[甘利明大臣を落とし穴にハメた怪しすぎる情報源の正体とは] 花田紀凱の週刊誌ウォッチング2016.1.31

2016-01-31 | 政治

産経ニュース 2016.1.31 06:00更新
【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈550〉】「甘利明大臣」を落とし穴にハメた「怪しすぎる情報源」の正体とは?
 票をもらうか、謝礼をもらうかの違いこそあれ、与野党問わず、何らかの「口利き」をしたことのない国会議員なんていないだろう。
 某野党なんか、もっぱらそれを仕事にしているではないか。
 むろん、カネをもらってはマズイが「口を利く」方も何らかの見返りを期待しているのは間違いない。
 ついに、甘利明経済再生担当相辞任。
 『週刊文春』(2月4日号)は実名告発第2弾。「甘利大臣事務所の嘘と『告発』の理由」。
 が、何度読んでも、なぜ一色武氏が、告発に踏み切ったかの「理由」はよくわからない。
 〈「甘利氏を『嵌(は)める』ために三年にわたる補償交渉や多額の金銭授受を行うなんて、とても金と労力に見合いません」「口利きを依頼し金を渡すことには、こちらにも大きなリスクがあるのです」(一色氏)〉
 などと雄弁に語るが、肝心の告発の「理由」は、
 〈「URとの交渉はいつまでたっても前に進まない。私にも我慢の限界があります」(同)〉。
 これでは弱い。
 そのあたりを予想どおり『週刊新潮』(2月4日号)が鋭く迫って、「『甘利大臣』を落とし穴にハメた『怪しすぎる情報源』の正体」。
 一色氏は3年前に解散した八王子を拠点とする右翼団体の構成員。
 〈「何時に誰と会ったかも全部メモしているような奴だった。そういう男は右翼には向かない。いつの間にか建設会社(本文では実名)の総務担当になっていたとは。驚いたね」(右翼団体の元会長)〉
 一色氏は他にもNPO法人「国際人権教育推進センター副理事長」の名刺を持っていたが、同センターは〈「会員でもない。名刺は勝手に作ったもの」〉と全否定。建設会社も「なぜ告発したのか理解できません」。
 『新潮』の言うように〈何とも怪しすぎる〉人物だ。
 今週は2誌以外、読むべき記事ナシ(ただし『ニューズウィーク日本版』は除く)。(『WiLL』編集長)
 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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