍、大栄翔が大関とりに挑むというこれまでにない盛り上がりを見せるが横綱は「自分が優勝(争い)の中心にいたい」と語り、主役の座を譲らない決意をにじませた。
最終更新:7/4(火) 18:49 中日スポーツ
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