神戸連続児童殺傷事件 酒鬼薔薇聖斗「元少年A」が手記 『絶歌』1997年6月28日。僕は、僕ではなくなった。

2015-06-10 | 神戸 連続児童殺傷事件 酒鬼薔薇聖斗

神戸連続児童殺傷事件、元少年が手記出版
 朝日新聞デジタル 2015年6月10日05時00分
 1997年に神戸市須磨区で起きた連続児童殺傷事件の加害男性(32)が、「元少年A」の名で手記「絶歌」(太田出版)を出す。犯行に至った経緯や事件後の生活、現在の心境などをつづっている。早ければ10日から書店に並ぶ。
 太田出版の岡聡社長は「少年犯罪が社会を驚愕(きょうがく)させている中で、彼の心に何があったのか社会は知るべきだと思った」と出版の意図を説明。「本は本人の手紙を添えて遺族に届けたい」と話している。
 当時14歳だった元少年は、97年2~5月に同じ区内に住む児童5人を襲い、小4の女児と小6の男児を殺害、3人に重軽傷を負わせた。事件は社会に大きな衝撃を与え、刑事罰の対象年齢を16歳から14歳に引き下げる少年法改正のきっかけにもなった。
 手記は全294ページ。「精神鑑定でも、医療少年院で受けたカウンセリングでも、ついに誰にも打ち明けることができず、二十年以上ものあいだ心の金庫に仕舞い込んできた」として事件前からの性衝動を明かし、犯行に至るまでの自身の精神状況を振り返っている。
 また後半では2004年に医療少年院を仮退院後、家族と離れて身元を隠し、溶接工や日雇いアルバイトで暮らしていたことを書き記している。現実社会の厳しさに直面しつつ、周囲の人々の支えによって罪と向き合う姿がつづられる。一方で「自分の物語を自分の言葉で書いてみたい衝動に駆られた」などとして、書くことが生きる支えになっていたことも明かしている。巻末では「被害者のご家族の皆様へ」と題し、「どれほど大切なかけがえのない存在を、皆様から奪ってしまったのかを、思い知るようになりました」とつづった。

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2015/6/10 13:29
神戸事件・加害男性が手記出版 連続児童殺傷の元少年
 神戸市で起きた連続児童殺傷事件の加害男性が「元少年A」の名前でつづった手記「絶歌」
 神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件の加害男性(32)が、事件を起こすまでの経緯や現在の心境などを「元少年A」の名前でつづった手記「絶歌」(太田出版)を出版したことが10日、分かった。
 太田出版によると、男性は手記の中で、事件前からの性的な衝動を告白。事件に至るまでの精神状況や、2004年に関東医療少年院を仮退院した後、日雇いアルバイトで生計を立てていたことなどを記している。
 巻末で「被害者のご家族の皆様へ」として「どれほど大切なかけがえのない存在を、皆様から奪ってしまったのかを、思い知るようになりました」とつづっている。

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太田出版
『絶歌』著:元少年A
・価格 1500円+税
・ISBNコード 9784778314507
・発売年月日 2015.6.11
・書籍の説明
 1997年6月28日。僕は、僕ではなくなった。
酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。
 「少年A」――それが、僕の代名詞となった。
  僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。
それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、 不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。 

 ◎上記事の著作権は[太田出版]に帰属します
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◇ 『絶歌』 「元少年A」著 2015年6月28日 初版発行 太田出版 
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