自民有志、憲法9条に「自衛権」明記を提案へ 高村正彦副総裁「自衛隊明記以上のことはできない」2018/1/24

2018-01-24 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

自民有志 憲法9条に 自衛隊ではなく自衛権明記提案へ
 NHK NEWS WEB 2018/1月24日 14時36分憲法
 自民党の有志の国会議員は、党が憲法改正の項目として掲げている「自衛隊の明記」について、文民統制の問題が生じるなどとして自衛隊を明記するのではなく、自衛権の発動を妨げないことを規定するよう党の憲法改正推進本部に提案することを確認しました。
 憲法改正をめぐって、自民党は、去年の衆議院選挙で掲げた4つの改正項目について、論点整理をまとめましたが、焦点の「自衛隊の明記」は、戦力の不保持などを規定する9条2項を維持するかどうかで意見が分かれていることから、両論併記にとどめています。 こうした中、自民党の青山繁晴参議院議員ら有志の国会議員10人が会合を開き、出席者からは「憲法に防衛省の位置づけがないまま、自衛隊だけを明記すれば、シビリアンコントロール・文民統制の問題が生じる」などという指摘が出されました。
 このため、会合では、自衛隊を明記するのではなく、戦争の放棄を定めた9条1項と、戦力の不保持などを定めた2項を維持したうえで、新たに3項を設け、1項と2項が、自衛権の発動を妨げないことを規定すべきだという意見で一致し、今後、党の憲法改正推進本部で、党としての憲法改正案に反映させるよう提案することを確認しました。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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9条に「自衛権」 自民有志が提案へ 
 日本経済新聞 政治 2018/1/24 20:00
 自民党の有志議員は24日の会合で、憲法9条の1項と2項を維持したうえで「自衛権」を明記する改憲案をまとめると決めた。党憲法改正推進本部は9条に「自衛隊」を明記する改正案を検討しているが、防衛省の根拠規定は法律のため「文民統制の観点で好ましくない」としている。月内にも具体的な条文案をつくり、同本部に提出する。
 会合には青山繁晴参院議員長尾敬衆院議員山田宏参院議員ら10人が出席した。改憲本部は自衛隊の明記に関し、戦力不保持を定めた2項を維持する案と削除する案の2案に絞り、3月末までの意見集約をめざしている。
 青山氏は2項削除案について「国会で発議できる可能性はほぼゼロだ」と語り、維持が望ましいとの見方を示した。

 ◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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高村氏 憲法9条2項維持し自衛隊規定条文を追加 3月までに集約
 NHK NEWS WEB 2018/1月24日 17時09分 憲法
 自民党の高村副総裁は、憲法改正で焦点となっている「自衛隊の明記」について、幅広い合意を得るため、戦力の不保持などを定めた9条2項を維持したうえで自衛隊の存在を規定する条文を追加する案で、3月の党大会までに意見集約を図りたいという考えを示しました。
 憲法改正をめぐって、自民党は、去年の衆議院選挙で掲げた4つの改正項目について、論点整理をまとめましたが、焦点の「自衛隊の明記」は、戦力の不保持などを規定する9条2項を維持するかどうかで意見が分かれていることから、両論併記にとどめています。
 こうした中、自民党の高村副総裁は、東京都内で講演し、「できるのなら、2項は削除したほうがいいというのが、党内の大多数の意見であり、私も同様だ。ただ、公明党は絶対に乗ってこないうえ、国民投票で過半数の賛成を得るのは難しく、削除は不可能に近い。自衛隊の明記以上のことはできない」と述べ、9条2項の削除は現実的ではないと指摘しました。
 そのうえで、高村氏は、「自民党の改正案として、衆参両院の憲法審査会に示すため、3月の党大会までに、まとめられればいい」と述べ、9条2項を維持したうえで自衛隊の存在を規定する条文を追加する案で、3月の党大会までに、党内の意見集約を図りたいという考えを示しました。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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