米韓、春の大規模軍事演習打ち切り 「非核化後押し」 2019/3/2

2019-03-03 | 国際/中国/アジア

米韓、春の大規模軍事演習打ち切り 「非核化後押し」  規模縮小した新たな訓練に衣替え
トランプ政権米朝首脳会談朝鮮半島北米 2019/3/3 10:40
【ワシントン=永沢毅】米韓両政府は2日、毎年春に実施している2つの大規模な合同軍事演習の打ち切りを決めたと発表した。今後は規模を縮小した新たな訓練に衣替えする。ベトナムでの米朝首脳会談は非核化の合意に至らなかったものの、北朝鮮に配慮して今後も完全な非核化に向けた外交機運を維持する狙いがある。
 シャナハン米国防長官代行と韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相が2日に電話協議し、2つの演習を終了させることで合意した。打ち切りを決めたのは実際に戦力を動かす野外機動訓練「フォール・イーグル」と、シミュレーション中心の指揮所演習「キー・リゾルブ」で、毎年2~4月ごろに実施している。
 米国防総省によると、両氏は今後は新たな野外機動訓練や指揮所演習を通じ、即応態勢を維持することで合意。韓国メディアによると、フォール・イーグルは名称をなくし、小規模部隊を中心に年間を通じて実施する形式にする。キー・リゾルブは韓国語に名称を変更。4日から7日間実施するとした。
 国防総省は終了の理由について「緊張を緩和し、朝鮮半島の完全な非核化を実現する外交努力を後押しするため」と説明した。
 鄭氏は電話協議で、先の米朝首脳会談で非核化を巡る合意に至らなかったことに遺憾の意を表明した。米朝が今後も精力的に協議を続けることに期待を示した。
 北朝鮮はこれまでも米韓合同軍事演習の中止を求めていた。18年6月の初の米朝首脳会談後、トランプ大統領は対話を続けている間は演習の中止を表明。同年8月の指揮所演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」などを中止した。

 ◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です *強調(=太字)は来栖
――――――――――――――――――――――――
ハノイで行われた米朝首脳会談初日 正恩氏、核完全放棄提案に難色 国連安保理の制裁解除要求-米紙2019/3/2
トランプ大統領「核兵器ある限り、未来ない」=米朝首脳会談は「生産的」 保守派の政治集会で 2019/3/2 
[原発保有国の語られざる本音/多くの国は本音の部分では核兵器を持ちたいと思っているようであり]川島博之 2011.5.10
---------------


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。