首相、自衛隊明記「私たちの責任」 希望は「反対」明言
日本経済新聞 政治 2018/1/24 20:00
安倍晋三首相は24日の衆院本会議で、憲法への自衛隊明記について「私たちの世代の責任だ」と述べ、憲法改正に意欲を示した。改憲案の国会発議に向け「与党、野党にかかわらず幅広い合意形成を期待する」と語り、国会での議論を促した。希望の党の玉木雄一郎代表は「(首相が提案する)9条改憲案には反対だ」と明言した。
首相は「自衛隊員に、君たちは憲法違反かもしれないが何かあれば命を張ってくれ、というのはあまりにも無責任だ」と持論を展開した。憲法は国の理想の姿を示すものだと指摘。「時代の節目にあって、どのような国造りを進めるかという議論を深める時にきている」と述べた。
2017年5月に戦力不保持などを定めた憲法9条2項を維持して自衛隊を明記する自らの案を提示した。首相は「自衛隊の任務や権限に変更が生じることはない」と説明した。
希望の党の玉木氏は、9条2項を維持して自衛隊を明記する改憲案について「矛盾を固定化、明文化することになる」と指摘。自衛隊の役割が変わらないのなら改正の必要がないとして反対を明言した。代表質問後、記者団に「国民にとって変化のある、意味のある憲法改正に集中すべきだ」と述べた。
立憲民主党の枝野幸男代表は首相の憲法改正への姿勢に反発を強めた。憲法は「主権者が政治権力を制限するルールだ」と語り、憲法を国の理想の姿だとする首相とは「まっとうな議論ができるはずもない」と批判した。憲法改正の中身に関する具体的な質問はしなかった。
◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です
――――――――――――――――
◇ 自民有志、憲法9条に「自衛権」明記を提案へ 高村正彦副総裁「自衛隊明記以上のことはできない」2018/1/24
◇ 【神戸「正論」懇話会】改憲案、臨時国会中の提出明言 安倍晋三首相「自衛隊合憲・違憲議論は終わりにせねば」2017/6/24
...........
私自身も、海上自衛隊の護衛艦に体験乗艦したこともあります。
凛々しい海上自衛隊のかたの姿に感銘するとともに、日本にもこんな素晴らしい『軍艦』があるんだ!。。。と、誇らしい気持ちになったものでした。
そういう経験をしますと、今の『憲法9条』などは、偽善に満ちた卑小なものに思えて来ます。
やはり、憲法改正は、待ったなしで必要だと思います。
それから、『主権者(国民)が政治権力を制限するために憲法がある』という人がいますが、おかしな考えかただと思います。私は、学校で憲法のことは学びましたが、そういう『理論?』は、聞いたことがありません。
憲法(今の憲法でも。。)には、国民と政治権力を対立的に捉えるような思想はありません。
国民と統治者は協力しなければならないというのが憲法の精神ではないでしょうか。
立憲民主党の枝野さんの考えかたは、おかしいですね。
>『主権者(国民)が政治権力を制限するために憲法がある』
話になりませんよね。
安倍ちゃんは、おそらくはご自身の政治生命をかけて改憲をやり遂げる意志だと思います。どうかお体、おだいじになさって、何としてもやり遂げて戴きたいです。数合わせに終始する野党、卑しい、見苦しい姿です。