「政治とカネ、民主党のあの人たちは」産経抄2016/1/30 ・・鳩山由紀夫元首相・前原誠司元外相・・

2016-01-30 | 政治

2016.1.30 05:03更新
【産経抄】政治とカネ、民主党のあの人たちは… 1月30日
 その小さな生き物を、首相官邸の外通路で見かけたのは数日前のことだ。だいだい色と黒の明暗が鮮やかな1匹の蝶(ちょう)が、羽を立てて壁面にひっそりととまっていた。殺風景な真冬の永田町にあって、気持ちがわずかに和んだ。「冬の蝶 日溜(ひだま)り一つ 増やしけり」(小笠原和男)。
 ▼インターネットで検索すると、蝶の名はすぐに判明した。成虫が越冬するアカタテハである。人工物ばかりの土地で、寒風や雨雪に耐え忍びながらやがて来る春を待っているのか。
 ▼甘利明前経済再生担当相の金銭授受疑惑と辞任をめぐり、永田町は大荒れ模様である。民主党など野党は、「これで幕引きとはいかない」と敵失に大はしゃぎだ。疑惑解明は必要だが、国民生活に直結する国家戦略、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)質疑よりも、醜聞追及を優先させるかのような姿勢には萎える。
 ▼振り返ると民主党政権時代も、政治とカネの問題は頻発した。母親から月額1500万円の「子ども手当」をもらいながら「気付かなかった」で済ませたり、在日韓国人から多額の違法献金を受けても「承知していない」とシラを切ったりした元首相らがいた。
 ▼権力闘争が本質である政治の風景は荒涼としていて、時に虚無的ですらある。権謀術数やパフォーマンスが横行し、本当のことは分かりにくい。それでも、国民は自らが一票を投じた政治家や政党に望みを託すしかない。選良たちには肝に銘じてもらいたい。
 ▼ただ、そんな殺伐とした永田町でも、いろんな動植物がたくましく生き抜いている。春には国会周辺でツクシが伸び、夏には官邸でイトトンボも見た。命の営みは、深刻ぶった政治家たちによる一時の喧噪(けんそう)などまるで無関係に続いている。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です 〈*リンクは来栖〉
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「兄貴はしょっちゅう、おっかさんとこ行って、子分に配る金が必要だとお金を貰っていた」 2010-02-12 
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「小沢一郎を消せ」と命じた本当の黒幕は誰か 鳥越俊太郎×長谷川幸洋 週刊ポスト2012.7.13号 
 (抜粋)
長谷川 官僚がそれを絶対に許さないからです。
 これは堺屋太一さんに教えてもらった話ですが、彼は通産官僚として70年の大阪万博を推進した。それが省内から猛烈な反発を受け、省の部屋に閉じ込められたこともあった。なぜか。霞が関にとって、もっとも重要なのは東京一極集中であり、中央集権体制の維持だからです。60年代というのは、そうした官僚の悲願が成就された時代で、その中で「大阪万博」などもっての外だった、と。
 小沢氏は93年の時点で官僚システムを根本的に変えようと主張していた。霞が関にとっては前に立ちはだかった最初の力ある政治家だったのでしょう。小沢氏が「中央集権を壊す可能性がある脅威」と映ったのは間違いない。実は、霞が関には世間にはよく知られていない最高レベルの秘密会合もあるんですよ。
鳥越 それこそ事務次官会議でもあったし、官房長が横の連絡を取り合ったりすることもありますね。
長谷川 それももちろん重要です。が、実は非公式の”最高会議”が別にある。それは財務省と法務・検察の首脳、それに官僚の最高ポストである事務担当の官房副長官が集まる会合です。財務・国税と法務・検察は事務次官をはじめ、さまざまなレベルで日常的に連絡を取り合っていて、人事の交流もある。
鳥越 それが事実だとすれば「この政治家は危ないから排除しよう」「あの政治家のスキャンダルを探しておいてくれ」といった官僚による政治支配の談合になる。
長谷川 その結果かどうかはわかりませんが、私は3年目の政権交代直前から、鳩山政権は駄目だろうと思っていました。
 なぜかというと、鳩山氏は09年2月に「政権を取ったら霞が関の局長級はいったん全員、辞表を書いてもらう」と言っていたのに、政権交代前の6月には辞表の件を撤回した。あれっ、と思ったら、ちょうどその頃、鳩山氏には「故人献金問題(※1)」や母親からの「子ども手当(※2)」などのスキャンダルが表沙汰になった。それで折れてしまったに違いありません。
 小沢氏に対しては同じ頃に西松建設事件が起き、霞が関はこれで脱官僚路線を止められると思ったでしょうが、こちらは不発に終わったわけです。
※1 故人献金問題/09年6月、鳩山由紀夫元首相の資金管理団体・友愛政経懇話会の政治資金収支報告書(05~08年)に、既に亡くなっている人や実際に寄付していない人から個人献金があったかのように虚偽記載されていることが発覚。4年間で計193件、2177万円。
※2 子ども手当/09年11月、鳩山元首相や弟の鳩山邦夫・元総務相が、実母から巨額の資金提供を受けていたことが判明。利息を払っておらず、贈与税逃れを指摘された。後日、鳩山元首相はそのうち12億4500万円を贈与税として申告し、6億円の贈与税を支払った。
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